スマスロ Lゾンビランドサガ 推定設定6 9300G実践データ 設定判別 設定推測 考察
1.実践環境
マイホ非特定日のローテーション系イベント。過去にエウレカ4を打ったホールですが、面白いイベントをしていると友人から聞いたので狙ってきました。
公約的に単品の6狙いができるイベントなので、候補台を色々と絞っていきましたが、抽選は可もなく不可もなくといった番号で、狙い台の中から順番に見ていくと第5候補くらいのゾンビランドサガが空いていたので着席しました。
初打ちの機種でしたが、結果としては設定確定系は出ずも挙動的に気になる点が多く、対抗台も弱かったこともあって終日打ち切りました。確定演出なしでしたが、結局対抗台も途中で見切られてやめられていたり、データも良かったため推定設定6と判断しましたので、詳細を記事にしたいと思います。
2.実践データ詳細
CZ初当たり:1/151.8(28/4253)
徒花ボーナス確率:1/193.3(22/4253)
AT初当たり:1/327(13/4253)
CZ「ウィーアーフランシュシュ」確率:1/283.5(15/4253)
CZ「絶叫ゾンビ屋敷」確率:1/472.5(9/4253)
サガロックチャレンジ確率:1/1063(4/4253)
AT直撃確率:1/2126.5(2/4253)
・徒花ボーナス後SAGA高確選択時の振り分け:8回
地下室:3回(37.5%)
CZウィーアー:2回(25%)
CZ絶叫:2回(25%)
AT:1回(12.5%)
3.設定示唆関係
・AT終了画面:13回
デフォルト:4回
偶数示唆:7回
高設定示唆:2回
・徒花ボーナス中キャラクター:22回
示唆なし:22回
・フランシュシュボーナス終了画面:54回
さくら(設定1):8回(14.8%)
サキ(設定2):15回(27.7%)
愛(設定3):5回(9.2%)
純子(設定4):8回(14.8%)
ゆうぎり(設定5):5回(9.2%)
リリィ(設定6):9回(16.6%)
たえ(高設定示唆):4回(7.4%)
4.設定推測についての考察(通常時編)
まず前提として、ゾンビランドサガは非常に珍しいいわゆるリノタイプと言われるシステムを採用したA+AT機です。ボーナスはリアルボーナスとなり、通常時の仕様や状態もとても複雑です。そのため、どこでどのような抽選をしているのかを完全にではないにしてもある程度は理解しておく必要があります。
この台のすべてと言っても良いSAGA揃い(斜めSAGA揃い)に設定差がありますが、個人的にはこれは無視で良いと思います。
理由としては、SAGA揃い高確から低確に転落するタイミングを見抜くことが難しく、サンプルとしての信頼性が把握できないためです。
ぼく自身はシステムや解析値を考察することは好きですが、リノタイプの転落目や他機種でいうRT状態などを把握することには正直な話ほとんど興味がなく、また設定推測をする上でもそこに着目する利点が薄いため、出目に気を配り低確か高確かを把握しながら斜めSAGA揃いをカウントする必要性はないと考えます。
通常時のAT直撃確率に2倍ほどの設定差があります。今回の実践ではSAGA揃いからの直撃が2回ありましたが、特に内部状態を把握する必要はなく、トータル回転数で考えるだけで充分だと考えます。ただ他機種にあるようなハズレでの抽選のような方式ではなく、「BAR揃いかSAGA揃い時の抽選」というタイプのため、引けなくても他の部分で充分判別可能と思いますので、サブ要素と考えています。
100G消化ごとのCZ高確G数振り分けに設定差がありますが、こちらもサブ要素止まりです。実践の途中まではカウントしていましたが、この数値とにらめっこして押し引きすることはないと考えたので途中でカウントをやめました。
SAGA揃い時のCZ抽選に極大設定差があり、SAGAレベル1、2での通常滞在時の当選は強烈な高設定示唆となります。設定1で1/2000、設定3でも1/500とプレミア級ですが、設定6だと1/66と現実的な数値になります。
また、SAGA揃いレベル1の高確状態での設定差も約3.5倍の設定差があり、こちらも有効です。
SAGA揃いレベルは平行SAGA揃いを連続で引いたり連続演出を挟んだりすると滞在ステージや演出がズレることがあるので、その場合は参考としつつも、おそらくSAGA揃いレベル1か2だなという状況はけっこう見抜けるので、そういう状況からのCZ当選はかなり高設定の期待度が上がります。サンプルもけっこう取れる要素なので、SAGA揃い回数をわざわざカウントする必要はありませんが、メモにチェックをつけておくくらいで良いと思います。
SAGAレベル2での通常滞在時の抽選はレベル1と同じですが、CZ高確滞在時は一気に現実的な数値となります。それでも4倍ほどの差があり、複数回の当選は高設定の可能性が高まります。
注目すべきはCZ絶叫ゾンビ屋敷の出現率です。CZ絶叫はここでの抽選と徒花ボーナス後のSAGA高確選択時の振り分けが高設定ほど優遇されているため、出現確率が上がる仕様となっており、振り分けの関係上低設定ではCZウィーアーが選ばれやすいですが、設定4以上だと比率は1:1となります。CZ全体での当選率も上がっていますが、比率で考えると絶叫がちょこちょこ出て来てくれればさらに高設定の期待が高まりますね。
SAGAレベルは視覚的にわかりやすく表示されており、ほとんど完全リンクしています(連続演出中にSAGA揃いを重ね引きした場合にはズレることがあります)。レベル3での抽選は設定差が小さいため、レベル2以下でのCZ当選が確認できれば強い高設定要素となります。
徒花ボーナス終了後、SAGA高確選択時の移行先に設定差があり、高設定ほどCZ以上の割合が高くなっています。
ここで注意すべきは、台の仕様上、徒花ボーナス終了後の移行抽選は成立役によって左右され、パジャマステージや徒花ボーナス1G連はまったくのサンプル外とする必要があることです。
SAGA高確選択時は液晶上のルーレットで地下室以上が選ばれ、リールでは主に平行SAGA揃いとなっています(徒花ボーナス1G連は設定差のないフラグなのでサンプル外)。つまりは地下室に移行した割合と、CZ、ATに当選した割合とで比較することのみが設定判別で有用となります。
CZ以上が選ばれる割合は通常滞在時で25%~39.1%と1.56倍、高確滞在時は59%~73.4%で1.24倍と差は小さくなりますが、内部状態を完全に把握することは難しいため、トータルでの把握で問題ないと思います。超高確滞在中のボーナスはAT確定のためそこだけ注意です。
また、今回の実践では1度だけ平行SAGA揃いからパジャマステージに移行したケースがあり、その後数G回したあとにATに当選したことから、それはATの振り分けを取っていた場合に前兆を挟むパターンがあることを示しています。ルーレット演出が発生したときに出目を確認していれば把握は容易なため、見逃さないようにさえしていれば大丈夫です。
この辺りがゾンビランドサガという台の特殊でややこしい点ですね。ある程度の解析が頭に入っていないと、そもそもの判別が進まなくなるという…。
上記抽選により、CZ確率に設定差があり、弱CZであるウィーアーフランシュシュの出現率は1.23倍の設定差があります。
中CZである絶叫ゾンビ屋敷にも設定差があり、1.47倍の差があります。この2つのCZ確率を比較していくことが通常時の設定判別のメインとなってきます。
中CZ絶叫には成功期待度に差がありませんが、弱CZウィーアーには成功抽選に設定差があり、突入時の成功抽選に1.6倍の差があります。消化中の抽選には設定差がなく、消化中の書き換えもSAGA揃い以外では基本的にしていないため、SAGA揃いを引かずに突破した場合は突入時抽選に通っていたと考えるのが妥当です。
ただし、SAGA揃いを引いた当該Gでボタン煽りに失敗してもSAGA揃いで書き換えていた可能性や、SAGA揃い時のボタンから成功しても突入時抽選に通っていた可能性は否定できず(この辺りの演出の加減がまったく不明なため)、あくまですべて推測となる点はご注意ください。
また、一部で突入時タイトルが赤タイトルになるケースがあり、その場合は突入時抽選に通っていた可能性が高いと考えます(当該GでSAGA揃いで書き換えた場合を除けば)。今回の実践では46%で成功(7/15)と設定6(36.1%)を大幅に上回る数値となりました。
逆に設定差がない絶叫(50%)は22.2%(2/9)となりました。あれ無理だよw
5.設定推測についての考察(AT編)
AT中はおそらく設定差がありません。
6.設定推測についての考察(設定示唆、確定演出系)
AT終了画面に設定示唆がありますが、現状出現確率は不明となっています。また、今作は大都おなじみの7000Gチャレンジでの高設定確定出現率アップはなさそうです。AT自体の確率がやや重めの台でもあるので、終了画面での判別はあまりオススメしません。設定差のほとんどが通常時にある台ですので、挙動での判別が最重要です。
通常時の徒花ボーナス中のキャラ紹介シナリオに設定示唆があります。ボーナス何回目かで出現率が変わり、1回目は設定2~6で6~7%、2~5回目は2.5~6.2%、6~10回目は3~8.2%、11回目以降は3.2~10%で設定確定シナリオが出現します。通常時を回すG数にもよりますが、けっこう出そうな確率帯ですね。
また、AT中のボーナス終了画面でのボタンプッシュで出てくるキャラに設定示唆がありますが、これも現状どの程度の割合で出てくるのか不明なため、参考程度となってきます。高設定示唆のたえだけ期待度アップ要素かな?
・フランシュシュボーナス終了画面:54回
さくら(設定1):8回(14.8%)
サキ(設定2):15回(27.7%)
愛(設定3):5回(9.2%)
純子(設定4):8回(14.8%)
ゆうぎり(設定5):5回(9.2%)
リリィ(設定6):9回(16.6%)
たえ(高設定示唆):4回(7.4%)
今回の実践では上記のようになりましたが、個人的な予想としては、
さくら(設定1)→奇数示唆弱
サキ(設定2)→偶数示唆弱
愛(設定3)→奇数示唆中
純子(設定4)→偶数示唆中
ゆうぎり(設定5)→奇数示唆強+高設定示唆弱
リリィ(設定6)→偶数示唆強+高設定示唆弱
たえ(高設定示唆)→高設定示唆強
こんな感じかなと思います。今回の実践では明らかに偶数設定系が良く出ていたので、あながち間違ってもないかなと思います。高設定示唆のたえが番ゼロのパンダ谷くらいの信頼度があれば判別の重要要素となってきますが、はたしてどうでしょうか。
7.初当たりデータ詳細
➀63G ボナ→地下室→CZウィーアー×
35G CZ絶叫×
109G CZ絶叫×
451G ボナ→CZウィーアー〇(突入時抽選?)→AT→4連512枚(偶数示唆)
②30G CZウィーアー×
60G ボナ→地下室→CZウィーアー〇(突入時抽選)→AT→単発119枚(偶数示唆)
③18G ボナ→パジャマ
107G CZウィーアー×
329G CZウィーアー×
777G 天井到達(無限超高確)
885G CZサガロック×
889G CZサガロック〇→ボナ→AT(超高確中ボナ)→10連821枚
④205G CZ絶叫×
299G CZウィーアー〇(SAGA揃い書き換え?)→AT→単発枚数不明(少なすぎて表示なし、高設定示唆)
⑤38G ボナ→パジャマ
128G ボナ→パジャマ
312G CZウィーアー×
343G CZウィーアー〇(SAGA揃い書き換え?)→AT→7連645枚(偶数示唆)
⑥157G CZウィーアー〇(SAGA揃い書き換え?)→AT→7連577枚
⑦146G ボナ→パジャマ
20G ボナ→パジャマ
81G CZ絶叫×
113G CZ絶叫×
130G ボナ→パジャマ
40G ボナ→CZ絶叫×
48G CZウィーアー×
318G ボナ→1G連ボナ→パジャマ
6G CZサガロック×
122G ボナ→パジャマ
15G CZ絶叫〇→AT(開始時青文字)→6連542枚(偶数示唆)
⑧25G AT直撃→3連引き継ぎ721枚(偶数示唆)
⑨29G CZ絶叫〇→AT→3連引き継ぎ1292枚(偶数示唆)
⑩125G CZウィーアー〇(赤タイトル、突入時?)→AT→5連590枚(高設定示唆)
⑪38G CZウィーアー×
111G ボナ→地下室→CZウィーアー×
87G ボナ→CZ絶叫×
110G CZサガロック×
127G ボナ→パジャマ
22G ボナ→パジャマ
79G ボナ→1G連ボナ→パジャマ
51G ボナ→パジャマ
293G ボナ→AT→7連617枚(偶数示唆)
⑫11G ボナ→パジャマ
26G AT直撃→6連引き継ぎ1173枚
⑬10G ボナ→CZウィーアー〇(SAGA揃い書き換え?)→AT→7連引き継ぎ2241枚
0Gやめ
8.打感、雑感
リノタイプを採用した意欲的な機種ではありましたが、正直その素材を上手く料理できたとは思えませんでした。
たしかに難しいシステムを使っていますが、演出や出目的に完成度が高いかと言われると難しく、あえてリノシステムを採用することでの良さを出すまでには至らなかったと感じています。ぼくもめちゃくちゃ好きだった剛衛門との類似性は感じましたし、何か新しい試みをしようという開発の気合のようなものは伝わってきたので、スマスロになってからここまで不振を極めている大都の新台としてはがんばっているなと感じました。
しかし徒花ボーナスの払い出しがだいたい50枚程度しかないことや、SAGA揃いを短期間に集中的に引く以外のゲーム性が欠如している点は達成感を損ない作業感を高める結果となっています。また、そのゲーム性、システムを採用しておきながら不必要な煽り演出が多く、「SAGA揃いに期待して演出を待つのに、演出の発生時の大半はSAGA揃いが成立していない」という最近のスロット全般が抱える問題が顕著に出ています。特にAT中は当選の起点役としてはSAGA揃い以外完全無抽選なのにSUやレア役対応っぽい演出でSAGA揃い以外が成立することが頻発します。6号機以降の大都は演出面で冴えないことが多いですね…。
総じて、システム、ゲーム性、演出のミスマッチが各所で起きており、意欲的な機種ではありましたが、完成度を高めるまでは至らなかったと個人的には思います。
ただ一方で、AT中の面白さはけっこう評価できるなと思いましたし、原作版権の良さもそれなりに出せており、ボーナス中の楽曲からシームレスにATへと音がつながる感じなどは良く出来ていると感じました。低期待度の連続演出に発展した際の絶望感や、書き換えの無理ゲー感(SAGA揃いの6.3%で書き換え)はありますが、SAGA揃いとリプレイで色の昇格を行い期待度を上げていくシステムはカバネリのATを採用しながらも差別化も図れていて可能性を感じました。
少なくともスマスロ鏡やSAOよりかはよほど可能性を感じる台ではありましたし、AT自体は思い返してみてもそこそこ楽しかったなと思えたので、次に打つ機会があることを楽しみにしたい機種だなとは思います。
今回の実践に関して言えば、設定6らしい安定感はありつつも、CZ間でのハマりやCZを通せずAT間でのハマりがありながら、序盤からCZの出現率は非常に良く、最大投資は1000枚ほどで済んでいました。ただATはほとんど伸ばせず、1、3セット目の徒花クラッシュ以上確定の場面で特化ゾーンであるZ-RUSHが引けず、引けたとしても平均上乗せを下回るばかりで伸ばす機会を得られませんでした。
いちばん最後のATでようやくZ-RUSHで560枚上乗せから伸ばすことができ、差枚2000枚を少し超えたところでAT終了。有利区間は結局終日一度も切ることができず、最後のATが伸びていたとしても終了時点で閉店20分前でしたので、もっと早い段階でチャンスをものにできていればなという感じでした。
終日稼働でありながら差枚は2100枚ほどでしたが、鳥放題ボーナスや絶頂サガといった上位特化を引けていないので仕方なかったなとは思います。個人的には通常時をあまり面白いとは思っていないですが、スペック的にはマイルド系でコイン単価2.8円と安定型であり、少台数設置だからか中古価格も下げ止まっているので、細く長く稼働してくれればまた打つ機会もあると思うので、今度は上位特化や上位ATをやってみたいですね。
9.判別要素のまとめ
・重要度高
・CZ確率(トータル確率と絶叫の出現率、比率)
・SAGAレベル1、2でのCZ当選
・徒花ボーナス後のCZ、AT直行抽選(地下室とCZ以上の比率。AT直行は設定差特大)
・CZウィーアーの成功率(特に突入時成功が疑われるケース)
・重要度中
・AT直撃確率(特にSAGA揃い契機の当選は設定差大)
・重要度低
・示唆系全般(現状振り分け、確率不明なものが多いため参考程度。ただサンプルが集まりやすいAT中ボーナス後のキャラが示唆系では最も有用になりそう?)
・徒花ボーナス確率
・CZ高確G数振り分け