【大震災の前の短い「前震」と長い「前震】
大地震の前にある「前震」についてのデータ分析が大事だと思っています。
私の観察では、前震には、2種類あり、本震までの時間が短い「短い前震」と本震までの時間が長い「長い前震」があります。
私は、地震の専門家には、もっと本震までの時間が長い方の「長い前震」のパターンデータを分析しその結果を解説してもらいたいと希望しています。長い前震のパターンデータがあれば、地震予知は、不可能だとしても、自分なりに対応策を準備することが可能になると思うのです。
#
今私がちょっとだけ情報を見て分かったことを、説明します。
#
前震のうち、本震までの時間が長い「長い前震」について、認識を深めることが必要だと思いますので、専門家には「連続する地震」のパターンデータを提供してもらいたいと思います。現在発生している関東に連続して発生している地震のまとまったデータが欲しいです。時系列と震源地データです。
#
「前震」とは、特定の時間と地域でバラツキと群れをなして発生する一連の地震活動において、発生した地震の最も大きな揺れを「本震」とした際に本震に先だって起こっていた地震のことであるとWikipediaが書いています。しかし、定義は明確で無く現在の科学技術では活動の最中に前震か本震かは判断できず、解析後に判明するという事情から、我々は、頻発する地震を「前震」として警戒することを怠っているように見えるのです。
#
2011年のM9.0の東北地方太平洋沖地震、3.11の「本震」の前にあった本震につながる「長い前震」を独断と偏見でまとめると、
① 2011年本震発生の「2日前」の3月9日からM7.3(震度5弱)を皮切りにして地震が多数観測されましたが、これらは「前震」だと気象庁が確定したのですが、これは「短い前震」でした。「短い前震」に関しては、我々の警戒感が増すのは理解できるのですが、問題は、「長い前震」をどう認識するかだと思います。
3.11につながった長い「前震」に以下があったことを覚えているでしょうか?
① 2003年7月26日の宮城県北部地震(M6.4)
② 2008年5月8日の茨城県沖地震(M6.4)
③ 2010年3月13日の福島沖地震(M5.5)
2003年、2008年、2010年と来て、3.11が発生しました。
さらに2011年2月には、NZでも地震が起きています。私は警戒感を上げていましたが、だからと言って何か準備をしていたかというと、答えは「無し」でした。2009年に札幌に引っ越しし、3.11は、大通りの高層マンションで体験しました。
#
地震の前兆に関しては、予測不可能という事だから、すべては自分の触覚で地震リスクを意識することしかできないのは、その通りです。少なくても現在連続して発生している関東の地震のまとまったデータが欲しいです。