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熱 - ブルーロック展に行った🔥

ちょっと前の感想ですが、、、。
作品の熱に当てられて、アツい感想メモが残っていたので形にしようと思います。
めちゃ長

ブルーロック展

2023.4〜日本各地で行われている、講談社のサッカー漫画「ブルーロック」の原画展。
オタクの愛を感じ、作者の気迫に圧倒され、心を動かされた、とっても素敵な原画展体験でした。

ブルーロック:「世界一のエゴイストでなければ世界一のストライカーになれない」をテーマに、300人の高校生FWからたった1人の日本代表ストライカーを決める、極限のサッカー物語。

まず、原画展というものに初めて訪れたのですが、入るなり「こんな感じなのか!!!」と雰囲気を痛感しました。痛バ組んでる人がいっぱい😮😲玲王と凪のオタクが多い

(注:オタクオタク言ってますが私もオタクですしオタクが好きです、family)

出口に来場者が書ける大きなメッセージボードがあって、「○○しか勝たん!」とか「○○くん大好き!応援してます!!」みたいなメッセージがたっっくさん書かれていて、大きな愛を感じました。プラスのエネルギーが詰まったボードで、これは関係者嬉しいだろうな………と。(なぜか作り手の気持ち)


感想

まず、入った瞬間から「ブルーロックへようこそ」のような導入動画を見ることになり、テーマパークのようでワクワクしました。USJのスペースファンタジーみたい。

で、各キャラの出てくる原画がたくさん飾られているのですが、漫画の原画初めて見ました〜〜〜〜

インクってすごい、画材ってすごい、本当に絵が上手い。興奮しました。
紙の上に、いつも読んでる漫画がそのままあって、「無加工でこんなにすごいんだなあ」と改めて圧倒されました。
漫画、無加工だった。(え)

細い線、太い線、筆みたいな線。当たり前ですが集中線や陰のような細かい線も全て手書きで、途方もない工夫と努力と熱量を感じました。

ノ村さんが積み上げてきた経験と、技術と、途方もない時間を感じて、
「この途方もない努力に私は誠実でいなくては」と、畏怖の念を抱きました。
原画から熱量を、人を従える力を感じた。

構図・スピード感・体の描き方・コマの使い方・画材のチョイス、あまりにもセンスの世界。
どうやって勉強し、どれだけの数、絵を描いたのでしょう。
この作品から感じる、狂気的な圧迫感を生んでいたのは「線」でした。

(こんなに力量のある人が漫画を描いて、こんなに脚本が面白かったら、そりゃ人気が出るよ。当たり前だよ。)

ベッドルームも再現されていて、マットレスがめっちゃ薄くて寝づらそうだなと思いました(謎感想)。良いベッドにしてやってくれ。
「香りもお楽しみください」って書いてあったのでめっちゃ嗅ぎました。運動部の柔軟剤の匂いがした。

ブルーロックの物語が大好きなのですが、ときどき売り出し方に謎の悲しさを抱く時があって(アイドル……?)。でも原画を見て、あまりの熱量に黙らされました。
私はまっすぐこの熱量に向き合いたい。この熱量に尊敬を抱く自分でいたい。決して軽んじず、裏切らない自分でいたい。

入り口に飾られた作者コメントで、ノ村さんが「原画展をやりたいがためにアナログに拘ってきた」なんて仰っていたのですが、原画にこれだけの熱があるのなら、熱量は人に伝わる。強いファンを生み出せる、と感じました。原画展っていいな。

見ていたらやっぱり自分の中にある「熱」が湧き立てられる気がして、「夢を追いたい」「妥協したくない」なんて思っちゃいました。物語の力ってすごいですね。

「勝負の世界に敗北はつきものだ。一流選手だって全て勝利することはできない。大切なのは敗北を受け入れ、足りないものを考え、糧にすることだ。」
というアナウンス、とても好きです。確かに各キャラ敗北を味わっていて、そこから這い上がれたりチャンスすら与えられなかったりするのですが、それでも自分を覚醒させるチャンス。

そう、私が見たいのは、
出来事を経て人が何を思い、自分をどう変えていくかのドラマなんだ、、と再認識しました。


まとめ

心を動かす漫画、大好きだ。熱を呼び起こす漫画、畏怖を感じる。そんなものを作り出せるのは、やはり真っ直ぐ自分の力を磨いた人だと思いました。
狂気的なまでの圧。熱量。私は大好きです。

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