100人の自分
自分の中に、100人の自分がいたとする。
「今の自分や現状に満足してる?」
問い掛けてみると、私の場合、99人がこうだ。
「当たり前じゃん!むしろ私にしちゃ上出来だよ、イエーイ!」 とみんなでハイタッチ。
だけど、残りの1人がこう言う。
「でもさ、本当は、やっぱりもうちょっと……」 と。
なんのなんの、たった1人。
でもたった1人だからこそ、それを潰そうと99人がやっきになる。
「うるせー、黙れよ、シラケるだろ」
黙らせることができる理由や理屈はいくつも持ってる。
99個あるかもしれない。
でもやっきになればなるほど、なぜかその1人の存在が大きくなる。
そして1人が言う、
「お前らだって、本当はそう思ってんだろ?」
99人の心がざわつきだす。
そうかも知れない、でも認めるわけにはいかない。
だって、じゃないと、今の自分は一体…
そして99人は誓うのだった。
「意地でもそれを認めない」 と。
ってなこと、
みんなは思ったりしないのかな〜?
でも、その1人がいるおかげで、人に優しくできたりするんだよね〜、きっと。