ミニカー紹介Part2 [トミカプレミアム 三菱 ランサーエボリューション Ⅵ GSR]
第2回目は、トミカプレミアムより
「三菱 ランサーエボリューション Ⅵ GSR」。
始めに書いておきますが、こちらのランエボⅥ、
確か9月までには廃版になる予定の商品だったと思うので
手に入れられていない方は是非お近くのおもちゃ屋さんへ。
近所のジョーシン店舗だと軒並み空車状態でしたので、
エディオンやドン・キホーテならまだ売っているかもしれません。
それでは紹介してまいりましょう。
今回のランエボⅥ、ギミックは唯一サスペンションのみ。
――――――だがそれがいい。
無理に左右開閉ドアを付けて雰囲気を壊すよりかは良い選択と思います。
かといって、これはギミック付けてもいいでしょと思う定番トミカに限って
最近のものだとあまり開閉ギミック付いてないですが……。
昔のように、ステップワゴンやヴォクシー、セレナの後方ドアが開くようになると良いな~と思ったり。
……気を取り直しまして(笑)
サスペンションの方、他の車種の物と比べてかなり弱く反発する感じです。
同じトミカプレミアムでもR32やフェラーリなんかと比べると分かります。
これはエボXのサスも同じくらいで、
また同じラリー系としてはインプレッサシリーズのサスも
同じくらいの反発力です(ただしスバル インプレッサ WRXは高反発)
暗くて見づらいですが、三菱のエンブレムにいかつい意匠の顔面。
グリル表現がとても精密で、これぞランエボって感じです(笑)。
ライト周りも丁寧に設計されているのか、ボス跡が分かりづらくなっていることがわかります。
今回は勇気が出ずバラしていないですが、もしかするとHWにあるような一枚板で挟む仕組みなのでしょうか。
正面から見ても横から見てもわかる通り、
ごついようでスリム、だけれど引き締まったボディというのが
見事に再現されていると思います。
エンブレムに引き続き、後方部のⅥマークも綺麗に印刷が施されています。
特徴的なリアウィングも再現されており、
壊れないようにする為かここだけくにゃくにゃと材質が違います。
小さなお子様でも安心ですね。
(……今時ランエボのトミカで遊ぶ子供はいるのだろうか?)
と、ここまでがトミカ自体の紹介でした。
ここからは、ランエボⅥにまつわるお話を少し。
ランサーエボリューションと言えばWRC、
そしてランエボⅥと言えばトミ・マキネン。
三菱が生んだ4WDシステム+トミ・マキネンといったこの最強タッグは、後にランエボをラリーの王者にまで押し上げ、全盛期を築くことになります。
トミマキエディションが登場するなど印象深いこのタッグですが、詳しい戦歴はwikiに書いてあるのでそちらを参照していただくとして、ここではランエボⅥの軽い説明をしていこうと思います。
Vで3ナンバーサイズに変更され、それを受け継いだランエボⅥ。
エンジンは最早伝統とすら言える4G63型:2.0 L 直4ターボ、
出力すれば自主規制のボーダーラインである280馬力を叩き出します。
独特なフォグランプ、
左下に移されたナンバー、
目の端がオレンジではなく透明である、
などといった部分で他のランエボと見分けることが出来るでしょう。
グループAというトップカテゴリで、既にドライバーズ・タイトルやマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得し始めていた三菱とスバル。そんな彼らに滅多打ちにされていた欧州勢がなかなか勝てないという状況を受け、1997年にWRCは「ワールドラリーカー(WRカー)」なるカテゴリを新たに作ります。
簡単に言えば、ターボを付けても良し、駆動方式が4WDでも良し、ホモロゲも2500台からで、サスの変更はおろか空力パーツもOK。グループAで勝ち星を挙げられなかったメーカーへの救済措置として作られたカテゴリです。
当初はグループAを超えない程度に抑えるつもりだったらしいですが……まぁこんな規定だと当然はちゃめちゃな魔改造を受けた怪物達が生まれますよね。
新たなカテゴリが生まれたからには対応しなくちゃいけない、ということで、スバルは新たなカテゴリに準じた作りを、それに対し三菱は今まで通りのグループAを想定したランエボ作りを続ける戦略を取ります。
そんな中生まれたのが、今回のランエボⅥというわけですね。
頭文字Dでランエボと言えば、いろは坂をホームコースとする「エンペラー」のいろは坂のモンキーこと岩城清次と須藤京一が有名ですが、実際にランエボⅥが出てくるのは物語後半の土坂にて。
各所の峠の制覇を続けるプロジェクトDチーム。群馬と埼玉の境目にある峠「土坂」でぶつかったのは、名称不明のランエボチームと、そこのリーダーらしき男二人。それぞれランエボⅤの「会川」とランエボⅥの「一条」です。
ご存じの通り、バトルで脅すわ油は撒くわで散々プロジェクトDを馬鹿にした彼らのおかげで、頭文字Dのランエボ乗りは皆ヤバい奴が多いというイメージを多くの読者に植え付けることになります。
一応言うと岩城清次と須藤京一は登場序盤こそアレかもしれませんが、後にフェアな戦いを求めたりアドバイスを送ったり結構いいヤツらであることが伺えます。
湾岸MIDNIGHTでエボと言えば神谷エイジが有名。しかし彼が乗っているのはエボⅤなので、今回の題材であるエボⅥ乗りはいなかったと思います……(うろ覚え)。
海外でもランエボはやっぱり人気ということもあり、BNR32と同様値上がりが激しい車種でもあります。
GT-Rよか安いとは言え、今のうちに買っておいた方がお得かもしれません。特に最新のエボXとかね……(やっぱりエボも中間世代が一番高い気がします)。
いかがだったでしょうか。
久しぶりの更新となってしまい、感覚もぼちぼちなところではありますが、今後も更新を続けていく予定ですのでどうぞよろしくお願いします。
それでは、また別の記事で。