離婚してもいいですか
野原広子さんの漫画読むとほんと離婚したくなりますね。(悪い意味ではない)
夫という他者との日常や関係性から起こる違和感をよく捉えて表現してるなと思う。
セリフや書き込みはごく控えめなのに読んでてどんどん苦しくなって、「早く離婚しちゃいなよ!」って主人公の背中を押したくなる。
子どもと3人の生活が今と比べてどれだけ笑顔になれるか。
だけど踏み切れない。子どものこと、仕事のこと。お金のこと。
勢いや自分の意思だけで決めてしまうとマズいことになるのが分かる。
私も「もしお父さんとお母さんが離婚するなら、離婚するって決めた方じゃない方について行く」って娘に言われて、
それが重い重いストッパーになって離婚の扉が開かない。
でもこれから何十年も会話をしないモラハラ父ちゃんと暮らせと言うのですか。
モラハラっていうかもう一種のDVだと思ってるんだよお母さん。
お母さんのこと大切にしない人と一緒に暮らすことをやめたい。それだけなんだよ。あなた達に、あなた達のいちばん大切な人が傷つけられてるのを見せたくないんだよ。
大人になったら分かってくれるかな。
だから作者の野原さんが実生活で離婚されたと聞いてほっとした。周りで離婚した人がいると聞くと良かったねって思うし、新しい伴侶と暮らしていると聞くと羨ましいなとも思う。
私にもいつかそんな日が来るのかな。
「離婚してもいいですか」
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