何か始めたいけどやる気が出ない人は、みんな韓国語勉強してください。
なぜか、大人になればなるほど、学生時には皆無だった勉強したい欲が沸いて、新しいことを学んでみたいと思う気持ちが年々強くなっていきます。
やっぱり人間いつまでも学んでいたい生き物なんですね。
でも、なんかメンドクサイ。仕事忙しいし、時間ないし、お金かけたくないし。みたいな。せっかく人生で初めて芽生えた勉強したいという意欲をかき消す邪念たち。
きっとそんな人が多いと思いますが(願望も込めて)、そんな人にもってこいなのが韓国語学習です!韓国語は日本人が一番簡単に習得できる言語だと思っていて、何か始めたいけどやる気でないとか、自分には才能ないとかそういうことを思ってる人は是非一度、韓国語に触れてみて頂きたい!
私はもちろん韓国人ではないし、韓国留学の経験もありませんが、
独学でドラマやバラエティは大体理解できるようになりました。
これは私が努力家だったとか語学の才能があったというわけではなく、韓国語が日本人にとって学びやすい言語だからという一点に限ります。
(アメリカに半年留学していてそれなりに努力していましたが、英語は全然話せるようになりませんでした)
母語以外にわかる言語があるというのは、自分の中で大きな自信を生み出します。誰かに「私韓国語わかるんだよ~~」とかそんな風に自慢しなくても、なにか一つをやり遂げた感のある自分は、前とは少し違う気がします。
あんまりこういう自分の中に何かが生まれるとかそういう、スピリチュアル的な発想とか、啓発する感じは好きではないのですがたまにはそういうのも大事なのかなと思ったり。大人だし。
まあ、「自分磨き!」とか「資格取得!」とかそんな気張ったことじゃなくても、違う国の言葉がわかるってことはその国の人と話せるということで単純にすごく嬉しいことだし、韓ドラを字幕なしで見られて、好きな俳優さんの言葉のニュアンスが感じ取れたら嬉しいじゃないですか。
なので今回は韓国語がいかに日本人にとって学びやすい言語なのか、韓国語学習へのハードルを下げる、「韓国語のすすめ」的なことを書いてみようと思います。
1日本語と文法が同じ
韓国語は日本語と文法が全く同じです。文法が同じというのは語順が同じということになるので、単語さえ覚えてしまえば、その単語を日本語と同じ順番で言えば伝わってしまうのです。
※以下パソコンで書いているので携帯で見るとズレるかもしれません、すみません。
例えば「私は韓国語を3年間勉強しています」というのを英語に訳すと
「I have been studying Korean for three years.」です。
この単語を語順のまま訳すと「私は勉強しています韓国語を3年間」となります。言うまでもいですが英語と日本語の語順がまったく異なることがわかります。
では、韓国語はどうでしょう。
「私は 韓国語 を 3年間 勉強して います」
「저는 한국어 를 3년간 공부하고 있습니다」
日本語の下の韓国語は日本語の直訳になっていて一切語順を変えずに、
単語を並べただけで、韓国語として成立し、伝わります。
言語学習での最難関ポイントの「文法の壁」が韓国語にはほとんどないといっても過言ではありません。韓国語学習において、日本人はかなりリードした状態から始められて、もはや生まれながらにシード権を獲得しているといえるでしょう。
2ハングル思ったより難しくない!!
何も知らない状態で見ると呪文のように思えるハングルですが、
仕組みは思ったより簡単で、世界一簡単だとか優秀だとか言われている文字で、見た目よりもかなりハードルが低いです。
簡単に仕組みを説明すると
「감사함니다」(カムサムニダ=ありがとう)の初めの文字の감(カム)はそれぞれ「ㄱ」「 ㅏ」「 ㅁ」の3つのパーツに分けられ、
「ㄱ」=k、「 ㅏ」=a、「 ㅁ」=m という発音になるので3つの音をあわせて감=kamとなります。
2つめの文字사(サ)は「ㅅ」と「 ㅏ」にわけられて
「ㅅ」=s、「 ㅏ」=a となり二つの音で사=saとなります。
このように母音と子音をが組み合わさって初めて一文字として成立します。難しく感じるかもしれませんがこの「ㄱ」や「ㅅ」のような部品は24しかなくその24文字の音をを覚えてしまえば、あとはそれを組み合わせるだけで簡単に書いたり読んだりすることができます。
まあ私の説明なんてどうでもよくてとにかくこの本を読んでください!
私はこの本を読んでハングルを覚えたのですが、本当に1時間でかなり読めるようになります。「1時間で読める」はさすがにちょっと盛ってるとしても3時間くらいあれば十分です。
ハングルが読めるようになると、日本にいても韓国語表記のものが思ったより多いことに気が付きます。
食品のパッケージとか、駅の標識とか、税金の納付書とかトイレの案内とか
今まで何となくスルーしていたものに目が留まり、字を覚えたての子供みたいにそこら辺の韓国語を全て読まないと気が済まなくなってしまうのです。
街をあるいているだけで、食事をしているだけで、韓国語がたくさん目に入る環境というのも、上達を早める一つなのかもしれません。
3日本語と似ている言葉が多い
これも有名な話ですが、韓国語と日本語には発音の似ている単語がたくさんあります。
これはほんの一部で他にもたくさん発音の似ている単語がたくさんあります。上であげたものだけで文章にしてみても「家族写真無理」=「カジョクサジンムリ」みたいな感じで、なんとなくそれっぽく言えば日本語でも通じてしまいます。
どちらの言語も中国で生まれた漢字の音読みの発音からきているから、似ている言葉がたくさんあるんですね。
「会社」は韓国語で회사フェサ(会=フェ 社=サ)と言いますが、
「社会」はどうなるのでしょう。
会=회 社=사ということは社会はその反対なので、、
そう사회サフェ(社=サ 会=フェ)になるのです!
会社⇔社会(しゃかい⇔かいしゃ)
회사⇔사회(フェサ⇔サフェ)
もう覚えてしまった「社会」と「会社」ですが、この二つだけではなく、
社のつく熟語はだいたいサ~となるし、会のつく熟語はだいたいフェ~となります。「社員」=サウォン 「会議」=フェイのように。
ということは「社員」の(員=ウォン)と「会」の(フェ)をつなげれば
「会員」=フェウォン!!!!!
最高!やっぱり韓国語最高!ありがたい!!!
そして日本語で使われている「私が~」の「が」も韓国語では同じ発音で同じ役目を果たしています。どういうことかというと、
「私 が トゥワイスです」は
「チェ ガ トゥワイス イムニダ」と訳され、
↓ ↓ ↓ ↓
「 私 が トゥワイス です。」
同じ位置に「が」があって、同じ役割を果たしていることがわかります。この場合だと私という意味の「チェ」と、ですという意味の「イムニダ」を覚えてしまえば簡単に文章を作ることができるのです。
・リンゴが好きです→サグァ(りんご) ガ チョアヨ(好きです)
・ドラマが面白いです→ドラマ ガ チェミッソヨ(面白いです)
このように、韓国語は、ある程度までの上達がめちゃくちゃ早いのです。
全く読めなかった文字が読めるようになって、日常で使う単語を少し覚えれば、なんとなく何を言ってるかわかるよになる。
習得のスピードが驚くほど速く、学んだ実感がとても湧きやすいのです。
私は新しいことを始めるのが好きなくせに、努力が嫌いなので、一生懸命やったのに無駄だったというパターンが一番嫌いなのですが、韓国語はそういう裏切りがありません。
実際に韓国の人とベラベラ話せるようになるとか、BTSの歌詞を全て聞き取れるようになるとかTOPIKで6級とるとか、そういうのは別の話ですが、できている実感があればそこまで行く勉強もそれほど苦にはなりません。
この年になって、大人になって、できることが増えるって何て言うか本当に嬉しいんですよね。買い物や美味しいご飯でも埋められないものを埋めてくれる感じ。
そんなことを書きつつ、私の説明が長すぎて逆にやる気が失せてしまった方はごめんなさいですね。
とにかく、推しの書く歌詞を理解したい人、韓国ドラマで字幕を見ずに言葉でキュンキュンしたい人、とりあえず何か始めてみたい人是非韓国語はじめてみてくださいー!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?