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愛情を込めて大切に育てたイチゴをいよいよお客様のもとへ。イチゴ狩りもスタート!

私たちのグループの一つであるセブンハンドレッドファームは、栃木県さくら市でイチゴやコメといった農産物の生産を行っています。

さくら市の特産品を生み出そうと2022年から「とちあいか」に挑戦。2024年2月から「とちあいか」を自社の商品として「さくらベリー」という名称で販売を開始しました。

年々、生産拡大に取り組んできた「さくらベリー」。今年も11月から収穫作業が始まり、2025年1月からはふるさと納税の返礼品としても注文を受け付けている他、いよいよお客様をお迎えしてのイチゴ狩りがスタートしました!今回はそんな収穫やイチゴ狩りの様子をお伝えします。

「さくらベリー」についてや栽培過程の取り組みついては、こちらでも紹介しています。

喜連川の恵みを生かした冬の温度管理

イチゴの生育には土の中の温度を温かい状態に保つことが大切です。夜の間は、「ウォーターカーテン」という仕組みでイチゴを冬の寒さから守っています。この仕組みは、年間を通して10〜15度に一定の温度に保たれた地下水をハウスの上部から散水し、ハウス内のカーテンを伝って下へ流れ落ちるというもので、室内の温度を維持することができます。

上部から地下水を散水し、冬でもハウス内を温かい状態に保っています

地下水が鉄分を多く含んでいる場合、赤褐色の沈殿物がハウスの上部に溜まってしまうことがあり、日光を遮る原因となります。喜連川に流れる地下水はこうした不純物が少なく、ハウスの上部がクリーンな状態に保たれているんです。こうしたところからも、自然の恵みを感じることができます。

早朝からの収穫。お客様の手元に1番おいしい状態で届けたい

日がのぼる前、一面霜が降りて足元はサクサクと音がします

イチゴの収穫は早朝の気温が低い時間帯に行います。収穫時期は、月曜から土曜まで毎日午前6時半の、まだ日がのぼる前からスタッフたちが集まり、黙々と収穫作業を行っています。

昨年までと比較して、今年は収穫時期が早まり、収穫量も増加。スタッフたちは「朝ハウスに来て、イチゴの生育の様子を見るのが楽しみ」と話します。

イチゴは色の付き具合を見て、収穫のタイミングを見極めることが大切です。全体的に赤く色付くと完熟状態のサインですが、完熟したイチゴは実がやわらかく潰れやすいので、痛みが早くなるという特徴があります。

そのためスーパーなどへ出荷するものは、店頭に並ぶまでの間に全体が赤く色付くように熟しきる前の白い色の部分が残った状態で収穫しています。

イチゴは葉で光合成をしっかり行うことでも味が良くなります。葉に隠れてイチゴの実が見えにくいこともあるので、葉をよくめくって見落としがないように注意しています。

枯れた葉や痛んだ葉、痛んだ実などがあると病気や害虫が出る原因となるため、早めに取り除くことも必要です。

早朝から、こうしたことを考慮しながらスタッフたちが収穫を進めています。

収穫したイチゴを次々と車に積み込みます

「1番おいしい状態のイチゴをお客様に届けたい」と話すスタッフたち。

一粒一粒、大切に育てたイチゴがお客様の手元に届いた時にもっともおいしいと感じる状態にしたいと願いながら、日々の作業を行っています。

車いっぱいに積まれたイチゴのケース

真っ赤に実ったイチゴをおなかいっぱいになるまで楽しめる「イチゴ狩り」もスタート

セブンハンドレッドファームのイチゴは、収穫して出荷するだけではありません!完熟するまで畑で育ち、真っ赤になったイチゴは、「イチゴ狩り」を体験するとその場で食べられます!

1月15日、セブンハンドレッドファームの記念すべき最初のお客様は、なんと海外からお越しになったとのこと。その理由を尋ねてみると、「アメリカにいる妹家族が栃木に来るので、イチゴ狩りをさせてあげたいと思って、できる場所を探していたら喜連川でイチゴ狩りができると知ったので来ました」と答えてくださいました。

思いがけないきっかけで訪れてくださったお客様に、私たちスタッフもとても驚きました。45分間のイチゴ狩りを体験いただいた後、イチゴ狩りの感想を伺いました。

「とてもきれいなイチゴで、甘くておいしくて驚きました。自信を持って育てて欲しいです」

「連れてきてもらえて嬉しいです。良い経験ができて良かったです」

帰り際には「もっとたくさんのイチゴを買って帰りたい」と言って喜んでくださったお客様の笑顔を見て、スタッフ一同とてもあたたかい気持ちに包まれました。

さくら市に住む方、さくら市を故郷に持つ方、そして県内外のお客様、たくさんの方に喜んでいただきたいという私たちの願いがひとつ叶った日となりました。

「さくら市に気軽に行ける観光農園があったら、きっと多くの人に喜んでもらえる」そんな想いを形にするために始めたイチゴ狩り。観光地づくりの第一歩を踏み出せたように感じます。


セブンハンドレッドファームでのイチゴ狩りのご案内

セブンハンドレッドファームでイチゴ狩りが体験できるのは、2025年1月〜5月上旬までの予定です。イチゴの生育状況によっては予定より早く終了する場合もありますので、体験したい方はぜひお早めのお越しをお待ちしております。

1月から3月は45分食べ放題で、お一人様大人2,500円、小学生1,800円、未就学児1,300円となっています。(4月以降は値段が少しお安くなります)

お問合せやご予約は、現在、グループ会社の「お丸山ホテル」で受け付けています。イチゴ狩りのみのご予約だけでなく、ホテルでの宿泊とイチゴ狩りがセットになったプランもご用意しています。ぜひお気軽にお問合せください!

お丸山ホテル
栃木県さくら市喜連川5445−1
TEL : 028-686-6688
Mail:omaruyama.hotel@gmail.com
ホームページ : https://omaruyama.jp/

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