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稲刈りシーズン到来!初めての本格的なコメづくりの様子を紹介

私たちのグループの一つである(株)セブンハンドレッドファームは、栃木県さくら市でイチゴやコメといった農産物の生産を行っています。農業に携わる方を増やし、応援する活動も進め、将来にわたって持続可能な地域農業の発展を目指しています。

2023年にコメを試験的に作付けし、2024年から本格的に水稲栽培に取り組み始めました。 秋になり、青々とした田んぼがいつの間にか黄金色に染まり、待ちに待った稲刈りシーズンが到来。セブンハンドレッドファームとしての初めての稲刈りを行いました。今回は、種まきから稲刈り、お米を袋詰めするまでの様子をお伝えします。

栽培品種に選んだのは「コシヒカリ」と「とちぎの星」の2つ。「コシヒカリ」はもっともポピュラーな品種で市場価値が高く、安定した品質が見込まれます。天皇陛下への献上米に選ばれたことがあり、栃木県の特産品でもある「とちぎの星」は稲が倒れにくい、病害虫に強い、といった利点があり栽培がしやすいという特徴があります。

今年度は「コシヒカリ」を1町歩(1ヘクタール)、「とちぎの星」を5反(50アール)作付けすることに。

4月に種まきを行い、発芽させ、1ヶ月ほど苗を育てます。

種もみを育苗ケースにまく作業
成長した苗

そして5月、水を張った田んぼに苗を植えていきます。農地を貸してくださった農家さんにもお手伝いいただき、2人で手際よく苗を田植え機にセットしていきます。

田植えの様子

生育管理を担当したのは、磯 昌弘さんです。磯さんは元々、水稲、麦、大豆の栽培に取り組む専業農家だった時の経験を生かして働いています。セブンハンドレッドファームでの本格的な栽培は今年度が初めてというなかで、磯さんはどのようなことに気をつけて生育管理を行ってきたのでしょうか。

「田んぼの中に雑草が多くなると収量に影響が出ます。適切に除草をすることが重要です。暑い日には水路から冷たい水を入れて水温を調節するなど、毎日の管理がとても大切です。言葉を話さない相手なので、朝はなるべく様子を見に行き、変化があればすぐ対応できるようにしました」(磯)

こうした日々の管理のもとで、稲はすくすくと成長。9月になり、稲穂が色づき、充分に実が入った段階でいよいよ刈り取りです。刈り取った稲は脱穀し、稲穂の先から籾(もみ)を分離してトラックに集めます。すぐに乾燥させる場所へ運び、1日程度乾燥させてから精米し、袋詰めをします。

刈り取りから袋詰めまでの作業で必要となる機材や設備は、さくら市でコメや麦、大豆などの生産に取り組む農業生産法人「匠屋」さんに協力していただきました。

コンバインがスムーズに稲を刈り取っていきます
脱穀した籾が勢いよく流れてきます

栽培初年度の収穫量は、「コシヒカリ」が約5トン、「とちぎの星」が約1.7トンとなりました。

乾燥させたお米を袋詰めしています

こうして、地域のみなさんの力を借りながら、田植え、刈り取り、乾燥、精米、袋詰めまでの一連の作業を無事に終えることができました。

今後もセブンハンドレッドファームでは、水筒の作付面積を増やし、少しずつ事業を拡大していきたいと考えています。

セブンハンドレッドファームがどのような背景で生まれ、どのようなことを実現していきたいと考えているかについて紹介をしている記事はこちらです。ぜひ合わせてご覧ください。


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