Q.強烈に印象に残っている心霊体験ってある?

昨日から始まった七日間(月曜日は占い更新、火曜日は定休日なので11月12日まで)で、ヒーリングサロンに来てくださったお客様などに近日いただいた質問を「一日一答」していく企画。二日目です。

普段は週間で占いを更新したり、今よりちょっぴり楽しく過ごせるヒントをまとめた月間記事を出しているのでこちらもどうぞ。


今回の質問をいただいてから、過去にどんな体験があったのか思い返そうとしたのですが、個人的にそこまで強烈な体験談はないです。

実際、金縛りにあったこともないですし、ホラー映画のような怖い目にあったこともないので、ごく平凡な「目に見えない世界」生活(笑)を送っています。
しかし、私の平凡が誰かの平凡ではないことはよく分かっていますし、今回は学生の頃にあった話をひとつ書いてみようと思います。当時は母の知人のスピリチュアルカウンセラーに相談したりと大変でしたが、今となっては「面白かった経験」に分類されている気がしますね。


その日、下駄箱が並んだ生徒用の下足場の段差に、女の子が座っていました。授業間の移動時間だったと思います。
体調が悪そうに俯いているその女の子は、薄暗い下足場の隅で見覚えのない制服を着ていました。周りには友人やクラスメイトもいましたし、すぐに「生きている人間ではない」と分かったので、私はその時、見なかったふりをしたのです。

「見なかったふり」をした時点で「見えている」のと同じだと、今なら分かりますけどね。

初めは、ぽちゃん、という音から始まりました
蛇口を最後まで捻りきっていないような、雨だれのような、水の滴る音が、その日からいつも、いつまでも聞こえるのです。そして、その音と同じように、見たことのない風景が頭の中に流れ込んでくるようになりました。

――夕焼けの校舎の窓辺から「私」は、空を眺めている。雨上がりのような土の臭いがして、少し憂鬱で、どうしようもなく心苦しい景色。息苦しさ。不安感。恐怖。寂しさ。

普段からマイナス思考に陥ることがないので、「あ、これは私の感情ではないな」とすぐに分かりました。そして、この感情があの日、下足場でうずくまっていた女の子だということも。


私はその後、上手く女の子と縁を断つことに成功しましたが、もし、悲しくもないのに涙が突然出たり、何が起こったわけでもなく突然不安になる時は注意してくださいね。感情は「理由」があるからこそ揺れ動くものなのですから。

それでは、今回はこんな感じで。明日もお楽しみに。


私 2020.11.05


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