好き ─祈っています─
こんにちは、tokeiです。
ひと目もはばからず
ボロボロ泣いてしまいました。
夏休みを使い、帰省していた子供が
北の大地に戻るため
１日有給休暇取得でお見送り
平日のお休み！
それだけで何となく嬉しい。
午前中に銀行に行って、
午後は空港へ行き、
空港近くのコストコ寄って、
あとは。。
たまごの美味しいお店でマドレーヌ買って
。。。と
ここぞとばかりに、
やりたい事を色々詰め込むつもりでした。
が。。。
予定していた便が欠航に。
（またです(*´ω｀*)）
仕方なく朝早めの便に振り替え。
（飛行機の予約をした頃は、
まだ緊急事態宣言発令前でしたから。）
空港へは、
通勤渋滞とかぶる時間。
少し早めに家を出ると決めました。
いつもなら、
「こんなに早く出やんでもええのに」
と文句を言う息子が文句を言わず。
平日なのに普段より車が少なく
あまりにもスムーズに空港に到着。
「ほら、やっぱり間に合ったやん！」
と文句を言う息子がやはり文句を言わず。
いつもは、空港の手荷物検査場前で別れ
振り向きもしない子の背中が
見えなくなるまで、ずっと追いかけ
心の中で
「いってらっしゃい、気を付けて」
とつぶやき、
そしてそのまま、車に乗って帰路に。
でも今日は
検査場の入口で
息子が振り向き、
手を振ってくれました。
あら、珍しい
何だかとても嬉しい(◍•ᴗ•◍)
その嬉しさと
寄ろうと思っていたマドレーヌ屋さんの
オープン時間まで、
まだまだ余裕があったので
飛行機をお見送りしようと
スカイデッキに出ました。
警備員さん以外、見学客はたった２人。
久しぶりの晴れ。
朝とはいえ、日差しも強く
残暑を感じました。
スカイデッキは、誘導路（駐機スポットから滑走路へ向う路？）と平行に、滑走路近くまで真っ直ぐのびています。
先端までは、結構な距離だし、この日差し。
先まで行くのは止めよう。
そう思い、駐機スポットに目を移しました。
いつもは沢山の飛行機があり
どの飛行機に搭乗しているかなんて判らない。
はずだったのに。。。
そこには、たった２機。
駐機スポットにはＬＣＣとスターアライアンスのみ。
そう、息子が乗った飛行機が判ってしまいました。
先にＬＣＣ機が滑走路へ
追いかけるように、トーイングカーに押され
息子の乗った飛行機がバックし
駐機スポットから誘導路へ
トーイングカーが離れると
ゆっくりＵターンをし、滑走路へ向かって
進んでいきます。
追いかけるように、私もスカイデッキを
歩いていました。
気付くと、スカイデッキの先端で、
今離陸しようとしている飛行機を
見つめて泣いていました。
言いようの無い寂しさに
涙が溢れて止まりませんでした。
特別なお別れでもなく、
もう、何回も繰り返されている風景。
冬にはきっと戻ってくる。
なのに、今日は。。。
すっかり大人になっていた息子。
もう子供じゃないんだ。
離れて暮らしているので
何かと気をもみ
色々心配していたけれど
もう、心配する必要はないんだ。
そう悟った気分でした。
寂しい。。。。
でも。。でも。。
次に帰ってくるまで、
元気に、
今しか経験できないことを
いっぱいして、
もっと成長してほしい
いってらっしゃい
気を付けて
と心から願いたい。
その人なら大丈夫という信頼に基づいた
願い
それは、"心配"じゃなく、
"祈り"なのかもしれません。
そんな祈りをしたい。
あ。。。もう一つ
ほんの数分のつもりでいた
スカイデッキ
ガッツリ、ウッカリ、
日焼けしてしまいました。
早く、元に戻ることを
祈っています！！
何となく過ごす毎日。
何となくやっていること。
そこには、
「好き」が散りばめられていませんか？