映えない勇気
昨日は1週間に一度のくまさん(夫)との休日。
毎週とっても楽しみにしている。
昨日は自宅の近くのスタジアムでJ2のサッカーの
試合が行われるとのことでビールを1杯呑みに。
ん…??おやおや??ってなりますよね(笑
確かにそうだ。
でも私たち(主に私なんだけど)は、サッカーの
試合の時開催される呑み屋横丁が大好き。
サッカーの試合は観ないけど、推しのチームを
観に来た観客に紛れてスタジアム前で呑むのが
格別なんです。
そんな私たちはホームチームのユニホームを勿論
持っていないのですが、意図せず昨日私の着ていたワンピースがチームのユニホームとマッチしている事に気づき、くまさんに
『ねえねえ!スタジアム前で風に吹かれてビール呑む私を自然に撮って!!』
とお願い。
ビール呑んで赤ら顔でスタジアム前で試合も見ないのに40の女が満面の笑顔でピースなんて絶対、映えない。
だから【自然体に撮ってほしい】というのが今回の依頼のミソ(笑
くまさんは本当に優しいので、いろんな角度から撮っては
『どう??』
と確認を入れてくれる。
『これ、ちょっと足が太く見えるよね』
とか
『これはちょっと二重顎だし…』
と何回も撮り直しをお願い。
優しいくまさんはカップの中のビールの泡がどんどん無くなってきているのに情熱的にスマホのシャッターを切る。
そして本日。
『よし!インスタに昨日の写真をアップしよう!』
と思い写真ホルダを見ると、格好つけてビールを吞むポーズをとる何ともダサい自分の姿が何枚も何枚も写真ホルダに収められている。。。
自然に撮ってくれているんだけど、その自然を気取る被写体の自分がまずダサい。
くまさんの【自然に】への情熱・努力と、美味しいビールの泡が無駄になってのこの写真かと思うと申し訳なさと、きめきめ表情の自分がなんとも滑稽で恥ずかしい‥
そんな写真の並びにはくまさんと愛犬の何とも言えない自然体の写真が。
1人と1匹の表情が、キラキラ眩しい。
インスタを始めてからついつい映える写真を撮るのが日常になった。
カフェも、ご飯を食べる場所も旅行も。
もはや日常ですら映えに浸食され、映えを中心に生活が回っている。
でも、昨日の私の写真をみて
【あんなに楽しかったのに、こんなにスンとした表情からは楽しさなんて1ミリも伝わらないなー】
【そもそも1週間に1度のくまさんとのデート2人で写真撮れば良かった】
などと、大事な楽しい瞬間よりも映えを優先した後悔ばかりが募る。
ビール呑んで赤ら顔で試合も見ない40の女が、大好きな旦那の横で、大好きなビールを片手に満面の笑顔でピースするありのままの姿で写れば良かったではないか。
それこそが本来の姿で、幸せで、最も輝く自分の一瞬だったのでは?
今後は【映えてない】を怖がらない。
映えない勇気を持って潔く生きよう。
って写真1枚の事でかなり大げさ?(笑
今日はロックの日。
ロックといえばやっぱりTHE BEATLES?