大好きで告白したけど振られて今も大好きな女の子の話
私の最後の好きな人は去年の10月頃から好きという感情を彼女に持ち始めて11月後半に告白したが私を振った女の子。
その子との出会いは、去年の2月頃まで遡る。
当時、私は失恋したばかりで精神的にかなり滅入っていた時期だった。
最初の頃は同じバイト仲間としてしか見ていなかった。
いや、多分それは嘘だ。
本当は一目見た瞬間から好きになっていた。
目が完全にハート状態になり天使の矢で心臓を撃ち抜かれた状態だった。
だが、外見だけで付き合うとろくな事がなかった経験があったのでしっかりと中身と自分に合うかどうかを見極めようと思った。
彼女の方も最近彼氏と別れたらしく、別れた理由も私とほぼ同じだった。
「付き合ってみたら理想と違かった。」
結局は相手側の理想を勝手に勝手押し付けられて、好きにさせといて振られるという何とも残酷な別れをお互い告げられていた。
彼女とは同じバイト先という事もありすぐに仲良くなった。
芸能人に例えると、トリンドル玲奈に日本人の血をたっぷり入れたみたいな顔立ちだった。
肌も透明感があってで何時間でも見てられた。
特に首筋のラインと透明度が他の人とは頭一つ飛び抜けていた
あの首筋に顔をうずめたいという変態的欲求に駆られるほど綺麗な首筋をしていた。
あんなに可愛い子が私と一緒にご飯なんかに行ってくれる筈がないと思ったがダメ元でご飯に誘ってみた。
すると、難なくOKの返事を貰った。
まぁ、同じバイト先で誘いを断ると何か陰で言われるのではないと思い、荒立てたくないという社交辞令として渋々誘いに乗ってくれただけだと私は思った。
どうせ、今風の女の子は私とは絶対に話しなんて絶対に合わないとたかを括っていた。
そして、ご飯に行って話してみると、意外と話が通じるタイプの人間だった
本を読むのととタバコが好きな人で、タバコは就活のストレスから吸い出して今は辞めていた。
本はめちゃくちゃよく読む人で特に1番好きなのが「伊坂幸太郎」でゴールデンスランバーの最後の節が凄く良いんですよ〜。
と熱く語ってくれたりもした。
他にも、養老拓司さんは断言しない言い方が好きなんですよなどの話をしてくれた。
私も本はよく読んだ方だったので、本の話題で話しが盛り上がった。
しかし、この時に私はとんでもない事を言ってしまう。
アルバイトが今まで生きてきた人生の中ででそこそこ楽しかったので、恋愛関係に発展しないように、職場内恋愛?はしないと断言してしまった。
そう言ってしまうほど、アルバイトが楽しすぎた。
今思えば、あの時から彼女と付き合う世界線はなくなっていたのかもしれない。あの発言をしなければ今もしかしたら付き合えてたりしたのかなと後悔する日がある。
その後も何度かご飯を重ねて行くうちに段々と彼女の事が気になっていった。
今告白すると自分の気持ち的に面倒くさくなるからダメだと頭ではわかっていたが、もうその時には手遅れだった。
「好き」という気持ちはいつだって止められない
ご飯の帰り道、梅田HEPの観覧車が見えるところでお互いが好きなのタバコの銘柄を吸いながら話をしていた時に告白した。
正直、どういう流れで告白したかは全く覚えていない。
本当に話の流れでサラっと伝えた。
普通に「あなたの事が好きです」と言った。
そして、次の日に振られた。
まぁ、よくある話で女の子の優しさを「好意」だと男の方が勘違いしてしまう奴だった
1番悔しかったというか情けなかった事は「今の時代、LINEとかで告白する人が多いけど、直接顔を見て告白してくれて本当に嬉しかった」と私に言ってくれた事だ。
そんな優しい言葉をかけるぐらいならいっそ付き合ってくれと思うぐらい優しい人だった。
彼女は「私は料理も洗濯も家事も出来ないダメ人間なんです」
「先輩が思ってるほど良い女じゃないですよ」
「付き合ったら絶対に幻滅します」
と自分を卑下していたが、そんな事で好きな気持ちが弱まると思ったのか。
振るなら嘘でもいいからちゃんと理由を作ってから振ってくれ。
じゃないと告白した私が惨めに感じてしまう。
振られた後、彼女は就職の関係で東京に行ってしまい今何をしているのか全く分からない。
連絡先は持っているが、連絡しようという気にならない。
彼女の人生にはこれから先もっと多くの幸せが待っている。
そこに私は邪魔をする訳にはいかない。
でも、私は今も彼女の事が好きで次の人に中々進めない。
この気持ちが浄化されるまで暫くは恋愛はお休みしようと思っている