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今更聞けない靖国問題
よくニュースとかで出てきますよね。
【靖国問題】
まったく知らない人からすれば
政治家が靖国神社を参拝して何が問題なのか?
と疑問と同時に
主に、中国や韓国が反発する姿勢を見せるのは何故か
僕自身の主義や主張は特に示しませんが
良かったら一つ頭に入れておいて良い情報かもしれませんね。
まず靖国神社ってどんなところ?
戊辰戦争
約150年前日本という国は、揉めてました。
なにを揉めていたかというと、県と県です。
その時300年以上続いた江戸時代と言われる日本は
海外の影響を受けて近代化に向けて動き出していました。
そのためには誰がリーダーとなっていくのか
現在の鹿児島県・山口県が主力となった新政府軍と
江戸(東京)を拠点にしていた旧幕府軍が武力で争い
日本中で真っ二つに分かれて戦争が始まりました。(戊辰戦争)
京都から始まった戦いは北海道まで続き
結果、新政府軍が勝利。
その時の戦死者供養のため、作られたのが今の靖国神社の前身です。
大日本帝国時代
戦いに勝った新政府軍は、武士が力をもっていた時代に変わりに
天皇陛下が主権(全ての中心)かつ神格化の憲法を作りました。
そこで靖国神社が国家神道の中心的神社となると同時に、
一般的な神社と違い軍が管理する軍事的神社となりました。
そこから靖国神社は天皇への忠義を尽くして戦死した人を英霊として信仰されるようになります。
太平洋戦争
1940年代に入ると当時の日本は、朝鮮半島を占領し現在の中国の地域、太平洋ではアメリカ軍と戦い、広くは東南アジア方向まで進軍していました。
ですが、1945年になると敗色が濃厚になり、戦っていたアメリカ軍に占領される形で降伏をします。
戦地で亡くなったは死んだら靖国で会おう等、精神的な支柱だった靖国神社は、この戦争で亡くなった戦没者の供養を行っている場所となりました。
A級戦犯問題
A級戦犯とは
敗戦後、連合国による日本へ戦争責任を問う裁判が行われます。(東京裁判)
その中で、A・B・Cと分かれて責任を問う形となりました。
・A級:平和に対する罪
・B級:戦争犯罪
・C級:人道に対する罪
日本の軍人たちは主にB級裁判で裁かれる人が多かったのですが、
当時戦争時の首相や主導した軍部のお偉い人は
A級での裁判で裁かれる形となったのです。
主権回復後の放免
1952年にサンフランシスコ平和条約が結ばれると
占領されていた日本は主権を回復。
日本国内では、戦争犯罪者の釈放や減刑が行われるようになりました。
そしてA級戦犯の中でも仮釈放する人物が出てきました。
合祀問題
1978年、A級戦犯で亡くなった死刑及び獄中死等した14名を
「昭和時代の殉難者」として合祀することが決まりました。
元々靖国神社は戦死者以外が合祀されることがなかったため
かなり異例の対応であったと考えられます。
中国や韓国からの見る問題
戦争を行った国から見ると、先の戦争を主導した人たちが合祀されている神社に政治家や首相が参拝することに対して、『戦争への美化』等と批判を受けている問題点があります。
国内での問題
靖国神社は宗教法人になった
日本国憲法のもと、信教の自由(自由に信仰していいですよ)や
政教分離(政治と宗教の切り分け)を厳格に定められました。
つまり憲法上、靖国神社は一宗教法人となったわけです。
首相や政治家たちは、
特定の宗教に積極的関与することが禁じられていますが、個人であれば問題ないという認識です(ここが難しい)
政治家はどうやって個人的参拝とするのか
元東京都知事の石原慎太郎は、
靖国参拝を行う旨を公なのか個人なのか質問された際に
『公と個人の両方。私の家内のお父さんもいるし、私の又いとこ2人も、海軍の軍人で亡くなっていますからね。』
『どうやって肩書外すんだね。それは、記帳するときに東京都知事と書いちゃいけないの。』
確かに、どうやって肩書を外すのか、
気になる所で取材が終わってしまいました。
天皇陛下の参拝
実は戦後、昭和天皇は8度ほど靖国神社を参拝していますが、A級戦犯が合祀してから一度も参拝に行っていません。
理由として、A級戦犯の合祀に不快感をもっていた説などが言われているそうです。
まとめ
靖国参拝の問題点
・政治家が参拝することで、国内から政教分離の考えについて議論になる
・参拝する人たちは、不戦の誓いや日本のために戦ってくれた戦没者への哀悼がある
・国外からの戦争の正当化を指摘されている。
難しい問題ですよね。
日本人の感覚は亡くなった人は皆、仏様精神があるので
文化性の違いで犬を食べる言われている某国が
批判されている問題に近いものがあるのかと思っています。
御覧頂きありがとうございます。
各々考え方や主張はあるかと思いますが、
それぞれが感じ思った考え方で、
知識を深めていくことが一番大事だと思っています。
またお越しになってくださいね。