【居酒屋談義】週5日労働って、いつから始まったの?【豆知識】
サザエさん症候群とは・・・
(サザエさんを見ると次の日が仕事や学校と落ち込む日本人たち)
そもそもいつから週5の文化が始まったか知っていますか?
まぁまぁ残り数時間のお休みをビールでも飲みながらね
なんとなく守っているこのルールの流れをお伝えしたいと思います(無職最高←)
◎きっかけ
昔の日本は全員土曜授業が当たり前にありましたし、昭和のころまで土曜日出勤なんて当たり前の文化だったんです。
つまり制度によって変えていった文化があるんです。
・アメリカで始まった
栄光のアメリカといわれた1910~1920年代
自動車を大量生産したことで有名なフォード社の
ヘンリー・フォードによってこの制度が始まったそうです。
・フォードが始めたこと2つの改革
1 最低賃金の引き上げ
2 労働時間を1日8時間・週5日の40時間労働にしました。
これを見て気付いた方ご名答♪
今の日本の労働法と同じですね。
なんとこれが、1920年代のアメリカで行われていたのです。
なぜこのような動きをしたのか
フォードの狙いがありました。
★改革の目的
1つ目が会社の急成長です。
賃金向上は会社に愛着心をもって、定着化を促す
↓
生産性の向上
↓
会社の急成長
↓
経済界に大きな影響を持つ
2つ目が経済の活性化です。
生産性の向上により、物の低価格が達成
↓
時間的経済的にも余裕になった労働者がどんどん消費する
↓
真似した他業界も追随する
↓
経済の発展
という流れになりました。
日本でいう1980年代続いたバブルが、アメリカでは1920年代に起きた。
まさにテレビや映画でよく出てくる栄光のアメリカ時代とは、1920年代のことを指します。
◎日本に根付いたのはいつ?
・松下電器が初と言われている
1960年代アメリカ流の働き方を真似した
現在パナソニック(旧松下電器)の創業者
松下幸之助|《まつした こうのすけ》が導入したことがきっかけです。
・浸透するまで
これが驚きなのですが…日本では
実は浸透するまで30年近くかかっているのです。(遅っ
考えられる要因として
当時の日本がバブル景気だったことです。
どんどん地価があがり、
働いた分だけ給与も上がる
そんな働く事に制限なんてかけてもらっちゃ困るよ。
というのが本音だったのではないでしょうか。
・1987年労働基準法改正
政界情勢と比べる日本。日本人は働きすぎという世論になり
以下のように変更されました。
1日8時間・週48時間以内
↓
1日8時間・週40時間以内
現在の労働法に近い形になりました。
そこからですね。
ブラック企業の週休2日制には気をつけろ!
完全週休2日制という言葉を選べ!
という日本語のカラクリが出てきたのは。
最後に…+豆知識
月曜日と金曜日の気分て全然違いますよね
実は、月曜日が来ると落ち込む
【サザエさん症候群】の言葉の由来を調べたら
どうやら1990年代に『およげたいやきくん』で
有名な嘉門達夫|《かもん たつお》氏が
NIPPONのサザエさんという曲で
サザエさん症候群の表現に触れているみたいです。
つまり…昭和期働いていた週休1日時代だった人たちは
そんなに気にしていなかったのか?と疑問が出てきますが(笑)
まぁ、僕は今の色々な働き方が受容されている時代の方が好きですね。
ご覧いただきありがとうございました。
今夜も皆さんのビール🍺がおいしくなりますように!