東海道中膝栗毛に魅力を感じる君たちへ。
拝啓
この文章を読んでいる君たちは、墾田永年私財法というワードが聞こえてくるたびに小さくうんうんと頷き、春にはヤマザキ春のパン祭りというCMを聞いてはパンを買い、シールも集めずパンをむさぼっていることでしょう。(偏見の極み)
かくいうわたしも昔は授業で王政復古の大号令に喜びをおぼえたものである。(?)
なぜ日本人は 4・4(3)・5(6) というリズムが好きなのか。
そんなことを考えていると夜も眠れないし朝も起きれない。
4拍子だからである。以上。
先までに挙げた言葉は七五調(八五調)などと呼ばれるらしい。
声に出すと心地よく耳にしっくりくるこの七五調のベースに、文節と空白から生まれる4拍子のリズムがある。。
古来より3拍子より4拍子を好む日本人としてはこれは語感がいいと感じずにはいられないのだ。。
いざ解説すると難しいな。
人は自らの感覚での理解を言語化されると受け取るまで少し時間がかかるものである。だがべつに無理に言語として理解しなくてもよいのだ。
逃げるは恥だが役に立つ (こともある)
とにかく叩いて物なおす!
ハイ! ハイ! ハイ!ハイ!ハイ!
あるある探検隊!あるある探検隊!
以上を念頭に置くとレギュラーのあるある探検隊というネタは非常に日本人的なネタであるとわかるが、今の子供たちはたぶんわからないのでもう少し現代的な例が欲しいところである。
実際にネタは4・4・5のリズムであるあるをまとめ、4拍子×3で簡潔に1区切りをつけている。
うつくしい。
この感性が日本人の内在律としてあるからこそ
レギュラーのネタにある種の感動を見いだせてしまうし、
物事がトントン拍子に進めばつい ヒノノニトン と言ってしまうし、
(トン・トン・トン・トン・ヒノノニトン!)
イナバの物置が 100人乗っても大丈夫 だと知っているのである。
”4拍子論” における近年のトレンドはもっぱら
常温常圧超電導
であろう。
結局、この夢のような物質は現段階の科学においては幻であったと結論付けられてしまったため、すぐに世の中のトレンドからは消え去ってしまったが、近い将来またわたしたちの前に現れることだろう。
科学の発展は著しいのだ。
現段階で世の中にブレイクスルーを起こすことはできなかったが、
間違いなく 4拍子論者 の記憶には色濃く残っているだろう。(?)
ここまで意味のあるようでないような話をしてきたが、
日本語においてよくピックアップされるのはその表現の多彩さである。
人称をたくさん持っている。
rain(雨)を表す言葉は400語もあるとされる。
通訳するのが最も難しいといわれる日本語による表現はそれだけで世界に誇れる文化である。
そんな言語においてもっと音の感覚に目が向けられてもいいと思ったり思わなかったり。
(こんなことわたしが言うまでもないかもしれない。)
もしかしたらアメリカ人だって言語は理解してくれなくても
桃栗三年柿八年
が好きかもしれないじゃん!!!!
友「はいはい、バカと天才は紙一重」
あらあらかしこ