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年賀状とお土産はいらない

今年は喪中なので、こないと思うけど。親しくない人にはお知らせしてないので来るかな?

年賀状を欲しくないので、元旦に着くようになんか書かない。丁寧な年賀状をくれた人には、返すけど。子どもの写真だけ、どんと印刷されてコメントもない年賀状には返さない。

そのきっかけは、就職と同時に、物でいっぱいの実家を出たこと。1Rの一人暮らしの部屋には極力物を置きたくなく、必要最低限の物で暮らしていた。そしたら、太っていた自分はどんどん痩せた。物も自分の体重も、増えることに恐怖を感じた。管理しやすいように、増やしたら減らすを徹底した。自分の定量が分かった。煩わしい人には、近づかないようにした。体と心が身軽になり、余白がある心地よさを知った。

そして、年賀状も、時間と労力と費用がもったいなく感じて、送るのをやめた。すると年賀状が年々減っていき、今では10枚程度届くのみ。こちらは、何年も送ってないのに、送ってくる人ってなんなんだろう。前年の年賀状を見ながら書いてないのかな。そういうのは、ただ印刷しただけの年賀状が多い。

もらった年賀状…保管しているのも煩わしい。お互いの個人情報が書いてあるので、捨てるのにも気をつかい、手間がかかる。大事に思えない年賀状は、手離している。

結婚前に、以前の職場の女性陣が「子どもの写真だけの年賀状は特にいらない。なんのマウント?」と話してたので、余計に送るのはやめておこうと心に誓った。たしかに、いらないなぁと納得した。そういうのは、見ない選択権があるSNSにしてほしい。

他人の近況報告は、思っているほど、興味はない。数分、数百円、かけて届けた便りは、たいてい数秒でぽいとどこかに置かれる。紛れる。それを想像したら、私は積極的に年賀状は送らない。

お土産も同様。コロナでもらう機会がぐっと減ったけど。最近、義母からお菓子がたんまり届いてうんざりした。期限が切れたら捨てよう。

私がお土産を用意するときは、お祝いや以前頂いた時のお返しとしてのみ。贈るときは、相手に欲しいものを確認する。難しいときは、お金や電子マネーにしている。物やお下がりなどは、管理する手間が発生するので、滅多に贈らない。贈る場合は、要らなければ捨ててくださいと一言添える。

私は欲しくないものをもらうのも、あげるのも苦痛。相手が望むものを贈ってほしいし、贈る。いつも、捨てる、手放す一瞬を想像して生きている。


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