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True Colors MUSICAL ファマリー「ホンク!〜みにくいアヒルの子〜」

現在行われている True Colors Festival の一環である、2/16に公演された「ホンク!〜みにくいアヒルの子〜」を観てきました。

その感想やミュージカルの内容について考えてみようと思います。

公式サイトからあらすじ引用してきました。↓

アンデルセンの名作童話『みにくいアヒルの子』をもとにしたミュージカル。タイトルの「ホンク」はアヒルの鳴き声とは違う主人公アグリーの鳴き声を表している。母アヒルのアイーダは兄姉たちからいつも仲間はずれのアグリーに愛情を注ぐ。鳥たちの天敵、猫の誘いに乗って連れ出されたアグリーは、農場内をさまよいながら様々な新しい友達と出会う。そして他と違っていることが「個性」だということを発見していく。https://truecolors2020.jp/program/musical/

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観終わった正直な感想としては、「これは本当にハッピーエンドなのかな」「これを本当にダイバーシティーと言っていいのかな」という感じでした。

というのも、鳴き声がみにくいと散々仲間外れにされたり、みにくいと言われてきたみにくいアヒルの子が美しい白鳥になるとすぐに仲間外れにしてきた兄弟たちは受け入れ始め、ハッピーエンドという形で終わったからです。

このミュージカルがダイバーシティーの一環として行われていて、その視点から作られているのなら、みにくいアヒルの子が美しい白鳥にならなくても家族から受け入れられるべきではないのかなと感じました。

例えば、最初はみにくいアヒルの子を毛嫌いしていた兄弟たちが、みにくいアヒルの子が泳ぐのが得意なことを知って仲良くなっていく、とか、だんだん関わっていくうちに鳴き声が変だけど素敵な人格に惹かれていき、その鳴き声を受け入れるようになっていったというような結末なら、確かにハッピーエンドダイバーシティーの要素も理解できます。(原作と大きく変わってしまいますが)

上記の公式サイトから引用したあらすじに、「他と違っていることが『個性』だということを発見していく。」と書かれてます。私の深読みのしすぎなのかもしれませんが、ミュージカルの中でみにくいアヒルの子がみんなに受け入れられたのは、「美しい白鳥」だったからだというように感じられました。

そのことについて、ミュージカルの後のインタビューで乙武洋匡氏は、「原作ではみにくいアヒルの子は白鳥になって飛び立っていくのに対し、今回の超ダイバーシティー芸術祭のミュージカルではアヒルの子は飛び立って家族と離れるのではなく、アヒルの家族と暮らしていくことでダイバーシティーとしてすとんと納得できるものになった」と仰っていました。

しかし私はあまり納得できず、少しモヤモヤが心に残っています。
もしこのミュージカルをご覧になった方や、この記事を読んで感じたことや意見、感想などがあれば、ぜひコメントで教えていただきたいです。
何か納得できる解釈があればぜひぜひ教えてください!

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