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感じるまま感じることだけをするよ

冒険でしょでしょ!?

みなさんは、「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品をご存じでしょうか。
筆者は、実はこの作品のドンピシャの世代なのです。

以前自己紹介記事にも書いたように、平成に生まれ育ったアラサーのため、青春時代を涼宮ハルヒシリーズと共に過ごした。
アニメから入り、原作のライトノベルも読破し、なんなら父親にも読ませ、二次創作に関しては全てのCPものを美味しくいただき、YouTubeでMADを見漁り、性転換ものまで全て食らいつくした。
高校に入ってすぐ、ハルヒの好き語りをし合ったクラスメイトとは今でも友達であり、このGWにも遊びに来てくれた。

そんな青春の全てが詰まった涼宮ハルヒシリーズ、ハルヒファンなら周知の事実かと思われるが、聖地が兵庫県西宮市となっている。
当時中高生だった自分は、そこへの行き方すらわからず、ただ「遠い場所」としてネット上に散らばる聖地巡礼記録を指をくわえて眺めていることしか出来なかった。

あれから10云年。
大人になり、色々な運が巡ってきて、ようやく去年の6月に10云年越しの聖地巡礼を果たすことができた。
今までどこに書いていいかわからなかったが、そういやnoteがあるやん!になったため、改めて書いていくことにする。
思い出しながらになるため、一部情報や記憶があやふやな部分がある。ご了承ください。

強制早朝ハイキングコース

まずはキョンやハルヒたちの通う北高に行くぞー!と思い、意気揚々と例のハイキングコースをたどり始めた。
休みの日に行ったため、そこまでの人通りはない。これが大流行の時期だったら巡礼者で溢れかえっていたのかもしれないと思うと少し寂しくもあったが、実際のところは二人ほど、それらしい人がいらした。
やっぱり今でもいるんだなあ、などと感動しつつ、イヤホンからハルヒのサントラを流しながらご機嫌で歩く。高校に近づくにつれ、恐らく部活に励む現実の北高生も道に増えてくるため、彼等の姿も目印にしつつ歩いていく。

にしてもだ。
この坂、きつくね?
ご機嫌で歩いていたのが、だんだんしんどくなってくる。
さすがキョンくんが「強制早朝ハイキングコース」などと表現するだけのことはあり、割と急勾配の坂が長いこと続く。
現実の北高生の皆さん、これを週5で3年間も登るのか。きっつ。

例の風景
例の風景2

そうしてたどり着いたかなり有名な風景が写真の通りである。
ね!この風景ね!知ってるでしょ!ハルヒ見たことある人なら絶対分かるでしょ!みなまで言いませんよ!?
強制ハイキングコースを登った先には、あの頃どうしてもとどかなかった憧れの風景があった。
単純に急勾配の坂を登り切ったこともあり、景色もとてもよかった。

ちなみに、現実の北高の向かいには小学校がある。
つまり、高校生だけでなく恐らく小学生も、このハイキングコースを毎朝登っている可能性がうかがえる。
西宮、やばない?()

いつものミーティング場所

ハルヒの聖地であることを推している
みくるちゃんがいた

北高にたどり着きすっかり疲れ切ってしまったアラサーは、とにかくどこか休める場所を探すことにした。

そういえばSOS団がいつもミーティングや待ち合わせで使っている喫茶店もあったことを思い出し、そこに向かうことにする。
何やかんやと迷いながらも、道路にハルヒやその周辺キャラクターの飛び出し注意看板があることに気付き、そこでも感動する。
やっぱり今でも「ハルヒの聖地」として推されているんだな。

そしてようやくたどり着いた。

あ~!わかる~!知ってる~!!

初めて来たのに初めてじゃないような感覚、これが聖地巡礼というものか。
痛々しいのを承知で、自分もSOS団のミーティングに参加するつもりで入店。
店内は少し狭いがいかにも街の古き良き喫茶店という感じで好印象。
そしてここでもハルヒの聖地巡礼マップが置かれていた。
たしかこの喫茶店は、ハルヒファンの根強い応援で今までここで営業を続けられていると聞いている。
それを思うとハルヒの人気って相当すごいんだな。
ここでも感動しつつ、ホットサンドの昼食を食す。
とても美味しかった。

いつもの待ち合わせ場所

ホットサンドを食べた後は、SOS団の待ち合わせ場所に向かう。
いつもキョンだけが遅れてやってきて、ハルヒに「遅い!罰金!」と怒鳴られるあの場所よ。

そうそう、この時計塔…。

ちなみにここにたどり着くのもちょっと迷った

実はこの時計塔も、撤去が決まっていた?もしくは撤去された?のを根強いハルヒファンが撤去しないでくれ元に戻してくれと願ったおかげで今もここにあるとのこと。
もうここまで来ると執念のようなものを感じざるおえない。

推し活的なことをしてみる

せっかくなので持参したラバーストラップでSOS団集合~!してみた。
痛いのは百も承知だ。青春時代出来なかったことを今ここで全部するのだ。青春いいじゃないかっ。

というわけで、涼宮ハルヒ聖地巡礼これにて完。
好きだったという割には何とかなるだろう精神でろくに下調べもせずに行ったので、あまり効率よく色々な場所は回れなかった。
それはそれとしても、西宮は刺激的な場所だったのでまた行きたいなあと思う。
今度はちゃんと下調べをして。

だってそっちの方が、断然、面白いじゃないのっ!

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