小さな幸せがつまった休日。
先日、居住している地域で花火大会があった。
自宅から見えるので、毎年夫と私の共通の友人たちの都合が合えば、我が家に集まって見ることになっている。
けれどその日は都合がつかず、今年は家族だけで見ることに。
早めにお風呂を済ませて、夕食を食べていると花火が始まった。
「わぁ〜大きい!」
「あれは何の形かな?」
子どもたちはそんなことを言いながら、大はしゃぎで見ている。
せっかくだから、と、ベランダに出た。
蒸し暑いながらも、汗をかくほどではなくて。
もう秋なんだな、と改めて思う。
会場に向かう人たちの、楽しそうな声が聞こえる。
同じようにベランダから見てる人たちの、拍手が聞こえる。
複数の若い男女の「た〜まや〜」と叫ぶ声が聞こえる。
思い思いに、だけど皆同じひとつのことを楽しんでいる。
この一体感のようなものが、なんだか好き。
そしてまた別の日。
前の職場の友人と夜、ご飯を食べる約束があった。
駅前で待ち合わせ。
先に着いたのは、私だった。
18:00前の空は、きれいな夕焼けだった。
行き交う人たちが、足を止めて空を見上げる。
写真を撮る人もいた。
その光景を見ていて、花火大会の時のような「あぁ、なんかいいなぁ」という気持ちが湧き上がった。
友人がやってきて、久しぶりの再会を喜びながら近くのお店へ向かう。
いつものように、お酒は飲めなくても楽しい時間を過ごして心が浄化されて。
友人と別れた帰り道。
自転車に乗っていると、夜風が気持ちいい。
田んぼのわきの、開けた坂道を下る。
秋の虫たちの声が、優しく胸の中に響いてくる。
心地よい、幸せ。
そんな気持ちで、全身が満たされていく。
色々あるけれど、私はきっと優しい世界に生きている。
小さな幸せに支えられている。
そんなことを考えた2日間でした。
今日は、本当に過ごしやすい気候だった。
冬から春にかけてはワクワクするけれど、夏から秋にかけては、静かに自分と向き合いたくなるような、そんな気持ちになる。
自分の気持ちに丁寧に向き合いながら、これからやってくる季節を楽しみたい。
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