繊細な部分が嫌いじゃない

はじめに

こんにちは🙋
最近暑くなったり雨降ったりですが
皆さん体調大丈夫ですか？

今日は私の繊細な部分のお話です。
HSP(highly sensitive person)という言葉を
近頃よく耳にしますね。
診断名ではないためか、
一部では「繊細さん」と言われています。
実は私も「繊細さん」と呼ぶタイプです。

かなり繊細な方の場合は、
職場で怒っている人の影響を受け、
家でその人のように怒ってしまう方や、
人混みの中での五感の情報量に圧倒され
苦しくなってしまう方もいるようです。

傾向の話ではありますが、
私にも該当するところがあります。
医師にも「あなたは人よりも少し繊細で、身体が反応している」と言われています。
思い込んで意識するのも逆に良くないので、あまり深く考えないようにしています。

ただ、仕事していたときには
そんな繊細な自分を押しころして生きていたように思うのです。
今では素直に不快に感じ、自分でも
「こういうの苦手だったんだ」
と気づくことがあります。
今回は、私の苦手なことを整理しつつ、
苦手なことは悪いことじゃない
ということもお伝えできたらと思います。

苦手なこと

①光
私は昔から、他の人よりも光に敏感でした。
外で全校集会があるとき、
多くの人が前を向いている中、
私は太陽が眩しくて帽子を深く被り、
「早く終わらないかな」と思っていました。
最近は、スマホや家の中の照明など
かなり暗めに設定してしまいます。
眩しいと目がチカチカして頭痛がします。
しかし、他の人には「暗くない？」
と言われます。
気分が落ち込み、一人になるときも
部屋の電気を消して毛布を被ります。
それが一番私は落ち着くのです。

②音
特に耳がいいというわけではありません。
しかし、いろんなところで
声や音が聞こえるのが気になります。
生活音、人の話し声、建物の軋み…。
自分に関係のない情報まで
気になってしまうからか、疲れます。
人混みは情報量が多いので苦手です。
前職では当たり前のように
大きな声が聞こえてきました。
そんな中、へらへら笑って過ごしていました。
しかし実は、急に大きな音がなるのが苦手で
最近はビクッ！と身体が動くくらいに
驚き、怯えてしまいます。

③怒りの感情
怒られるとき、人が怒っているところ、
人が怒られているところ、全てが苦手です。
得意な人は少ないと思いますが(笑)
人が怒っている声を聞くだけで
自分に向けられたものでなくても
固まり、頭が真っ白になります。
怖くて涙がでてきます。
反対に、怒られている人に対しては
気持ちを想像してしまい、
怖くて涙がでてきます。
それがドッキリ番組でも苦手です。
怖くてチャンネルを変えてしまいます。

④人の死傷に関する情報
日々の事故や事件に関するニュース
今は、特に戦争のニュースが苦手です。
最近では怖くてニュースが見れません。
他人事だと思っている訳ではありません。
寧ろ、他人事だと思えないから、
苦しくなってしまうのです。
どうして罪のない人の命が
奪われなければならないのか…。
日本では毎日、当然のように
明日を迎えられるけれど、
現地の人達は毎日怯えて生活している。
その事実が悲しくて、悔しくて、
涙がでてきてしまいます。
そして人生何があるか分からない。
明日は我が身かもしれない…。
そんな風に考えて不安になります。
ニュースはネットで、
自分で得たい情報を選択して見ます。

しかし、私の場合
アニメや漫画、ゲームは割りと平気です。
恐らく、現実とフィクションの線引きが
しっかりとできているんだと思います。
映画やドラマは邦画より洋画派です。
よりリアルに近いと感じると、
見ててしんどくなります。

因みに、繊細な方の多くが苦しむ
匂いについては、
そこまでしんどさを抱えていないです。
油の匂いを嗅ぐだけで胃もたれするくらい。

繊細でよかったこともあった

周りの人が平気なことなのに
自分は苦手。
私が弱いせいかな？
と思ったこともありました。
しかし、主治医はこう言ってくれました。
「皆は慣れてしまっているけれど、
あなたの身体はちゃんと反応してくれる。
それは素敵な身体だと思うよ。」
満員電車で知らないおじさんとくっついて
通勤することは、本当に当たり前？
人が亡くなったニュースを見ながら
真顔でご飯を食べるのは、本当に当たり前？
大きな声が聞こえても平然としているのは
本当に当たり前？
自分の感情に蓋をしていた頃の私は
少なくともこれが当たり前だと思い込み、
平気なフリをしていました。
今は蓋をしていません。
色んな刺激に敏感になってしまい
制限も増えてしまったけれど、
今の方がよっぽど気持ちが穏やかです。

世の中は、繊細じゃない人を基準に作られていると思うので、適応できるのは素晴らしいことです。
一方で、繊細な人は、
他の人が気づけない部分に気づくことができたり、ちょっとしたことでも感動できたり、いい部分もあるということを伝えたいです。

散歩中、道に咲いてる小さな花に感動した。
子ども向けアニメで真っ直ぐな
主人公の意思に感動した。
遠くの方で、知らない家の子達が
楽しそうに遊んでいる声に平和を感じた。

全部、繊細だから感じられたことです。
本当に小さなことで感動したり、
逆に怯えたり、泣いてしまったり。
私は自分のそういうところが、
嫌いじゃないなと思います。

自分が大嫌いな私だけど、
少しずつ自分の良さを見つけて
自分を大切にしていけたらいいなと思います。

長くなってしまいすみません💦
最後に、繊細であることで
本当に困っている方々がこの記事を見て
もし不快に思われてしまいましたら
申し訳ないです。

きっと素敵な部分もある個性だろうなと、
それを伝えたかったです。