パワハラや退職勧奨を受けて辛いとき①
〈1〉“今”のメンタルを保つために
パワハラや退職勧奨。
辛いを通り超して「何をすればよいか分からない」という方も多いでしょう。
臨床心理士、社会保険労務士、というより、経験者として五回、緊急掲載させていただきます。
一回目は“困難を極める今、メンタルを保つためにやるべきこと”
①目の前のことにだけ集中
怒りや、何よりも「これからどうなるか」という不安で身動きがとれなくなることも。
不安になろうがなるまいが、時は同じように過ぎていきます。
困難なときこそ“今、ここ”に心を向けて、やるべきことを淡々とやる。
心身のエネルギーがセーブされます。
②来年の今は、同じ悩みは抱えてない
昨年の同じ日、今の悩みを抱えていないはず。
全てのことは変化します。
来年の今、同じことでは悩んでいません。
今が最悪ならば、時間はかかってもこれから確実に良くなります。脳がそうできていますから。
③とにかく健康だけは保つ
健康な心身ならば自立神経がしっかりして自分にとって正しい判断ができるようになります。
自戒を込めてですが、アルコールは控えに。
ご飯を食べて寝る。
難しいかもしれませんが、身体は自分の最大の味方です。
④悩む時間を決める
キャリアや生活がかかった難題に「悩むな」というほうが無理。
しかし、自分の人生、苦しいだけのためにあるはずがないです。
「何時から何時までは悩む時間」と決め、あとの時間は大切な自分のために使ってはいかがでしょうか。
⑤相談は片っ端からする
公共の相談だけでも沢山あります。
人生の危機のとき、自分の中に解決策を見いだせません。だからこそ、悩みが課題にならず、疲弊します。
いろいろな意見を聞くと「そんな道があったのか」と気づくこともあります。