そわそわ双騎の話
近況:今週軽装来てほしいけど(来たら倒れそうなので)ちょっと待ってほしい(矛盾)
双騎出陣2020開演まで1週間を切ったという実感がなく謎のそわそわにさいなまれる今日この頃、源氏兄弟推しとなった出会いを振り返ってみようと思う。
私は去年夏頃の初演当時、まだ沼の数歩外にいた。
大楽の解禁によってTwitterにはさまざまな感想が流れて来て、その多くが議論・考察であった独特の感じを「なんかわからんけどハイコンテクストな舞台だったんだなー」と遠巻きに見ていた。
その数ヶ月後に審神者復帰、年末にニコ生配信で刀ミュデビューを果たしいつの間にか刀ミュ、そして特に源氏兄弟にどハマりしていった。
結局双騎の映像を見たのは半年以上後、dアニメでのサブスク解禁日となる。
何作か他の刀ミュ映像を経て、双騎でも初見の気づきを書き留める紙を用意し、キンブレで後からアガる準備も整えて、準備万端いざ再生。
とにかく圧倒された。
これまでの刀ミュ映像でいちばん泣いた。
個人的に1部が衝撃的だったのは「幕末天狼傅」、美しかったのは「つはものどもがゆめのあと」、考えさせられたのは「三百年の子守唄」。
それでも2部では初見から「やっば、かっこいい……!!」と画面の前でハイテンションにキンブレを振っていたのだ。
「双騎」は始終ぐしゃぐしゃに泣いていた。
幼子だった兄弟が父と別れ、兄弟と別れ。
その2人が立派な青年として再会し、母と別れ、宿願を果たし、一縷の幻のなかで死んでいく。
人生が、吹きすさぶ魂が、命をかけた願いが、耳や目にどんどんと飛び込んできた。
2部でも「いえーーい!!」というより「君たちずっと一緒にいてくれ……尊い……幸せになって……」と泣き笑いしながらキンブレを握り締めていた。
ミュ本丸の源氏兄弟に沼を丁寧に掘り進められた。
「あなたのとなり」に落ち着かずしばらくのたうち回った。
双つでひとつという概念が私の中で大きくなり、常に兄弟の幸せを願うようになった。
白黒やパステルカラーのアイテムに目が止まり、源氏兄弟のイラストや役者さんの笑顔を見るたびにギュッと心乱すようになった。
いわゆる限界オタクなんだろうか。
大好きなミュ源氏兄弟が「曽我物語」を演じたことでNHKの伝統芸能番組にまで少しずつ手を伸ばしはじめる始末である。(この辺のことはまたまとめる)
その後、
「映像を家で観るばかりでいいのか……?挑戦しなかったら後悔するぞ……まずはライビュを探そう」
となったが、いろいろあってまさかの初リアル刀ミュは双騎再演現地と相成った。自分でも驚いている。
(パライソではライビュを申し込んでいたことを注釈しておく。当落すら出なかった……)
ライビュで雰囲気をまずは感じにいこうとしていた数ヶ月前の自分が、今の私をめちゃくちゃ心配している。
なんせこういう商業演劇やライブをリアルで観たことが無いのだ。
ちょっと前まで交通費を理由にほとんどのリアイベ申込を諦めていた田舎者だったのにこんなことになった。
今回は間隔をとるために席数が少ないとのことで、すぐ隣に別のお客さんじゃないだけまだ大丈夫となんとかして自分をなだめている。
夏バテに負けるな、緊張に負けるな。
倒れるなら初めてこの目で推しをちゃんと観て尊死しろ。
そう言い聞かせながら残り数日を生き抜いていきたい。
……ところで源氏兄弟の軽装まだ来てませんね((フラグ))
……あと太刀極もついにはじまりましたね……源氏兄弟村もついに他人事じゃなくなってきました(胸が苦しい)