保守的になってしまう性

仕事が忙しくなってきた。
1/6の始業以来、朝は早く、夜は遅い生活になってしまった。
やらなくてはいけないことが多くなりすぎた。自分のこと以外にもやることを任されてしまう。会社の繁忙期なのだから致し方ない。
とりあえず一旦は落ち着いたので束の間の休息。まぁ忙しいのはこれからだが。

クライアントとの連絡がとにかく大変。しかも、仕事柄こっちはなんでも知っている風で接してくる。こっちは新卒だし何もわからんのに。
そういう愚痴をこぼすと、「新卒であろうと役員であろうとお客さんからしたらプロだとみなされるからね」って言われる。一理あるんだけど、かけてほしい言葉はそれじゃないのよ。

そうやってストレスが溜まると、どうなるか。

自分の場合、正当化に走ってしまう。間違っていないと思ってしまう。
その結果、自分の考えに固執してしまう。この2週間はその気持ちが強くなっていった。

休みに日も仕事をしている自分に酔って、朝から晩まで仕事をしている自分に自惚れる。さらにいうと、本業以外も仕事まがいのことをやっている。そうやっている自分が正しいと思い込み、自分のことを過大評価してしまう。

いわゆる”保守的”な人間になる。説教されればされるほど怒りが湧いてくる。人からのアドバイスさえも頭に入ってこない。精神衛生上よくないのはわかるが、それを解決する手段も今は思いつかない。時間が解決してくれるんだろうなと思ってはいるが、、

特にやりたいことがなく、ただひたすらタスクをこなしていく日々を送るんだろうと悟ったが、ここで思わぬ出会いが。

知り合いが写真展をやるということで足を運んだ。約1ヶ月の欧州旅行に関する写真や日記を展示していたのだが、展示している写真だけではなく、一人一枚お気に入りの写真を持ち帰っていいというシステムや、展示の写真に関する説明の音声だったり、とにかく細部まであそび心とこだわりのこもった写真展だった。

しかも、展示しているのは普通のお店。甘酒と雑貨を置いているお店を借りて行なっていた。そのお店は普段から写真展を開くような場所ではなかった。だからこそ、驚いた。

この写真展で大きく儲けたいとかそんな気持ちは全くなく、自分の旅行の記録をみんなに見てほしいという気持ちで企画しているというのが、すごく心に刺さった。「自分のことを見て!」みたいな純粋な気持ちが心を動かした。「旅行記でも企画や中身によっては価値を生み出せるんだ。だとしたら自分も何かできるんじゃないか?」と思えた。(写真展を過小評価しているわけではない。)

今年1月はどんどん殻にこもっていく前触れが始まったのかと思ったが、この写真展に行ったことで、殻をどうやれば壊せるかを考えたくなった。そうは言っても、現実問題、2・3月はしんどい時期なので、今はアイデアを生み出す期間にしよう。そして、いつか訪れるターニングポイントを万全の状態で迎えられるように。

これで一時的でいいから保守的な自分が消えればいいな、、、