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【18日目】ウルグアイ牧場滞在記2019

DAY 18 2019/09/12(木曜日)


6時15分起床。
夜中に目覚めて薬を飲んだので、風邪はだいぶ良くなっている。


一日半休ませてもらい、今日から仕事が再開出来そうだ。


夜中も雨が降ったようで、地面はかなり濡れている。

今日は体力を消耗する馬には乗らず、アルバロのトラックに同行する。


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「写真撮っていい?」「ああ、いいよ」

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「俺かいっ!」の笑顔


水の状況を見るため、川まで走る。
普段は点々とした水たまり程度の道も、大きな池のようになっている。



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9月は既に春になっているが、朝8時の気温は13度。


例年は20度くらいとのこと。
今年は雨が長く、風もあり、気温が低い。

羊の赤ちゃんにとっては、風で体温を奪ってしまうことも問題だが、
一番最悪なのは、風が強く吹いた後の雨だそうだ。


風で冷え切った体が雨に濡れ、体温を奪ってしまう。


春や夏は、雨が降ってもすぐに大地が乾燥するため、むしろ植物の成長のためには雨が必要だというが、
気温の低い冬は、大地が乾燥せず、常にぐしょぐしょとしている。

寄生虫やバクテリアが羊の脚の病気に繋がるため、
雑菌の繁殖しやすい夏に病気が多いのかと思いきや、
脚の病気が最も増えるのは、大地が乾燥しない冬とのこと。


途中、ガウチョたちが羊の群れを移動させているところに出会った。


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生まれたばかりの親子グループで、途中までは馬に乗っていたものの、
あまりにも子供たちの歩みが遅いので、馬から降りて誘導している。

久しぶりに雲のあいだから青空がみえ、春の日差しが差し込んできている。


小屋へと連れ戻った羊たちは、
脚の病気、出産前、出産後とグループを分けていく。

1日半ぶりの仕事だ。やっぱりここの仕事は楽しい。


ガウチョたちも見回りから戻ってきて、何となく久しぶりに顔を合わせる。



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(昼食)

午後からはフアンと共に、羊たちのギョウチュウ検査。


ころころとしたうんこすらかわいく思えてくる。


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(ころころうんこ)

大量の検査で作業は16時頃に終わり、残りの時間は羊小屋の作業手伝い。


ガウチョたちが羊を連れていくのを見送り、一人で小屋の清掃。


ガウチョたちが戻ってくると、それぞれ道具の手入れをしている。


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作業を終えてシャワーを浴び、中庭で日が落ちていくのを眺めながら日記をつける。
遠くに羊たちの鳴き声が聞こえる。


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(沈む太陽)

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(月)


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