【20日目】ウルグアイ牧場滞在記2019
DAY 20 2019/09/14(土曜日)
6時前に起きて、日の出を見に出かける。
日の出の時間は少しずつ早まり、6時頃には既に明るくなっている。
自然に溶け込むガウチョと日の出の風景は
おそらくもう見れないだろう。
警戒心の強い牛が柵の中を逃げ回っている。
動物たちとの距離感はだいたい一定で、近寄っても間隔は縮まらない。
けれどこの牛は、僕を見かけた途端に逃げまどっている。
近くに来たトルコに聞くと、この牛は先日帝王切開をした牛だそうだ。
たった一週間でこんなに元気に走り回れるようになったんだ!
驚きの回復力。元気になってよかったね。
家へと戻り、今日はパソコンでまとめの作業をしている。
(昼食)
ショセリン一家は午後からお出かけで、月曜日までは戻らないとのこと。
ウゴーとロベルトが週末の料理長とのことなので、
ショセリンが多めに作ってくれた昼食を冷蔵庫で保存する。
デザートのケーキも多めに作ってくれている。
料理だけでなく、週一回の部屋の掃除や、
身の回りのことをいろいろ気にかけてくれる。
風邪をひいた時も、消化のよさそうなメニューにしてくれたり、
鼻が詰まっていると言えば、ごはんの塩気を強くしてくれたりと、
言葉ではない優しさも感じている。
ショセリンのご飯を楽しみに、毎日過ごすことが出来たし、まったく飽きることが無かった。
ここでの生活は彼女がいるからこそ、充実したものになっている。
午後からは辺りを散歩をして、6時頃から釣りを始める。
今日は新しい仕掛けで、エサはミミズとカエル。
エサをつつく反応はあるものの、エサを持って行かない。
糸が太いからアタリが弱く感じられるのか、
それとも小物がつついているだけなのか。
重りを重くしたおかげて30M程度の遠投は出来るようになったものの、 、、結局、釣れず。
釣り人が少ないから魚がすれていないと思いきや、
意外と繊細な判断をしている模様。
赤く大きな夕日が沈み、暗くなったと思いきや、
反対側から赤く輝く大きな月が昇ってくる。
月夜の明かりを頼りに家に戻る。
空には満点の星空が広がっている。
(ウゴー料理長の夕食)
ウゴーが作ってくれたのは、味に間違いのないアサドだ。
大胆にカットした牛肉を炭火でじっくり焼き上げる。
そのためか、パリッとした固い皮ができ、
身もぎっしりと詰まっていて、とにかく噛み応えがある。
味付けは塩だけで、肉のうまみが染み出てくる。
毎回、牛肉の日は夜の眠りが浅くなり、深夜に起きてしまう。
スッポンを食べた後にパワーがみなぎる感じ。
明日、雨が降らなければ毛刈りがスタートするとのこと。
いよいよ、クライマックスが近づいてきた!
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