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chair × SPY×FAMILY (13巻 その1)

週刊少年ジャンプに掲載中のSPY×FAMILY(©Tatsuya Endō)と言えば
コミックスの表紙に何故か有名なデザイナーズ チェアが登場している事で
一部の椅子好きさん達に有名だったりします・・・?

という訳で、その一部の椅子好きとしまして、これまでに登場した各チェア
について、あれこれ語って行こうかと思います。

※ 椅子の情報/データについては、下記出展書籍を参照
※ あくまで個人的な意見です・異論はもれなく認めます!

さて、初回は2024年8月時点で最新作となります
SPY × FAMILY 13巻に登場の「Tulip Chair No.151」からスタート!

チューリップチェアは、チャールズ・イームズの盟友でありライバルの
エーロ・サーリネン(Ereo Saarinen)がデザインし、1955年に
ノル・インターナショナル社から発売されたシェルチェアです。

W495 × D535 ×H815
SH475
FRP アルミ ファブリック

外見上の特徴は、ずばり「1本脚の椅子」である事!
FRPのシェル部分とアルミダイキャストの脚部分を組み合わせる事で
強度の問題をクリアし、合わせて接合部での回転機能を実現しました。

「椅子やテーブルの余計な脚を減らしたい」というデザイナーの美意識
は、SPY × FAMILY 13巻の表紙を見れば一目瞭然!
足元がスッキリしているから、お姉さま方の脚線美が映えますね~

ちなみにチューリップチェアのSH(座面高さ)は475mmで、数値的
には結構座面が高めな椅子(※1)になります。
しっかり奥まで座って足を斜めに揃えられるお姉さま方、無茶モデル体型!
タイプライターを太ももの上に乗せて余裕がある(※2)のも
足が長い証拠ですね!

※1 椅子の座面高さは『そのような状態でどこを測るか』で変わります
※2 手動タイプライターの奥行は結構長め

今回の出典
・SPY×FAMILY 13巻(©Tatsuya Endō)
・美しい椅子5 (島崎信+東京・生活デザインミュージアム)

今回のおまけ
・表紙写真は、olivettiのvalentineで印字 赤いバケツです~

その2に続きます


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