歌う人がいる。
北海道から戻り、(空港も飛行機も本当に閑散としていた)3月も終わりに近づいた。新型コロナウイルスは収束するどころか、音もなく世界中に広がっている。北海道での3日間連続のライブはハードだったけれど、流さんの素晴らしい案内により、実り多きものとなった。いろんな場所で、音楽を待ってくれている人たちがいた。旭川、帯広、釧路。流さんが長い歌の旅の中で培ってきたものを垣間見ることができた。すごいな、歌うたいは。
明日は新横浜LiTで音楽書簡 VOL.04の予定だったのだけれど、染谷さんの出演辞退を受けて、急遽、ゲストの予定だった武田英祐一くんと弾き語り2マンをやります。この日しかない、本当の意味でのLIVEになりそうです。
いま、この状況で歌うことに意味はある。そして、歌わないという決断にも意味がある。正解はない。僕にも全くわからない。フットワーク軽く、方向転換も良いと思う。昨日まで歌うつもりだったけれど、今日の状況で止めるのも勇気があると思う。やっぱり止めずにどんな状況でも歌う、これも正解だと思う。それぞれの中に答えはある。聴きに行くのをやめるのも、やっぱり音楽を浴びに行くのも。決して無理をなさらず、それでも音楽が必要であれば来てください。誰も来なくても、歌ってますから。
ライブハウスは換気、消毒、全てにおいてかなりの努力をしている。明日も、きっとガラガラの店内で僕は歌うだろう。武田英祐一くんと。来られない人たちのために、音源を残すことも考えている。僕たちは生き延びなきゃならないし、心を殺してもいけない。音楽という灯りを吹き消されないように。
3/28(土)「緊急弾き語り2マン! 佐藤亙 & 武田英祐一 in 新横浜LiT」
出演:佐藤亙(ビードローズ) / 武田英祐一(THE 武田組)
open 18:30 start 19:00 前/当¥3500 (ドリンク代別)
会場:新横浜LiT
横浜市港北区新横浜3-1-4 プラスタリアビルB1
tel:045-476-5691
音楽書簡Vol.04のチケットの払い戻し等につきましては
https://ongaku-shokan.jimdofree.com
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