買い物での人との接触を減らす方法
今日も新型コロナウイルス関連です。(もはやあきらめ気味)
さて、今、日本でもそれ以外でも「人との接触を8割減らして!」と叫ばれています。出どころを忘れてしまったのですが、疫学的に有効なのだそうです。この「8割減らす」って、数字が入っているのでわかりやすいように感じますが、実際に行動に落とし込むのって意外と難しいと思います。ということで、今回はわたしの妻が実践していることをベースに買い物での人との接触を減らす方法を書きます。
買い物で人との接触を減らす方法
まず、なにか1つの方法だけで8割減らすのは難しいです。考えるべきポイントは以下の5つです。
1. 回数を減らす
2. 時間を減らす
3. 人を減らす
4. タイミングをずらす
5. いつもより時間がかかることを想定する
まず、何を買うか前もって考えましょう。意外とスーパーに行ってから考えるとか思いつくとかいうことって多い気がしますが、前もって買うものを決めておけばそれだけ時間を短縮することができます。また、買い忘れをなくすことで買い物に出かける回数を削減することが可能です。最近はスーパーのチラシもインターネットやスマホのアプリで見ることができるようになっていますので、それらを活用して事前に買い物リストを作りましょう。
それから、出かける回数を減らしてもはしごする軒数が増えては接触を減らすことは難しいです。これは住んでいる地域や環境によっては難しいことかもしれませんが、1回の外出で1箇所か2箇所で生活ができないか考えるべきときだと思います。あそこのお店の方が安いとか、おいしいとか、いろいろと思うところはあると思います。そういう場合は、今週はこっちで来週はあっちのような形で分散させるのがひとつの手です。ちなみにわたしの妻は週に2回買い物に出ており、1回は地元のスーパーで、もう1回は日系のスーパーに行っています。(わたしは現在シンガポール赴任中で家族全員シンガポールで生活しています)
3つ目は人を減らす、です。原則、ひとりで買い物に行きましょう。家庭環境に依存しますが、できる限りひとりで。ふたりからひとりに変えるだけで接触を半減することができます。特に幼い子どものいる家庭では、家に残るがわの協力が必須です。在宅勤務をしている方が多いと思いますが、買い物に行くのではなく、買い物に行く人に協力するために時間を使いましょう。そしてそういう使い方をすることをお互いに認めましょう。それがないと、たとえば子どもをふたり連れて3人で買い物に行かなければならなくなります。そうすると接触は3倍になり、感染するリスクも3倍になると考えてみてください。かなり乱暴な言い方をしていますが、そう考えるべきときだと思います。
一番むずかしいのはタイミングです。まず、可能であるならば土日は避けましょう。土日にしか行けない人が少なからずいるので、そういう人たちとあえてぶつける必要はありませんよね。あとは時間帯なのですが、これはもう個々に研究するしかないと思います。激混みじゃない時間帯をうまく見つけて、自分たちの生活リズムに合わせて取り入れることが重要だと思います。なお、シンガポールでは主たるモールの混雑状況を表示するウェブサイトがあったりしますが、ほんとに近所であれば有効かもしれませんが、残念ながらわたしの家の近所には対象となるようなモールはないので使えません。余談ですが、公園の混雑状況を表示するウェブサイトもあります。
あと、意外と気づいていないのが、普段よりも時間が余計にかかる可能性が高いという点です。日本の状況とは違うかもしれませんが、シンガポールではスーパーの入店時にも検温をしたりID Cardのチェックをしたりするので、店の前に列ができてしまいます。(Social Distancingのルールがあるので妙に長い列になります。)レジも同様です。店によってはレジの要員が減って会計が終わるまでの時間がいつもよりもかなり長くなることもあります。せっかくいろいろと工夫をしてもこういうこともあるので、「8割減らす」というよりも「できる限り減らす」ことを目標にしないといけないのだと思います。
さいごに、これも地域によりけりなので全員ができるわけではありませんが、ネットスーパーなどの食料品の宅配を頼むのは人との接触を減らすという意味でかなり有効です。品数・価格・送料などのデメリットはありますが、たとえば週3回の買い物のうち1回をネットスーパーにするとかにすると回数と時間をかなり減らすことができるでしょう。重たいものを運んでもらえるという点もメリットだと思います。ただ、そういう考えをしている人がたくさんいるので、いつものように小回りの利く配達ができない状況になっているかもしれません。地域や店によって状況はちがうと思いますので、詳細は各自でご確認ください。
おわりに、買い物に行ってくれている妻に、そして一緒に行きたいのを我慢してくれている子どもたちに感謝します。
それでは、今日はこの辺で。
Image by mohamed Hassan from Pixabay