初心者でもわかるカメラの基礎②センサーサイズ
おおやです。
今回は久しぶりに趣味のカメラについてです。
割と前に「カメラの基礎①-種類-」と題した記事を書きました。
上記のように書いていたのですが、検討するだけでなく書くことにしました。
やはり具体的に形にすることが大事ですね。
さて、今回は「センサーサイズ」について書きます。
あまり詳しくない、これからカメラについて知りたいという人向けなのでご了承ください。
センサーサイズとは
まず、カメラにおける「センサー」、そして「センサーサイズ」とは何を指しているのかについて書きます。
イメージセンサー
レンズから取り込んだ光を電気信号に変えるための半導体を「イメージセンサー」と呼んでいます。
つまり、デジタルカメラが画像データとして光を捉えることができるのはこのセンサーがあるおかげです。
人間の目でいうと、レンズは水晶体、イメージセンサーは網膜に例えられます。
ちなみに、フィルムカメラは取り込んだ光がフィルムに当たった時の化学反応で写真を記録しています。
現代のデジタルカメラのイメージセンサーはこのフィルムを置き換えたものといえます。
センサーサイズ
そして、センサーサイズというのはこのイメージセンサーのサイズのことです。
現在市場で流通しているサイズはいくつかありますが、以下のようなサイズがあります。
中判
フルサイズ(フルフレーム)
APS-C
マイクロフォーサーズ(4/3型)
1型
1/2.3型
上記は上に書いてあるサイズほどセンサーが大きく、下になるほど小さいセンサーになっています。
レンズ交換式のカメラだと、フルサイズやAPS-Cのものが多いかなと思います。
コンパクトデジタルカメラやスマートフォンなどは1型、1/2.3型が多いです。
選び方
センサーサイズも色々あり、結局何を選べば良いのか困りますね。
選ぶ基準はそれぞれあると思いますが、一例を出したいと思います。
ボケも綺麗に撮りたい、夜景撮影もする、とりあえず良いものが欲しい
フルサイズの(ミラーレス)一眼あたりがおすすめです。
ただ、完全な初心者ですという方は次のAPS-Cから入っても良いかもしれません。
画質には拘りたいが、機材はそこまで重くないものが欲しい
APS-Cのカメラがおすすめです。
レンズ交換式カメラとしては選択肢も結構多いかなと思います。
フルサイズと比較して安価に揃えることができ、機材自体も軽くなります。
ただし、センサーサイズが小さい分暗所への耐性やボケが弱かったりします。
コンパクトな機材が良い、望遠をよく撮る
マイクロフォーザーズが有力な選択肢になります。
望遠レンズも比較的小さめに収まるので、野外で持ち歩きながら望遠も撮るといった目的にはあっているかなと思います。
後はフルサイズ→APS-Cの時と同様に、よりボケにくいですが、その分パンフォーカス(画面全体にフォーカスが合っている)写真が撮りやすくなります。
とにかく携帯性重視
1型や1/2.3型といったコンパクトカメラが候補になるかと思います。
センサーでいえばスマートフォンも変わらないレベルです。
特にこだわりがないという方はスマートフォンカメラで(特に最近の機種なら)十分良い写真が撮れると思います。
基本的にはサイズが大きいものほど綺麗に撮れ、カメラ本体も大きく、重く、そして高価になる、という認識で良いかと思います。
さらに、センサーサイズが大きいとボケやすく、光を多く取り込めるので暗所での撮影もしやすいです。
初心者でもこだわって写真を撮りたいという方はフルサイズ、あるいはAPS-Cあたりが個人的にはおすすめです。
一方、スマートフォンは小型なので当然カメラのセンサーサイズも小さいですが、ソフトウェア側の技術で背景がボケたように加工できたり、夜間でも明るく撮れたりする機種も増えてきました。
アプリでも撮影の仕方を工夫できるようになってきているので、まずは写真撮影を楽しみたい!という方はスマートフォンで色々試してみるというのもおすすめです。
まとめ
これからカメラを買うような方向けにセンサーサイズについてまとめました。
私自身は最初からフルサイズのミラーレス一眼を選びました。
家電量販店でAPS-C機とフルサイズ機の写真の仕上がり比較イメージを見て、やっぱりフルサイズの方が良いなと思ったのを覚えています。
ただ、量販店にあったようなパネルのサイズに印刷するならまだしも、スマホの画面で観る程度なら、APS-Cでも差はあまり感じられないと思います。
ご自身の予算と目的、どこまでこだわって撮影(して鑑賞)するかなどに応じて決めたら良いと思います。
ちなみに中判のデジタルカメラは高価であまり種類がなく、初心者が扱うようなものではないので触れませんでした。
以上、参考になれば幸いです。
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