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「波が来たときに沖にいないと負け」【グリー代表】田中 良和さん

こんばんは、オオヤです。

以前、「ナナロク世代」の経営者に関して取り上げました。

今回もその一人である田中良和さんに関して書きます。


田中良和さん

1977年生まれの田中社長。

グリーの役員紹介ページに書いてあるプロフィールは以下の通りです。

1999年、日本大学法学部を卒業後、ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社(現:ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)を経て、2000年2月、楽天株式会社(現:楽天グループ株式会社 )に入社。2004年2月に個人の趣味としてGREEを開発。同年10月、楽天株式会社を退社。同年12月、グリー株式会社を設立し、代表取締役に就任。2014年9月、代表取締役会長兼社長に就任。

(https://corp.gree.net/jp/ja/corporate/officer/より)


個人でSNS「GREE」を開発していたというのは有名な話ですが、日本で瞬く間に流行り、実際私も登録していました。

改めて考えるとすごいことだなと思います。

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創業の想い

そんな田中社長の「創業の想い」からいくつか抜粋したいと思います。

1990年代に入り、時代が世の中の雰囲気を変えていく中で、当時の僕には、それに大きな違和感を感じました。努力しても意味が無い、いかに楽に過ごすかが全て。どうせ何も変わらないから、頑張るだけ馬鹿らしい。(中略)そんな考え方に疑問を感じながらも、だからどうすべきだという答えを持たない中、僕はシリコンバレーやインターネットと出会い、人生を変えるほどの強い衝撃を受けました。
そこには、会社のほとんどが若者ばかりの、当時の僕からみても、若い未成熟な、経験も実績も無い危なげな若者たちの姿がありました。(中略)ただ、彼らの目は、そんな環境と対照的であるかのように、自分が今までの人生で全く見たことの無い輝きに、あふれていました
新しいビジネスを生み出すことで、未来の社会を自ら創造する、そのために努力や挑戦をいとわない、というシリコンバレー的な価値観や哲学に、僕はまさに魅了されました。僕も彼らのような生き方がしたい、という強い押さえきれない気持ちを持ちました。

(https://corp.gree.net/jp/ja/corporate/vision/より)

無気力感が溢れる社会の中で覚えた違和感は、シリコンバレーで情熱的に働く若者を見て確信に変わり、チャレンジするきっかけになったということがわかります。

大手のソニーにいたにも関わらず、楽天に入社。
今でこそ楽天も大きな会社ですが、当時は小規模だったはずです。

そしてさらにご自身で起業するに至るその情熱は、まさにシリコンバレーの起業家のようだと思います。

田中社長に関連して、以下のような記事も見つけました。

ここでは大企業への就職を好む人との違いを聞かれて、一つは性格を理由として挙げています。

そしてもう一つは、

環境でしょうか。例えば、シリコンバレーに起業家が多いのは、知り合いの知り合いぐらいの、2度先、3度先くらいの身近なところに、マイクロソフト、eBayやGoogleで成功した人がいたからではないかと思うんです。成功事例が身近にあると当事者意識は高まる。

と答えています。

シリコンバレーや日本の起業家の知り合いが身近だったからこそ、自然と田中社長も起業しようという考えになったのだと思います。

やはりどこに身を置くかで自分の価値観や考え方は変わるし、それによって人生の可能性は大きく変わるのだということがわかりやすい事例ですね。

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波が来たときに沖にいないと負け

上述の記事の中でインタビューに対し、

自分の人生は自分の意志で決めていきたい

と答える田中社長。

私も田中社長同様、ルーティーンの中で閉塞感を覚える人生よりは、自分自身の努力で未来を切り拓いた方が楽しいと思っています。

若い世代がどうすべきなのか、示唆に富んだメッセージを引用します。

同じエネルギーをかけるのなら、意味のあることにエネルギーを注ぐべき」と考えています。人間は、年齢を重ねるにつれて気力・体力ともに減少していきます。また、積極的に自己啓発をして自らの付加価値を向上させ続けなければ、市場における価値は相対的に減退するばかりです。ですから、若いうちに"若いなりの価値"をどこにつぎ込むかというのは、非常に大きな問題だと思います。漫然と日々を過ごすのではなく、そこをもっと戦略的にやってほしい



僕の持論は、「波が来たときに沖にいないと負け」ということ。


ただ漫然と日々を過ごして、努力を怠っていないか。

目の前のことに躍起になって、理想と異なる方向に力を使っていないか。


自分自身、改めて問い直す切っ掛けになる言葉です。


さいごに

ソニーからベンチャーの楽天に入り、さらにご自身でGREEというサービスを創って起業した田中社長。

その起源は、自分の力で未来を創造する人たちに影響を受けたということがわかりました。

そして、チャンスが来た時にいつでも波に乗れるよう、日頃戦略的に準備しておくことが大切だと仰っています。


私も誰と一緒にいるかにこだわり、そして理想に近づく方向性の努力をします。


それでは、また次回♪



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