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意見型英作文の内容選定方法

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この資料で学べること(Preface)


諸君のよく見知った自由英作文の問題は、「〇〇すべきか否か」という問題だと思う。しかし、自由英作文の問題はこれ以外にも存在する。ここでは「〇〇すべきか否か」のような問題に限って扱うため、より正確に、「意見型英作文」と呼ぶことにする。

本資料では「意見型英作文」において諸君が陥りがちな「何を書いて良いのかわからない」という問題を解決する方法を論じていく。

具体的には、意見型英作文がどのようなものかから定義し、なぜ「何を書いて良いのかわからなくなるのか」を詳述し、その解決法について、概略を示した後に、一つ一つのステップをプロセス全体について丁寧に説明していく。最後に今回の資料を作成した際に利用した書籍についても記載した。

意見文型英作文の定義(Definition)


意見文型英作文とは、解答者の見解を問う構造の与題に対して、解答者個人の意見を英語で構成・論述するタイプの設問である。

[具体例]
Should Japanese government regulate the facial recognition technology? Why or Why not?

(慶應経済・2021年)

「意見文型」という表現ではあるが、解答者がどのような意見文を採用しても良いのであれば、出題者・採点者は途端に統一的に評価することが難しくなる。そこで、解答者と出題者・採点者の双方にとっての妥協点となるのは、採点の負担を軽減し、同時に題について解答内容の適切さ・論理性を点数化するのに適した、「政策論題」や「価値論題」と呼ばれる形式である。主に、Yes/No、賛成/反対で結論自体が明確になる性質を持った問いとして頻繁に出題される。諸君が解答する際は、これらを加味し、与えられた題に対して明確な答えを用意し、答案で示す必要がある。

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