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クリエイティブになりたいあなたに聞いて欲しい話。

ジーズアカデミー Advent Calendar2021 3日目の記事!
https://qiita.com/advent-calendar/2021/gsacademy?fbclid=IwAR0VXJDlKVhXEU_hHU9xeWjrhcvq5QtcM2lcs5l1KM_eYonSXWkaaxG_6N8

こんにちは!
札幌で個人事業主でWebクリエイターをしています。わたるです。
今回は「クリエイティブになりたいあなたに聞いて欲しい話」をしようと思います。

昨今「これからの時代にはクリエイティブな能力・人材が必要だ!」なんていうモードが高まっています。
クリエイターと名のつくキラキラした職種の求人広告やスクールの広告を目にすることも多いのではないでしょうか?
コロナをきっかけにリモートでの働き方も当たり前になってきて、クリエイターという言葉はより注目を集めるようになりました。

でもクリエイティブって言われても何かわからないし、自分にはできないな…
と思っている人はたくさんいるのではないでしょうか?心のどこかでは憧れつつも、「自分にはきっとできない、クリエイティブな才能なんで自分にはない」と思ってスルーしている人がたくさんいるんじゃないかなと思います。
この記事を開いてくれたあなたもその1人かもしれませんね。

僕は現在Webデザインを教えるスクールで先生として教える仕事をしています。さらに、今年の夏にはG's ACADEMY UNIT_SAPPORO(ジーズアカデミーユニットサッポロ)という起業家育成プログラミングスクールにも通い、「クリエイティブとは何か?どうしたらクリエイティブになれるのか?」ということをたくさん考えて実践してきました。

今回はその中で僕が気がついた「クリエイティブになるための話」をしたいと思います。
内容はこんな感じ。

・クリエイティブって何?
・「0→1」の真実
・足し算と掛け算
・最後に

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僕が何者か?を知りたい方は自己紹介記事を書いていますのでそちらをご覧ください。
『元ニート、今クリエイター。』
https://note.com/wataru_igarashi/n/nd5d80cf5c101

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僕がG's ACADEMY UNIT_SAPPOROに入校するまでのお話しはこちら
『挑戦したいあなたに聞いて欲しい話。』
https://note.com/wataru_igarashi/n/nb14aa4a73e32

クリエイティブって何?

クリエイティブになるために、まずは「何がクリエイティブか?」を考えなければなりません。こういう時はまず言葉の意味から探ります。

英語の「creative」を調べてみると、

創造的な、創造力のある、独創的な、創作的な

と出てきます。それぞれの日本語の意味も調べてみましょう。
まずは「創造的」。

新しいものを自分の考えや技術などで初めてつくりだすさま。

次に「創造力」。

自分の考えや技術で、新しいものをつくりだす力。ものを生みだす能力。

お次は「独創的」。

独創する能力があるさま。また、独創されたものであるさま

「独創」という言葉の意味がわからないままなので改めてこちらも調べてみます。

模倣によらないで、自分の考えや着想でこれまでにないものをつくり出すこと。また、そのもの。

なるほど。最後は「創作的」です。こちらは「創作に的がついたもの」と出てきたので、創作の意味を調べました。

新しいものをつくり出すこと。
文学・絵画などの芸術を独創的につくり出すこと。また、その作品。
つくりごと。うそ。

さて、いかがでしょう?改めて言葉の意味を調べてみるだけでも少し印象が変わったでしょうか?


少し整理してみます。
まず「創作的」という言葉ですが、説明の中に「独創的につくり出すこと」とありますね。創作的と独創的という言葉がほぼ同じ意味であることがわかります。明らかに違うところがあるとすると、創作的の説明の中には「つくりごと。うそ。」と記述されていることですね。「文学・絵画など」というjところからもうかがえるように、創作的という言葉がさす「つくる」というのは制限がほとんどなく、嘘っぱちでもなんでも良いとも言えるかもしれません。

次に「独創的」「独創」について。
ここで注目したいのは「模倣によらないで」という文言でしょうか。「独」という漢字からもわかるように「オリジナリティ(固有性)」を強調しているような言葉だとわかります。クリエイティブという言葉からイメージするのはこの意味合いも強いかもしれませんね。

最後に「創造的」「創造力」について。
これはどちらにも「新しいものを生み出す」という意味が入っています。これは独創的や創作的にも共通しています。クリエイティブという言葉の核にあるのはこの意味だとわかります。一般的なイメージとも相違ないのではないでしょうか?

しかし僕がこの意味の中で一番重要だと思うのはこれらの言葉ではありません。僕が一番重要だと思うのは「自分の考えや着想で」という言葉です。
ただ作るだけ、新しいものを生み出すだけでなく、それが「自分の考えや着想」を元にしなければならないということが、実は多くの人が一番ハードルを感じているところなのではないでしょうか?
要は他人の考えやアイデアを拝借して新しいものを作るなら「それなら自分でもできる」と思うはずです。でもクリエイティブという言葉には「自分の考えで生み出す」という意味が含まれている。
だから「そもそも自分には『自分の考え』なんてたいそれたものはない」と思ってしまうのです。

まとめましょう。

クリエイティブとは「自分の考えや着想で新しいものを生み出すこと」。
そしてクリエイティブになることにハードルを感じるのは「自分の考え」が必要だから。

ではどうやってそのハードルを超えていくのか?
それは次の項目で。

「0→1」の真実

クリエイターとして仕事をしていると、
「『0→1』をできる人って憧れるわぁ。自分にはできないから。」
と言われることがよくあります。
僕は決まって「いやいや、誰でもできることですよ」と返しますが、これは謙遜ではなく本当にそう思っています。ただそれをできることを自覚しているかしていないかの違いです。

この「0→1」という表現、これは実は前項でお話しした「クリエイティブの定義」のことを指しています。
今回の話ではクリエイティブの定義は「自分の考えや着想で新しいものを生み出すこと」としました。
「新しい」とは「前例がない」とか「既存のものと違う」という意味ですから、新しいものを生み出すことすなわち「0から1を生み出す」ということで「0→1」と表現しているわけです。

話を戻しましょう。この「0→1」ですが、僕がデザインの仕事をしていると、はたからみると僕が0から1を生み出しているように思うかもしれませんが、実は0から1を生み出しているのは僕のクライアントさん、つまり「『0→1』は自分にはできないわぁ」と言っているその本人がやっているのです。

具体的に、僕がデザインの仕事をする時の流れを見てみましょう。

例えば会社のロゴマークを作る時、まず僕はクライアントがどうやって生きてきて、どういう経緯・想いでその会社を立ち上げたのか、ということを聞きます。そして、これからこの会社を通して何がしたいか、どうなりたいか、社会に何をもたらしたいのかを聞きます。
基本的には、ロゴマークの制作に必要な情報は以上です。あとは業種やサービスの詳細と、同業他社のロゴのリサーチをして、そこからロゴマークのデザインに入ります。


デザイン段階では、クライアントから聞き出したキーワードをより具体化したり逆に抽象化したりして、それを図表(イラストや図形)に変換します。
この段階はダジャレを考えたりパズルを解く感覚に近いです。
そして最終的に出来上がったロゴマークを提案することになります。

さて、デザイン段階の中で「0→1」に該当するのはどの部分でしょうか?
実はデザイン作業の中には「1→10」しかありません。
じゃあ「0→1」はどこに?というと、その前のヒアリングの中にあります。
「クライアントがどうやって会社を作りそしてこれからどうなっていきたいのか」という部分こそが「0→1」なのです。

今一度クリエイティブの定義を確認しましょう。
クリエイティブとは「新しいものを自分の考えや着想で生み出すこと」でした。「新しいもの」とは「前例のない、既存のものとは違うもの」です。

ここで質問です、ある1人の人間の人生とは前例のあるものでしょうか?
その人と全く同じ人間が過去に存在したでしょうか?
その人が考えることは他の誰かの考えでしょうか?

わかりますか?どの質問も必ず、誰でも、答えはNOのはずです。
当然人は1人で生まれ育つわけではありませんから、誰かの影響を受けるでしょう。誰かの考え方の影響を受けて似たような考え方になることもあるでしょう。でも100%の一致などあり得ないでしょう?たとえ同じ考えを持っていても、今この瞬間みている景色は絶対に違うわけです。全く同じ行動をするわけでもありません。誰しも人は存在が独創的なわけです。

だから僕がデザインをする時、実はクリエイティビティを発揮しているのではないのです。
クライアントの持つクリエイティブを僕が代弁しているに過ぎないわけです。

つまり、クリエイティブ=「0→1」とは誰しもが産まれて生きてきただけで持っているものなのです。それを認識しているか否か、あるいは自分で表現できているか否か、というだけなのです。

そしてクリエイティブを発揮する第一歩は「自分を理解し、言語化すること」なのです。自分という人間の全てを語れるようになると、それが全てクリエイティブの種になっていきます。

これが「0→1」の真実です。

足し算と掛け算

さて、ここまでで誰しもが産まれ生きてきただけでクリエイティブを持っているということがわかりました。クリエイティブになるとかそういう話ではなく、みんな誰しもがクリエイティブなのです。

じゃあ改めて、なぜ「クリエイティブになる」という言葉があるのか?
これは実際のところは「クリエイティビティを発揮できるようになる」ということを指しているのだと思います。

皆生まれ持ったクリエイティブ、つまり創造的な力を意識的に使えるようになることを「クリエイティビティ=創造的な能力」と言うこととしましょう。
このクリエイティビティというのが、僕がデザインをする時に使っていた「1→10」の力です。
0から1を生み出すのは「自分の人生そのもの」です。
そこから生み出された1を、色んなところで活用できるように、誰かの役に立つように形を変えていくことが「1→10」の力だと思います。
あの人の困りごとには7が必要かもしれない、もっと多くの人の悩みを解決するには100が必要かもしれない、いや世界中の人を幸せにするには10000でも足りないぞ、という風に、自分の持つ1を色々な数字に育てていくのです。

数字を増やす方法は基本的に2つ。足し算と掛け算です。

足し算を言い換えるなら「自己研鑽」です。技術や知識や人間性を高めていくことで、自分という人生の1に一つずつ数字が足され、自分を活用できる幅が広がります。
自己研鑽というと気おくれするかもしれませんが、例えば「友達を喜ばせること」だって立派なその人の自己表現だし、「几帳面であること」だってそうです。長所だけじゃないです。「忘れっぽい」とか「整理整頓が苦手」という特徴も、その人のクリエイティブの形です。

少しわかりづらいかもしれませんね。
簡単に言えば、「あなたが行動した数だけあなたの人生に足し算されていく」ということです。
前項で、クリエイティブを発揮する第一歩は「自分を理解し、言語化すること」といいました。これはつまり、自分が行動するたびに理解する自分が増えるということです。

つまるところ、クリエイティビティを発揮するためにたくさん新しい行動をしよう!ということです。
これが足し算です。

もう一つの掛け算ですが、これは足し算の副産物としても起こることがあります。
足し算が「自分で新しい行動をすること」だとすると、掛け算は「自分以外の新しい考えに出会うこと」です。
新しい行動をすれば新しい考えに出会うのも当然ありますよね。

自分以外の新しい考え方に出会うには、単純に新しい人や環境に出会うことです。
そして一番大事なのは「素直」になることです。
周りから「こうしてみたらいいよ」と言われたことはとりあえずやってみる、その精神が重要です。
頭で考えていても掛け算は起こりません。せいぜい足し算になるでしょうか。とにかく「今の自分と違う考え方で動くこと」が重要です。
これをやることで、爆発的にクリエイティビティが発揮されることになります。

この文章を読んでくれている方の中にも、僕が「誰しもみんなクリエイティビティを持っているよ!」ということに対して「そんなわけないだろ」と思っている人がいるかもしれませんね。
残念ながら、確かにあなたはそのままではクリエイティビティを発揮することからは遠ざかってしまうでしょう。
まずは素直に「へぇー!そうなんだ!」と受け入れてみることです。それでしっくりこなければあとでそんな考えは捨ててしまえば良いのです。
とにかくまずは素直に「そうなんだ!」と言ってみることから始めてみると良いと思います。

そうして今までの自分と違う考えで行動してみると、世界が変わったように見えてきます。今までの自分と違う自分なのですから、当然です。
そうするとどうなるか。
今まで自分が経験してきたもの全てに「新しい解釈」が生まれるのです。
「自分ってこうだな」って思っていたことに「いや、こうかもしれない」と新しい面が見えてくるわけです。つまり、これまでの経験値が「倍」になると言えます。これが「掛け算」です。
だから、自分以外の考え方で動いてみるたびに倍、さらに倍…と増えていくことになります。この掛け算を一度体感すると、爆発的に自分の思考が変わるのを感じることでしょう。

そうして足し算と掛け算を合わせてさまざまな形でクリエイティビティを育てていくと、目の前の何かに対して、新しいアイデアを考える脳みそができていることでしょう。

なんだか意味不明なことを言っているな、と思うかもしれませんが、とても単純です。

「新しいことに挑戦して行動すること」と
「自分以外の人のアドバイスを素直に聞く」こと。

この二つをすれば良いのです。それであなたもクリエイティビティを発揮できるようになるはずです。

最後に

さて、いかがだったでしょうか?
あなたの中で「クリエイティブになるために何をすればいいのか?」が少しでも具体的になったでしょうか?

今一度おさらいすると、

・誰でも産まれて生きているだけでクリエイティブだ
・自分の人生を言語化することがクリエイティビティを発揮する第一歩
・クリエイティビティを育てるためには、
 「新しいことにチャレンジして行動する足し算」と
 「自分以外の人のアドバイスを素直に聞く掛け算」
 をすること

で、あなたもクリエイティブになることができるという話でした。

僕がこの話を言語化できるようになったのは、G's ACADEMY UNIT_SAPPOROを受講したことが大きかったです。

「プログラミングを学ぶ」という新しい挑戦、
「Why me ?の深堀り」という自分の人生を振り返るワーク、
そしてそれらを共に乗り越える同期の仲間。

これらはまさにクリエイティビティを育むことに他なりません。
新しいことを学びひたすらコードを書く、
過去の自分と向き合う、
自分とは違う人生・考えを持った仲間や先生方。
これら全ての要素がクリエイティビティを育み、「なりたい自分」と「創りたい世界」を実現させるのだと思います。

もしこの記事を読んでいるあなたが「クリエイティブになりたい」と思っていて、でも新しい一歩を踏み出すことが怖くて立ち止まっているのなら、背中を押してくれる誰かを頼ることも、立派な第一歩だと思います。

そんな「背中を押す誰か」の1人になれたらいいなと思いこの記事を書きました。
最後まで読んでくださってありがとうございました!

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