誰もが愛しいチャンピオン
カーリング女子!!サブチャンピオンだよー。潜水艦(サブマリン)みたいでかっこいい!!おめでとう!!
物事の価値というのは色んな角度や形があっていい。
今日のカーリング女子の試合を見て、スペイン映画の「誰もが愛しいチャンピオン」を思い出した。
事故を起こしたバスケットボールのコーチが罪の奉仕活動として、知的障がい者のチーム(アミーゴーズ)の監督となる。
最初はバラバラでパスもうまくできないチームが、それぞれの個性を活かし破竹の勢いで成長するというストーリー。
どこにでもあるようなサクセスストーリー映画と思いきや、ラストが考えさせられる映画。
舞台は全国大会の決勝戦。これに勝てば、全国優勝という快挙。
時間は残り僅か。最後にいつも遠くから投げてずっとシュートを外している
選手にボールがわたる。
その選手が遠い場所からボールをシュート。
シュートが入り、劇的な逆転シュート!!全国大会優勝という幕は・・・・・。下りない。
いつも通りシュートは入らず、試合終了。
その後がなんとも痛快。
選手は悔しがるどころか、大喜び。
コーチが不思議に感じていると、選手がこう言った。
「サブチャンピオンだよ。サブマリンみたいでかっこいいよ。」
なぜ負けたことにこだわるのだろう。
なぜ残念でしたね。惜しかったですね。悔しかったですね。
と他人が言うのであろう。
それは選手たちが一番わかっている。
私たちが唯一できることと言えば、称えることではないだろうか。
ロコ・ソラーレの皆さん、サブチャンピオン、本当におめでとうございます。