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シャニマス(ノクチルについて)

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 アイドルマスターシャイニーカラーズの新シナリオ「天塵」すごいよかったので、自分の整理のためにもまとめたいと思います。上の画像は、シャニPと今の自分の気持ちがリンクしたセリフですので採用しました。話の流れは以下のように進めたいと思います。

目次:
1:ノクチルのコンセプト(ストレイライトと対比させて)
2:4人それぞれのコミュ
3:天塵について

1:ノクチルのコンセプト(ストレイライトと対比させて)

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シャニマスHPより抜粋

 ユニット発表当時は「コンセプトは幼馴染」に注目されましたが、天塵読破後は、「誰かになる必要なんてない」が重要なテーマだと読み取れます。
 一方、一年前にユニットが発表されたストレイライトはというと

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シャニマスHPより抜粋

 「実在と非実在を行き来するカリスマ的アイドルユニット。アイドルというアバターを身に纏い」と記載されています。
 まったく真逆のようなコンセプトのユニットです。ノクチルはあくまで偽らない自分自身で勝負し、ストレイライトはアイドルとしての偶像を演じることで勝負します。実際、冬優子はかわいい子を演じますし、愛依はミステリアスキャラ演じます。あさひはありのままのような気もしますが

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Straylight Runより抜粋

 イベントコミュを通して、あさひは見てもらうためには努力が必要と気づき、目線はお客さんに向いています。

2:4人それぞれのコミュ
①浅倉透
 この記事を書くにあたって、改めてノクチルメンバーのWingコミュを見返しましたが、基本的にノクチルはファンに目線が向いていません。
 透はPとの関係性だけでwing優勝まで行ってしまいます。P大好きな凛世でも、ファンとの交流で気持ちに変化が訪れるのに比べるとかなり極端ですね。
 それと、幼馴染と会話しているときより、Pと会話している時の方が、声のトーンが高いです。Pのことが大好きな透です。その透のコミュの中で、天塵につながるかと思う箇所を2つ抜きだしました。

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途方もない午後より抜粋

 周りから透は、「いい!」と持て囃されていますが、本人はそんな褒められるような人間ではないと評価しています。幼馴染の中でも小糸は透のことをすごい尊敬していますし、雛菜も透先輩が大好きです。アイドル駆け出しにもかかわらず、周りと自己評価のギャップに戸惑っています。後述しますが、唯一樋口だけは透を称賛する立場をとりません。樋口だけが透の本質を見てくれていることに安心感があるのだと思います。

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途方もない午後より抜粋

 「アイドルの透になることによって、透自身をなくしてほしくない」ということをシャニPは語っています。ノクチルのテーマである、「誰かになる必要なんてない」がここでも表現されています。透もアイドルではなく自分をみてくれていることを嬉しく感じています。

②樋口円香
 樋口はノクチルメンバーの中で一番ファンに気持ちが向いている子です。それゆえ、人気も高いのだと思います。ファンを意識している描写を2つ紹介します。

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wing共通コミュより抜粋

ノクチルメンバーの中でファンの存在が明確に出てきたのは樋口のこのコミュだけのような気がします。ファンに対して私に何を期待しているんだろうと冷めたことを口ではいいますが、その後自主練に打ち込みます。

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wing共通コミュより抜粋

 共通コミュの最後、「心臓を握る」です。樋口は結果を出すために自主練を必死にやる子です。もともと、幼馴染が騙されてないか確認するために283を訪れていた樋口ですが。「アイドルを知ったがゆえに、ファンやPの期待を背負うことになり、必死に生きるようになってしまった」。樋口はすごく真面目でファンに誠実なアイドルに成長していきます。

③福丸小糸
 小糸はノクチルの中で一番真面目で練習熱心なのですが、気持ちはファンにはあまり向いていません。小糸がアイドルになった理由は透たちに置いて行かれたくないからです。友人の中で自分には居場所がないような気がするという感情はみんな感じているのではないでしょうか。友人関係であっても、片思いって感じることありますよね。連絡するときはいつもこっちからとか。
 そんな小糸もwing優勝するときには気持ちに変化が生まれています。

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wing優勝コミュより抜粋

④市川雛菜

 「雛菜はね、雛菜が幸せ~って思えることだけでいいの~」
 はい、雛菜に関しては以上です。
 これでは、寂しいのでもう少しだけ補足すると、雛菜のPSSRのガチャの名前が「蒲魚(カマトト)」です。雛菜は能天気キャラではなく、全部分かったうえで行動しているので要注意人物です。樋口は雛菜のカマトトを見切っているので、当たりがいつも強いです。そんな雛菜の人物像が分かるコミュを抜粋しました。

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wing共通コミュより抜粋

 またここでも出てくるノクチルのテーマ「誰かになる必要なんてない」が出てきます。今後も雛菜は自分の信念を曲げることはないでしょうし、このスタンスのまま、アイドルしていくんでしょうね。


3:天塵について

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天塵イベントより抜粋

 天塵の時系列はwingでいうと、シーズン1の第一週目くらいの話だと思います。本当にスタートしたばっかりの4人です。
 透がアイドル始めたせいで、いつの間にか走り始めてしまった幼馴染たち。意味深な説明文は、「彼女たちはもう一度彼女たちを始める」です。
 これは、幼馴染としての関係がすでにあったのに、アイドルとしての4人組という新たな関係を始めるということだと解釈しています。

天塵のエピソードは、そんなノクチルにテレビの生放送でのライブという初仕事が舞い込みます。樋口は緊張しやすい小糸を心配しています。

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天塵第1話より抜粋

 このとき、樋口はばっさりと視聴者の評価はどうでもいいと言い切っています。樋口はアイドルとしての成功には微塵も興味がありません。
 結局、初仕事の生放送は、幼馴染のこと、特に小糸を舐めて扱うスタッフに対して反抗して生放送を無茶苦茶にします。

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天塵第3話より抜粋

 アイドルとしての成功よりも友人を馬鹿にされたことへの仕返しの方が彼女たちには大事なのです。この生放送の後、ノクチルには次の仕事は来なくなり干されますが、肝心の透は全く気にしません。雛菜は透先輩たちと楽しくやれればいいのでお仕事がなくても問題がありません。

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天塵第5話より抜粋

雛菜の「知らないけど」は絶対知っています、カマトトなんで。アイドル活動をする上で、相手のこと分かった気になるとか結構大事だと思うのですが、雛菜さんは一貫して、自分の良し悪しで決断を下せる強メンタルの持ち主です。
 そんな干されたノクチルですが、小さな花火大会でのライブの仕事が決まります。先ほどのテレビの仕事とは真逆の、今後アイドル活動する上で必要のないような小さな仕事です。それでも、参加するかどうかの決断をシャニPはメンバーに委ねます。その時のシャニPのセリフがかっこよかったので抜粋します。

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天塵第6話より抜粋

 Pはノクチルに対して、アイドルとして活動する上では理由が必要だと説明します。決して楽しいことばかりではない仕事をこなしていく理由を考えてほしいと訴えます。

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天塵第6話より抜粋

 メンバーが出して結論は、行きたいから、行きたい。ロックだな…。
 そして、樋口は心の中でつぎのように語ります。

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 一見、樋口は透のことをライバル視しているのか?とも読めますが、私は透を孤独にさせないという樋口に決意だと読み取っています。なぜそう読めるかというと、小糸は透のことを神格化しています。雛菜も透LOVEです。
 ですが、樋口は透のことを普通の友人であり、特別なんかじゃない一人の人間であること証明するために、透と並んで走り続ける覚悟を持っていることの現れだと読み解きました。

 そして、海の花火大会に行きますが、観客は誰もノクチルを見ていません。ですが、ノクチルは全く深刻には捉えません。

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 天塵エンディングより抜粋

 もし、冬優子だったら観客に見てもらえないアイドルは死んでいるも同然。みたいなことを言うんでしょうけど、ノクチルは自分たちが良ければいいスタンスを貫きます。自分たちのいいと思ったものをぶつける。その結果は気にしない。
 これを見て、すごいロックだなと。高校生の透明な感性が伝わってきていいコミュだなと思いました。
 私はこれまで、冬優子のようながむしゃらにトップアイドルを目指すような子が好きだったのですが、そのアンチテーゼのようなユニットを驚きとともに応援したくなっています。
 今後、ノクチルがファンに目線が向き始めたり、アイドルとして成功したいという欲求が出てきたときに、ノクチルのタイトルである、「さよなら、透明だった僕たち」が現れるのだと思います。
 その物語は次のユニットコミュなのか、さらに次なのかは分かりませんが、彼女たちの透明でロックな物語を大好きになりました。

以上、長くなりましたが初投稿はこれまでとさせていただきます。




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