【ネタバレ注意】週刊少年サンデー 2023年1号 名探偵コナン FILE1103「白黒(モノクロ)の序盤(オープニング)」【本誌感想】
本誌感想回なので、コミックス派の人はご注意!
久しぶりの本誌な気がする~~~! そして青山先生が言っていた、若い頃が見られる「あの3人」はやっぱり黒田・若狭・脇田だったね~。
登場キャラはコナン・蘭・小五郎・歩美・元太・光彦・小林先生・灰原・白鳥・黒田・羽田浩司・アマンダ・若狭・脇田。
▼ゲストキャラクターについて
今回の容疑者の名前の由来は「チェス」っぽいね。
■城井来海(しろい くるみ)(31)……大会参加者。 → 「城」「ルーク」
■大河原欽治(おおがわら きんじ)(37)……大会参加者。 → 「王」「キング」
■岸谷直人(きしたに なおと)(32)……大会参加者。 → 「騎士」「ナイト」
■木崎邦和(きさき くにかず)(34)……大会参加者。 → 「妃」「ポーン」
■佐宗涼一郎(さそう りょういちろう) → 「僧侶」
なんか、みんなモブ顔……w どこかで1回出たような見た目してるなw
▼本編考察:事件編
全7回にわたる大シリーズと聞いてたから構えてたけど、事件自体はかなり通常運転っぽいね。3回でチェス大会事件を解決して、残り4回で羽田浩司事件を回収するのかな?
事件の犯人は、今のところ大河原が濃厚かな。「怪我を負うだけで死なないキャラは大体犯人だ」という系譜が、籏本一郎の時から続いているのだ。
トリックは全然判らないけど、グラスに注いだのがアイスティーではなくて別の何か……とか。矢がバッグの「金具のところ」に刺さってるのも気になるし、ポケットの万年筆も意味ありげ。手に傷を負ったシーンの左手がどうも不自然だから、万年筆が何か鍵なんだろ~けど、全ッ然わからん!
あと、木崎のシーンにしろ控え室のテーブルにしろ、ドリンクの缶が強調されてるのも何かありそう!
アメージンググレイスといえば「戦慄の楽譜」だけど、曲が流れて関係者が反応するシーンは、「ピアノソナタ『月光』殺人事件」を思い出しちゃうな~~~。(何回引き合いに出すねん)
あと、ミステリ好きとしては「チェス」「矢」というキーワードには反応しちゃうな~。S.S.ヴァン・ダインの『僧正殺人事件』。好きなミステリを挙げるとしたら、上位3位には食い込む作品。
青山先生も「名探偵図鑑」で「私のオススメ」に挙げていたので、インスピレーションを得ている部分はありそう。
▼本編考察:本筋編
わ~っ、この繋がる表紙、ドキドキしちゃうな! 脇田怖すぎるよ~。
表紙の「動く。"黒"がね…」は、ページを開くと判明する「黒鉄の魚影」のタイトルのための、シャレの効いたギミックで感心した。
正直、羽田事件は複雑で考察が追っつかないけど……。
今回で「若狭=浅香」はほぼ確定? 「黒田兵衛=赤井務武」説が有力視されてたけど、その可能性はかなりゼロに近くなったと考えていいのかな。(若い頃の黒田管理官、イケメンw)
ってか、え~~~! 控え室で探偵団相手に何を話してるんですか管理官! めっちゃ和やかじゃないですか! 「演出家殺人事件」の時に続いて、黒田管理官がどんどん好きになっていく。
灰原センサーも反応しないし、この人絶対いい人だ~っ!
(黒田管理官、「紅茶派」+「チェスが得意」で、『相棒』の右京さんのエッセンスを感じる)
▼追想、塩沢兼人氏
今回、白鳥警部がコミカルに描かれてるのがかなり意外だった。
そのコミカルさが、「時計じかけの摩天楼」で初登場した頃の「初期白鳥」を思い出させて、なんかじんわり来たというか……。
「時計じかけの摩天楼」だと、白鳥警部って「容疑者の1人」として登場してるんだよね。だからミステリアスな雰囲気満載だった。
「世紀末の魔術師」でも、コナンの正体を怪しむ(実際はキッドだったけど)描写があるから、そのミステリアスさは健在。
ただ注目すべきは、「14番目の標的」で沢木に人質に取られた蘭を助けるため、拳銃を構えた時のあのへっぴり腰さ!
この「初期白鳥」の「ミステリアス」と「コミカル」の振れ幅に貢献してたのが、故・塩沢兼人氏。セクシーなお声の持ち主ながら、『クレヨンしんちゃん』のぶりぶりざえもんみたいなギャグまで演じられる、本当に素晴らしい声優さんでした。
(個人的には、『モンスターファーム』のガリが好きだった!)
もちろん井上和彦さんに代わられてからの白鳥警部も好きだけど、井上和彦さんの白鳥は「ニヒルさ」と「タフガイ」な(?)イメージがついて、作画もガッシリした感じに。
だから、今回コミカルな白鳥警部を見て、つい塩沢さんのことを思い出してしまった……。
▼2023年映画情報!
もうこんな時期か……!
ついこの前、「ハロウィンの花嫁」の特報が流れたような気がするよ。時間が経つのは恐ろしい……。
タイトルは「黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」でしたね! 僕の予想は「監獄」と書いて「サブマリン」だったから惜しい! 「魚影」とロゴと特報のタイトルバックの効果音からして、ソナーが鍵っぽい? 海に落ちた灰原をソナーで見つける、とかだったら「絶海の探偵」と被るな~。
そして監督と脚本は「ゼロの執行人」タッグ、立川譲さん・櫻井武晴さん! 公式HPのあらすじ見ただけでもう「良い櫻井武晴」だとわかる……!
あらすじにある「女性エンジニア」が、芸能人声優枠のキャラっぽい気がする!w
音楽の菅野祐悟さんの続投、嬉しいな……! 映像見ただけでめちゃくちゃ鳥肌立った。
ティザービジュアルと特報映像にRUMの素顔が堂々と出てるけど、これはいいのかな? アニメ派の人からすると……。
▼まとめ
小林先生の、チェスに対する無知さが描かれてたけど、「チェス」が出てこずに「外国の将棋みたいな」と言っちゃう小五郎の方がだいぶヤバい気がする……w
あと、鴨井さんの名前出たの嬉しいな! このまま再登場してくれないかな!
次号の表紙、めちゃくちゃ楽しみだ~っ!