エリート矢印
今日は作業中に映画『釣りバカ日誌』を観た。
昔からある有名タイトルなので知ってはいたけど一切観た事がなかった。
いや、正直言っておじさんが釣りするとこ見てもなと思ってたんだけど結果的にめちゃくちゃ面白かった。
釣りはあくまでファクターであって、物語の中心にあるのは人間ドラマだった。
ハマちゃんとスーさんの関係性がいいんだ。
ハマちゃんは出世欲の無い楽天家のサラリーマンで、スーさんはハマちゃんが勤める会社の社長。
2人はお互いを自社の人間と気づかずに、ある日会社の近くの食堂で出会う。
スーさんの事を定年退職して落ちぶれてる老人と勘違いしたハマちゃんは持ち前のノリの良さから自分の大好きな釣りに誘って元気づけようとする。
2人はお互いを社長と社員の関係と気づかずに釣りを通して交流を深めていくが…。
という作品。
社長のスーさんが徐々にぼんくらのハマちゃんに惹かれていく図式が最高だった。
エリートから落ちこぼれにデカい矢印が向かってる男の友情が好き。
ベジータと悟空というか、キルアとゴンというか、風間くんとしんのすけみたいなアレを感じる。
大まかに分けるとこの辺のジャンル。
最近は作業中はとんと映画を観なくなってたんだけど、配信しまくったせいかアウトプットが増えたのでインプットを求めるようになった。
まぁ映画観ると作業に集中できないってのもあるけど、80年代の映画なら観やすくて和洋問わず作業中でも気にならないことに気づいた。
ジャンルにもよるけど。
その時代に生まれたから水が合うんだろうな。
作品の温度感の。
実家のような安心感。
「え〜、釣りバカ日誌?釣りにも西田敏行にも三國連太郎にも興味ないしな…」という人。
僕もそんな感じだった。
でもおもろかった。
観てみてちょ。