HARVESTELLA体験版をプレイしてみたはなし
『心が折れたので別ゲーします!』
モンハンの勲章集めが思うようにいかず、心が折れたので諦めた。
またアプデ入ったら頑張ろうと思う。
さて、今日は『HARVESTELLA(ハーヴェステラ) 体験版』を遊んだ話をしようと思う。
『期待の新作・スクエスが目指す牧場物語!?』
「スクウェア・エニックスがおくる生活シミュレーションRPG」と銘打たれたこの作品は、いわゆる某メーカーから出ている「牧場物語」や「ルーンファクトリーシリーズ」と似たようなシュミレーションRPGだと思っていた。
しかし、徐々に発表される情報やPVから滲み出る圧倒的な世界観に惹かれ、気が付いたら体験版をダウンロードしていたのだ。(スクウェア・エニックス恐るべし…)
体験版ということで1~2時間もやれば終わるだろうと思っていたが、意外と長く遊べたので第2章(体験版最後)までしか終わっていない。
いわゆる途中経過の感想だ。では、早速遊んで見た感想を語っていこう。
『プレイ開始から一気に圧倒してくる世界観』
ダウンロードを終え、ゲームプレイしてすぐ、美麗な世界表現に魅入られた。
「死季」と呼ばれる世界の終わりを冒頭で見せられ、その美しくも切ない世界を見せられたら誰でもテンションが上がるだろう。
「死季」が迫った世界が終わりを迎え、ムービーや序盤の会話が終わると、人物の紹介やチュートリアルをはさみながらメインストーリー進行に移る。
始めこそ、戦闘のやり方、農業のやり方様々なチュートリアルが用意されているのだが、その部分さえ終わればどちらを進めるも自由。
好きにプレイすることが出来るのだ。
『農業パート』
農業パートの部分では、最初から最低限の農具が用意されており、説明通りに従っていけばいいだけなので簡単だ。
こういったゲームをやったことがない人にでも非常にわかりやすい設計になっている。
実際、農業パートで操作に迷ったことは一度もなかった。
『戦闘パート』
戦闘パートの部分はフィールドに入った瞬間、いきなり戦闘が始まるので、初めは少しびっくりした。
ただ、基本的にYボタンで攻撃を振るだけの単調な戦闘なので、こちらも非常に簡単。
Yボタンだけの戦闘だとちょっと物足りないかなと思っていたが、物語を進めていくとスキルを取得したり、ジョブを取得し、使えるスキルが変化したりと、戦闘のパターンは徐々に増えていく。
また、それなりに火力が高いモンスターが出てきて何度か死にそうになったりしたので、戦闘難易度も難しすぎず、簡単すぎず。
バランスは割としっかり考えられているようだ。
ちなみに、キャラクターのレベルアップは一日が終わり、就寝した後に行われる。
モンスターを倒してその場でレベルアップではないので、ある意味レベルアップを駆使しながら、一気に進めるゴリ押しプレイのようなことは出来ない。
あくまで農業をしながら、モンスターを倒してレベルアップ。
これを繰り返して、次に進む準備をしつつメインストーリーを攻略していくという過程を大事にしているようだ。
『キャラクター・グラフックなど』
また、会話中に右側に出てくるキャラクターグラフィックも非常に好みで、この世界に生きるキャラクター達の感情表現の助けをしてくれている。
表情差分も何枚か用意されていて場面に応じてしっかり表情が変わる。
Switchなので3Dグラフィックの方は多少粗い印象も受けるが、自分はあまり気にならなかった。
『気になった点』
体験版をやっていくうちにいくつか気になる点もあった。
一つは先程話した会話パート……
「今の時代にフルボイスではない」
という点。
スクウェア・エニックスのゲームはボイスが付いてないことが多かったりするが、せめてメインストーリー中くらいはキャラクターが喋ってくれても良いのではないだろうか。
作品の雰囲気を壊さないようにあえてCVを実装していないのかもしれないが、声があるのとないのでは、受ける印象が全く違うので、若干勿体ないと感じてしまった。
また、ゲーム全体に言えることなのだが全体的に時間管理が非常にシビア。
一日にできることがかなり限られており採取とストーリーを同時並行で進めようとすると、かなり余裕がない。
またワールドマップの移動にめちゃくちゃ時間を取られるので、早く移動しなきゃ早く移動しなきゃと急かされる感じは否めない。
他にもモンスターに囲まれて戦闘しているのにもう寝ようと言われたり、家の中の照明がバグって光源すごいことになったりいくつか作りが甘い部分がいくつか見られた。
それと「ルーファクトリーシリーズ」の経験者やアクション要素を重視する人だとどうしても戦闘がチープに感じる人はいるかもしれない。
様々な問題点もある今作だが、一つのゲームとしてみると体験版の時点でそれなりに面白かった。
個人的には購入しようと考えているが、かなり人を選ぶだろう。
今後かなり賛否が別れそうな作品であるので、是非購入するか迷っている人は、自分自信で体験版をプレイして感触を確かめてみて欲しい。
他のゲームにはない世界観やキャラクターの魅力は十分に体験版でも堪能できるはずだ。
※2024年5月13日
誤字脱字の修正 加筆修正・タイトル画像追加