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ブルアカ エデン条約編を読み終えた感想のはなし

さて、今日は『ブルーアーカイブ エデン編を読み終えた感想』を話していこうと思う。 


『はじめに』

現在ブルーアーカイブは3.5周年
先日の周年限定生徒の追加や無料ガチャで大いに盛り上がっている。

自分もアニメから始めた新任先生として、先輩方に追いつくため日々ブルアカを必死にプレイする日々だ。

そんな、ブルーアーカイブにおける最高峰のシナリオと評されたエデン条約編を先日読み終わったので、今回はその感想を記事として書いていこうと思う。

書く前から思った以上に大ボリュームになりそうだけど、大丈夫かな?と不安だったが、予想通り大ボリュームに。
ただ、それが自分の思った感想の全部なので、ある程度許容して読んでください。

※以下、ネタバレ含む。まだ読んでない方は読んでから推奨!



『補習授業部とエデン条約』

物語のキーパーソンとなる補習授業部。

一見エデン条約とは何の関係もないような彼女たち。
問題児ばかりかと思いきや、実際はすごーくいい子達で。

様々な事件に巻き込まれながらも仲間を信じ、自分を信じて行動する彼女たちの逞しい姿には胸を打たれた。

パヴァーヌ編でもそうだったが、エデン条約編でも友情・努力・勝利の三原則で物語がきっちりと描かれている。

それぞれの立場は違えど、同じ時間を共有し、目標に向かって努力し、苦難と困難を乗り越えた補習授業部。

そんな補習授業部だからこそ、同じ補習授業部の仲間であるアズサを救うために奮闘し、エデン条約後半での行動に繋がっていく。

この流れの面白さは本当に良かった。


『ミカという生徒』

エデン条約編におけるもう一つのキーパーソンであるミカ。

ミカのことは最初から完全に信用しきっていたので騙された。
容姿からして味方サイドだろうと思っていたし、声優さんが東山奈央さんだと聞いていたので、上手くオタク知識にミスリードされた感じだ。

セイア暗殺事件の一端を担うことになる彼女だが、彼女自身は非常に繊細で優しい生徒だと、思わせる描写がエデン条約編の中にいくつも仕込まれている。

本来、悪役で終わるはずのミカが様々な過ちを犯してなお、多くの先生(プレイヤー)達から受け入れられているのは4章の存在が大きいだろう。

エデン条約編4章における彼女の行動は、かなり不器用な彼女なりの贖罪だと思う。

ミカをただの悪役で終わらせないよう、先生(プレイヤー)達がきっちり受け入れられるよう、丁寧に、丁寧に、描いている。

キャラクターを大切にするブルーアーカイブというゲームだからこそ、その結果は、多くのプレイヤーの心に響き、今では一躍人気キャラクターに。

自分自身も物語を通してしっかり彼女の魅力に打ちのめされた先生の一人になった。

純粋すぎるが故に悪役となり、そして優しさに助けられた少女。
嫌いになれという方が難しい。


『急展開の連続』

エデン条約全体の方に話を戻そう。
エデン条約編における物語の動きは急展開の連続、まるでジェットコースターに乗っているかのような気分だった。

ナギサの真意、ミカの裏切り、アリウスとトリニティの関係。

そして、来たるエデン条約締結の日。

ミサイルが発射されてからの展開は、文章を送る手が止まらず、圧倒的な没入感に震えながら物語を読み進めていた。

巻き込まれるトリニティとゲヘナの生徒たち。

混乱の中で今までプレイヤーの分身である先生もまさかの負傷。
先生という存在は常に絶対安全圏にいるものだと勝手に思い込んでいたので、度肝を抜かれた。

止まらない出来事の連続にあの生徒はどうなった?!この生徒は大丈夫なのか?と状況を整理する暇もなく進んでいく物語。

あのゲヘナ最強とすら目されたヒナですら膝をつく状況に、この先どうなってしまうのだろうとハラハラすると同時に、ぐぐっと物語に引き込まれる緊張感は今までのストーリーにはない、面白さだった。


『仕組まれた悪意』

今回の騒動を起こしたアリウスという学校とその生徒たち。
過去の因縁を結果的にベアトリーチェ(ゲマトリア)に利用され、仕組まれた悪意の中で育てられた彼女たちは皆悲観的で、希望がない。

今まで希望に満ちた生徒たちばかり見ていたので、こういった憎悪を世界にぶつける生徒たちが出てきたのは衝撃だった。

彼女たちの行為は肯定できるものではないが、闇から救ってあげたくもなるような生徒達。
ミカと同様ただの悪役では終わらせないのがブルーアーカイブ。
4章があるかないかで、随分と印象が変わる彼女たち。

最後にはしっかりと希望を残すような結末にはなったので、また4人が揃って笑い合えるような未来を掴み取れるといいなと思う。

※今回の3.5周年のイベントで来ました(笑)


『そして、物語は予想できなかった結末へ』

エデン条約編の最大の見せ場である『青春宣言』
まさかフルボイス演出で大人気なく涙を流して感動してしまった。

日常の中で起こる些細な奇跡を信じた生徒たちの力強くも透き通った言葉。これほど素晴らしいシーンは今まで見たことがない。

”これが…ブルーアーカイブ…”と思わず口から言葉が漏れてしまったほど

ブルーアーカイブにおける”青春”というテーマに対する一つの答えであるこの名場面。このシーンを見るために生まれてきたんじゃないかと思えるほど、心から読んでよかったと思えた。


『まとめ』

ブルアカの中でも特に人気の高いシナリオということで、期待値高めだったが、しっかりと期待値を超える面白い!を提供された。

正直、読み終わった後、『青春宣言』のところだけは何度も見直した。
何度見てもいいシーンだ。

物語全体としてパーヴァヌ編と比較しても、とにかくスケール間が大きい分、物語としての綻びがいくつか見えるかなとも思っていたのだが、各キャラクターの描写、先生の立ち回り、オチの付け方、全てが素晴らしかった。

特に先生に関しては今までとまるで違ってびっくり。

エデン条約編の先生は、自分が傷ついても逃げず、生徒たちと向き合い、立派に大人としての責任を果たす。
それはただ、大人としての責任・強さではなく、ただ生徒たちのためにという信念のもとに。

その姿は凄く印象に残り、全体を通して本当にかっこよかった。

そんな刺さる人には刺さる先生像を見せられたもんだから、これからもブルーアーカイブをプレイしていく先生として身が引き締まる思いだ。

このまま『カルバノグの兎編』に行きたいところだが、冒頭でも言ったように現在は3.5周年の最中。

アリウスイベント開催中で実は、まだそちらも読み終わっていない。
彼女たちのひと夏の物語を読んでから次の物語に進みたいと思う。


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