吹きガラス
吹きガラスをお仕事にしています。
吹きガラスの現場について書いてみたいと思います。
私たちがやっているのは、宙吹き(ちゅうぶき)という吹きガラスなのですが、これは型を使わず、フリーハンドで形を作っていく技法になります。
なので、大きさなども目分量でしかわからず、なんとなく見た感じで合わせていくしかないので、いくつか同じものを作るときの宙吹きは、ずっとやっていても本当に難易度が高いです。
たとえば、今日作っていたのはお皿なのですが、
お皿は、最後遠心力で開くので、それまでの大きさや厚みなどもありますが、回す速さでも決まるので、それを一瞬で見極めないといけないところが大変難しいです。
そもそもガラスは不可逆的ですので、どの行程でも、一度形が決まってしまうとひとつ前の行程には戻れなくなるのです。
と、いうようなことを、これからつれづれなるままに書いていきたいなあと思います。