下関・門司港 「生きている街と人とのつながり」
全国渡り鳥生活倶楽部では、現在、関門(下関・門司港)エリアを1つの重点エリアとして取り組んでいます。
では、なぜ?渡り鳥生活倶楽部は、この関門エリアに重点を置いているのか、その理由はなにか?それを、今日は書いてみようと思っています。
関門とは、下関と門司港の頭文字を取った言葉、そして、海峡を挟み向かい合った港町。
行政区分としては、山口県と福岡県、下関市と北九州市と分かれているものの、この地域は明らかに一体の経済圏として昔からお互いを良いライバルとして、切磋琢磨していたことを感じさせます。
そこで、今日は渡り鳥生活倶楽部の下関との出会いから、門司港との出会い、引き寄せる力と数珠つなぎのように繋がる縁、渡り鳥が魅かれた「この街や人に感じる不思議な魔力」について、以下が、今日の目次になっています。それでは、よろしくお願いします。
1.山口県との出会い、そして、下関へ
全国渡り鳥生活倶楽部の牧野社長は、昔から山口県とのご縁が深く、渡り鳥事業創業当初より山口県の皆様とご縁親交を深くさせていただいておりました。
山口県と言えば、「元安倍総理のお膝元」、というイメージや、「松下村塾」など、非常に政治色との関係性をイメージされる方も多いのではないかと思います。事実、初代内閣総理大臣伊藤博文をはじめ、9名もの総理大臣を輩出した地域でもあり、その風土・文化は地域にも根強く残る雰囲気を持ちます。その地域の方々から渡り鳥をやるならと最初にご紹介いただいた街は「下関」だったんです。
下関と言えば「ふぐ」(山口では「ふく(福)呼びます。」というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、外海と内海の結節点、関門橋と様々なタンカーや機能船が行き来する風景・街のダイナミックさは本当に心が動いてしまします。また、下関でご紹介いただいた地域の方々も本当にオープンで魅力的な方が多く、国際交流のあった港町ならではの地域性が表れているのかなと感じました。
この辺りの「港町テーマのお話」はこの回では入りきらないため、また、別の記事でご紹介していきたいと思います。
2.下関という街の面白さ
下関と言えば、関門海峡、ふく、明治維新前後の歴史的な遺産など思い浮かぶモノ・コト がたくさんあります。
関門海峡は不思議と世界 との繋がりを感じるダイナミックな場所 です。そこに気が付くと、 幕末 に長州 藩が数々の志士 を輩出したことも納得 してしまうんです。長い時間をかけて偉人を輩出する価値観 を醸成 してきたであろう土地が持つ風格。「 暮らす」という意味 では、そういった 臨場 感や雰囲気というものも大切だと感じる街です。
でも、ただ古いだ けではと、思う方に1つご紹介したいのが、下関市役所横 に今年オープンした、カフェ「TAGLINE」です。おしゃれ。
平日のランチ時 にお 邪魔したところ、入り口の外まで列が出来るほど賑わ っており、高校生カップル、お子さん連れのママ友、ご年配の老夫婦 、とにかくみんなこのカフェに吸い込まれていました。歴史もあり、新しさもあり、歴史も大切にしながら、変化していける街。その心持ちの大きさや風格が下関で過ごしながら感じて欲しい部分だと思っています。
3.門司港との出会い、そして、「PORTO(ポルト)」へ
山口の皆様と地域の方との交流している中で、 何度か下関に入ることがありました。この際に、弊社スタッ フの友人から、下関に行くならここに行くと良いよと、門司港「PORTO(ポルト)」と呼ばれるかつての遊郭 をリノベ ーションした ゲストハウスと、そのオーナー「菊池勇太さん」を紹介されました。
私が訪問するその日、事前調査もせず駅のみで検索・移動したため、気がつけば、下関から 見える向こう岸の街にいたのでした。これが門司港との出会いです。
この紹介された「PORTO」、元 遊郭 をリ ニュ ーアルしゲストハウスに転用 、その内装は、非常に 懐かしさの中に生命力を感じ、そして、現代のゲストハウスとしてきちんと整えられた客室 になっています。是非、門司港の訪問 の際は、チェックしてみてください。
さて、駅から少し離れた「PORTO」到着 。チェ ックインするや否や、この菊池勇太さんが 待ってくれており、「お店予約してありますから、飲みにいきましょうか。」と。その後、連れて行ってくれたお店もカウンターの焼き鳥屋さん。
そこで、渡り鳥生活倶楽部のこと、彼の経歴やゲストハウス・門司港への想いをお聞きし、 命を燃やし門司港を盛り上げていくことなどをお聞きし、心から熱く、とても懐かしい感情を抱かされました。
4.門司港での取り組みの紹介
さて、ここで菊池 さんの門司港での取り組みについてご紹介したいと思います。
彼は、合同会社 ポルトの社長さん、門司港出身で生粋の門司港人。7人男兄弟の6番目、 弱肉 強食の中で育っています。もともとは、東京で働き、福岡で働き、 阿蘇で会社を起こしていたところ、地元門司の地域の方から遊郭建物の活用方法について相談を受け たことが始まりで、PORTO(ポルト)と言うゲストハウスを経営されています。
なんと起業時は、 登記費用 以外は、所持金6,102円で、 金融機関にお金を借りに行き「お金を借りられますか?」と、始めたそうです。このゲストハウス事業以外に飲食店 (カフェ& バー、アイスクリーム屋 、キッチンカーでレモネード屋さん)のやられているという起業家。
地域の学生さんを雇用し、学生さんにも様々なチャンスを与え、門司港を盛り上げようと頑張っています。「門司港から、新しい文化や社会の仕組みを 産みたい。元は鉄鋼業で日本の経済発展を支えた街、ものを支えて豊かになった街から次は、心の豊かさが生まれる街にしたい。」と。
その思いが積み重なり、このコロナ禍の中、門司港を舞台に映画 まで作ってしまう男。このあたりのトーク 詳細は、こちら。
映画 については、こちら「門司港ららばい」を要チェックです。
5.関門の魅力と渡り鳥生活倶楽部
ここまで読んでいただいてお分かりの通り、下関、門司港に行くとその街が持つ「世界とつながるダイナミックな臨場 感と街に残る経済成長の歴史や香り、その中で絶やすことなく育まれている人の温かさや寛大さや野心」が感じられます。
それは、 我々の全国渡り鳥生活倶楽部が、wataridoriサービス で掲げ ているメッセージ、「 知らない地域で、知らない 自分を、 知る生活」には絶好の素晴 らしい環境が揃っている。と、そう感じているのです。
誰しもが、新しい土地を訪れるのは不安なことです。その不安の大部分は、新しい人との出会いです。相手がどんな人なのか、 私は相手からどんな風に見られるのだろうか、うまくやっていけるだろうか、などと出会う前から不安を抱き、 尻込みしてしまうのは誰もが一 緒です。
しかし、この関門エリアは、古来、常に国内、国外関係なく人や物が出入りし、時代と 共に産業やその機能が変化することを当然として許容 し、さらに、新しく変化することを厭わない。だからこそ、このエリアの方々は、誰しもが(どこから?とか関係なく)、「その人」として見てくれ、温かく・ 厳しく見守 ってくれるのだと思います。
渡り鳥をする上で、その不安を街として許容 してくれる関門エリア、それ自身 が最大・最高の魅力なんです。渡り鳥生活倶楽部へのご加入・ 検討 の皆様には、まずは、体験キャ ンペーンで、是非、この街を訪れてみてほしいと心から思っています。
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