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わたしの島暮らし
竹富島暮らしが始まって、約半年の月日が経った。
竹富島を言い表す言葉はたくさん浮かぶようになった。
神様とのつながりが深い島。
サンゴ礁が隆起してできた島。
水がなく厳しい環境ながらも誇り高き島。
観光業で成り立っている島。
一昔前の循環の中紡がれていた美しい暮らし。
そんな竹富島の魅力とか特性を伝えたくて、
でも自分の言葉で言い表すことをおこがましく感じて、
下書きばかり溜まっていくnote。
だから今日は、
ただ私から見えている、
ただの私の日常を少し綴ってみようと思う。
自室の窓を開ければ目の前に広がるのは牧草地とヤシの木。
聞こえるのは蝉の声とカラスの声、それから葉が風で揺れる音。
昨日の仕事終わり。
帰宅すると、竹富寮の共有キッチンには島のおじいと、同じ寮に住む同期とがいた。
豆腐づくりを教わっていたらしい。
大豆と、海水だけでつくられたゆし豆腐。
そのまま食べるだけで驚くほどおいしかった。
その豆腐を使って、豆腐ドーナツもつくった。
おからサラダもつくった。
そこに先輩2人も帰宅し、同じテーブルを囲みながら島のおいしさをシェアする時間。
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今日のこと。
休日なので部屋でゆっくりしていたら、おじいから電話で呼び出された。
向かいのお家に住むおじいから、畑に生えてるアセロラを摘んでもっていっていいと言ってもらった。
冷蔵庫で冷やして、みんなで食べよう。
あとは、昨日の余ったおからでケーキも焼いてみた。
今日の夜は、毎週木曜開催の農村集落研究会(仮)。
島の人と島在住スタッフとでご飯を持ち寄って、竹富島を深める会。
今日は、以前島のおばあと星のやのスタッフ数名で穫ってきたアーサーと、島のおじい特製の味噌で味噌汁でもつくって持って行こうかな。
ちなみに今日のトークテーマはサンゴ礁の保全らしい。
こうやって書き出すと改めてもらってばかりで恐縮だけど、
島で生きる豊かさって、多分こういうこと。
わかちあう暮らし。
つながりに生かされる暮らし。
こういった島の育てて分かち合う文化に、星のやとしても何か貢献していけますように。