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「ヒトリワタリ」と「さんかくワタリ」をヒュージョンさせると世界が少し良くなる気がした話

1/27(月)。
ヒトリワタリとさんかくワタリを開催。
ひとりで即興劇と、ほぼ初対面の人と1対1の即興劇の二本立てライブ。
インプロライブ自体は3時間を超えるものも経験したことはあるけど、ひとりメインのライブで合計2時間のライブはまだ未知なる世界だった。
ヒトリワタリ50分(3シーン)。そこから1時間強さんかくワタリ(合計9人7シーン)。
合わせて10個の物語が生まれた。
ありがたくもまた成長させていただいた。(※終わったあとのワタリは風に舞うビニール袋みたいになってた)

最初からここまでやるということは決まっていなかった。
なぜならさんかくワタリのエントリーが当初は2人。それも主催者。
毎年ヒトリワタリを開催して「観たい」と思ってくれている人たちはいる。
でも「ライブやりたい!」はまだ時間がかかるみたい。(※そらそうだ)

じゃあヒトリワタリ終わってみて、その場にいるお客さんに聞いてみて、いたらやろうか。

それくらいの温度感で構えていた。
しかし、そんな思惑どおりにはいかない。
ヒトリワタリ終わったあとのワタリの熱を、ワタリは見誤っていた。

「やりたい人〜!」

と聞いても反応がない。でもなんかもじもじしてる感じがする。

「じゃあ全員でるってことでいいですね〜」

と、あえて突っ込んでみる。ざわめく音が聞こえてくる。でもまだわからない。

「じゃあ順番も決めますね〜◯◯さーん」

ともう名前を言い始めてみる。
そしたら

「はーい」

ときた。え!はーいって言うんだ!

ここでもじもじしていたら、「じゃあ今日はこのあと打ち上げになります〜」

と言って終わるつもりだった。

でも「はーい」が聞こえた。

じゃあ次は〜と指名していく。

そうすると皆、腹を決めた顔になり「よし!」となっていく。

最後は高校生まで参加することに。観ることも決めてなかったのに、なんと出演までするなんて夢にも思っていなかったに違いない。

高校生は3人でまとめて参加に決定。

と、そんな流れで9名の参加者が決まってしまった。

ワタリがワタリにゾッとする。
ヒトリワタリ終わったあとだぞ、と。
しかし、その時のワタリは億超え社長くらい腹も肝も座っているので即断即決で決めていく。

「じゃあ5分後に始めますよ!皆さんはやりたいことや悩みがあったら教えてくださいね」

そんな感じではじまったさんかくワタリ。まぁ、これもとっても楽しかった。

順番ずつステージにあがっていき、設定を決めて即興がスタート。
お芝居の経験もなにもない人達が多数。

でもなぜか、そのシチュエーションにはいって動いていき、その場でおきていることのように言葉を発する。

感情を出して、関わっていく。

印象的だったのはインプロを全くやったことがない人がステージにあがって一緒に即興をやって
終わった直後に

「うわ〜!楽しかった〜!」

と心からの言葉が口をついて出た瞬間だった。
本当にやってみないとその価値はわからない。
すごく不思議な体験なんだと思う。

こういう役をやってくれってことじゃなく、限りなく自分で、自分の感覚でやっているんだけどフィクション。
自分のような、自分じゃないような感覚。パラレルワールド体験。
それはもしかしたら何かの選択によってはリアルでも起きたことかもしれない。
またはちょっと未来や、ちょっと前の過去を疑似体験している。
そんな不思議な冒険みたいなことを大人も子どももわー!って言いながらステージで遊んでる。
これを平和と言わず何を平和と?というくらいものすごいハッピーな時間。

そんなありもしないけど、ありえそうな体験をしたら、自分の人生を観る視点も増えていきそうだ。

日常も即興劇、そのとき、その瞬間の決断で人生は決まっていく。
それを即興劇のように愛と勇気とユーモアをもって遊べたら、
少し自分の行動をいつもより大胆に、または優しくなれるんじゃないだろうか。
今日は少し奮発してコンビニでビールを買おう。1缶多めに、とか。そんなレベルから。

「ヒトリワタリ」からの「さんかくワタリ」。

そのポテンシャルをとても感じた企画だった。
えりさ。かずみちゃん。
本当にありがとう。

今回の「さんかくワタリ」の動画などはまたYouTubeなどでもアップする予定です。
チャンネル登録まだの方はぜひ〜!


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渡猛(TAKESHI WATARI)
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