年に数度おとづれる厄日〜後編〜
前回の続きでございます!
手続きミスで喫煙ルームを手配されていたワタリ。とにかくすぐに今日の宿を決めないといけない状況。
でももうすでに皆はチェックインして最後のMTGを始めようとしているわけで。
これはスピード勝負!
急いでスマホから近くのホテルを検索。
しかし土日の大須。どこも「該当なし」とでる。
コロナよいずこ?
とにかく必死に探す。
するととあるサイトで1つ空きが!
「残り1席です!」というメッセージ。
はいはいこんなん煽りでしょう?本当はたくさんあるんでしょうが〜って思いつつも、いまは予断を許さない状況、そしてスピード勝負!
予約しよう!と進める。そしたら
「該当ホテルはなくなりました」みたいなメッセージがでる。
その瞬間
「秒で?秒でホテルの予約が埋まっていく」という思い込みがはじまったのです。
慌ててまた検索。また1つあった。1室だけ空きだ!あぶねぇ!(※もう信じてる)
いい感じのホテルだ!料金もここで取っているものとあまり変わらない。
あと1室!!急げ!
進めるとクレジットカードを情報を入力するページになった。
今までもホテルを予約するときに「予約のためにクレジットカード情報を入力する」というのがあったからそのつもりで入力。
迷っていたらまた取られちゃう!GO!
決済完了。え?!
ぽーん。
メールが届く。
決済完了のお知らせメールがきた。
背中の真ん中くらいがヒヤリとした。
アカンアカンアカン!と叫ぶ。
なぜかというと、今回のツアーはクレジットカードでの決済は経費扱いにならないのです。
なのに、クレジットカード使ったワタリ。
つまり
完全に自腹でホテル予約した状況になっとるねん。なっとるねん!
こりゃあかん。
急いで予約したホテルに電話。
女性スタッフが対応してくれた。事情を説明する。
「通常であれば返金不可なのですが、今回は大丈夫にいたします。また現金でも対応いたしますので、また機会がありましたらぜひによろしくお願いいたします」
なんというホスピタリティ!
ありがとうございます!と礼を伝える。
しかも
「どちらのサイトから予約されましたか?」
と聞かれ答えると
「ではそちらにもキャンセルの旨伝えておきますね」
最高の優良店やないか。
いったん電話を切り、いったんロクディムにことの経緯を話す。
で、現金で対応できるのであればそのホテルで取ったらいいねとなった。
またさきほどのホテルに電話。
今度は男性スタッフが対応。
事情をはなし、やはり今日そちらに宿泊したいという話をする。
その途中でスマホから聞き慣れない音。
自分のスマホをみるとキャッチがはいっている。あれ?って思っていたら電話越しからさっき対応してくれた女性の声がきこえる。どうやら勝手にキャッチをとったようだ。
「サイトのほうにキャンセルの電話をしたんですが、ご本人さまからも一報いただきたいようで、お電話していただいていいですか?」とのことだった。
わかりました!と言ったらまたキャッチ。
今度はさっきの男性スタッフ。
もう同じホテルのスタッフさんと電話越しに交互にやるのがおかしい。
ひとまず今日そこに泊まりたいと言う話をして予約完了。
そして今度は旅行サイトのサポートセンターを探して電話。
もうこの段階でだいぶん時間が過ぎていく。イライラがこみ上げる。
しかし、このあとから始まる地獄をワタリはまだ知らない。
ここでさらなる事件。
この旅行サイトのサポートセンターの方とワタリの相性が最悪。
いやこれは相性なのか?
電話の向こうカタコトの日本語がきこえる。
事情を話す。
ワタリ「ということで、ホテルの人にも了承を得ております。なのでキャンセルをお願いします」
スタッフ「ハイ。それではテイケイしていカイシャに電話しまして、返金OKだたバアイ、コチラのポイントで返金しますがヨロシカタデショウカ?」
一瞬「はい」って言いそうになった。ストップストップ!
ワタリ「はい?え?すいません。もう一度お願いします」
スタッフ「デスカラ。テイケイしているカイシャがあるんですが、そちらに電話してOKであったばあい、ポイントでの返金となりますがヨロシカタデショウカ?」
ワタリ「えっいや、最後がよくわからないです。ポイント?」
スタッフ「ハイ。ポイント」
ワタリ「・・・え?ポイントっていうのは、そちらのサイトで使えるやつってことですか?」
スタッフ「ソウイウコトデスネー」
ワタリ「ええーっと。すいません。それだと困るんですが」
スタッフ「こちらは返金不可のやつです。なので、提携しているカイシャに話ししてOKだったらポイントでの返金とナリマス」
ワタリ「えっと、、、まず提携している会社に電話して、ダメだった場合はキャンセルできないってことですか?」
スタッフ「ソウナリマスネー」
ワタリ「で、キャンセルOKだったとしても現金でなくそちらのポイントになるってことですか?」
スタッフ「ソウナリマスネー」
ワタリ「じゃあ選択肢としてもう普通にクレジットカードのキャンセルっていうのはできないってことですか?」
スタッフ「ソウナリマスネー」
おい。お前その言い方やめれ!
この「ソウナリマスネー」の言い方がワタリの堪忍袋の緒をギリギリと切っていくのでした。
いやいやいや~とごてると
「ではオキャクサマのほうでその提携会社に電話してください。マイページからイケマスノデ」
と言われてしまう。
でもワタリはとにかくこの人とやりあっていたらダメだってなっていたので
「わかりました~」と電話をきる。
ワタリが話をしたいのはロクディムたちとなんだよ!
またスマホでそのサイトのマイページなるところを探す。
しかし、そのサイトに登録した覚えもないから、ログインしようにも会員登録してないしってなってる。
いろいろ調べる。ない。ない。ない。
時間もない。ない。ない。
タイムオーバー。MTG時間終了。パーン!
小屋入り~!(どんだけ~の言い方で)
追い詰められた「から」起きた状態
精神がすり減り追い詰められている。
少しでも気を抜くと暗黒サイドに連れていかれてしまう。
こんなことですり減るなんて・・・。しかしなぜか気持ちの切り替えがうまくできない。なぜだ?やはりあの喫煙ルームで何かもらったのか?
なんて考える。
とにかく集中だ。余計なことは考えるな考えるな考えるな。
仕込みにとにかく集中。とにかく今!今!今!
目の前のことのみに取り組む。
撮影機材を仕込む。
リハーサルを舞台監督的にすすめる。
今今今!
結果、タイム・テーブルぴったりにことが進む。
そして
ライブも充実。
とにかく今にい続けたおかげか、雑念が消えていた。
ライブか終わって気を抜くと、一気に暗黒サイドがやってきたが、ホテルの近くにあった天一で除霊した。
ホテルにもどり、少し落ち着き始めると電話がかかってきた。
PASMOが駅で見つかったという知らせだった。
翌日。
あきらめモードでまた旅行サイトに電話。
またあの「ソウデスネー」みたいな接客をされたらもう諦めよう、もう今日のMuGicafeのライブにはもちこさない。
そんな想いで電話をしたら、今度はとんでもなくスマートな接客。
「データを調べたら『キャンセル申請中』とあるので結果はメールで差し上げます」
となった。
そしてMuGicafeライブが終わって、撤収作業も終わったとき、メールがきた。
うっだらだりなだだだだえぁだだだらららちららぁ!!!!!!
しかしツアーが終わった瞬間に全部に決着がつくなんて。
本当にこのツアーのために神が与えた試練なのかもしれません。
だとすると・・負け越しです。
まだまだ修行が足りませぬ。
だって、そもそもパニクってクレジット切ったおめぇが悪いんだし!
そしてどんどんダークサイドに落ちていくあの感覚。
これはより強くしなやかに遊べるようになれよっていうメッセージだったのかもしれません。
そんな神からのプレゼントか~。やりよるなぁ。。
オラ・・もっと強くなりてぇぞ。
JAM TARI LABの活動を応援したい!という気持ちになったあなた! ぜひサポートをお願いします。こちらで集まった支援金も全額JAM TARI LABの活動費にまわします。