花道家、PRADA MODEへ行く。
旧知のお招きで5/12、13の2日間、東京都庭園美術館で開催されたPRADA MODEに行きました。ファッションを扱う編集者時代の名残で送られてきたであろう招待メールながら、この時期の庭園美術館を愉しむよい機会。トークセッションやワークショップなどのプログラムも興味深く12日に行ってきました。
とはいえ、ファッションや建築、公共事業の持続可能性の模索、そのいずれにもコメントできる立場にありませんので、ひとまずリンクを以下にぺたり。
"東京都生活文化スポーツ局文化振興部長の蜂谷典子は、「東京都はこれまで美術館・博物館などの公的施設を一般貸し出しする事業はやっていたが、閉館後など限定されていた。PRADA MODE TOKYOを実証実験とし、その結果をもって今後のユニークベニューの貸し出しにも生かしたい」と、この取り組みに強い意気込みを見せている。"
"「例えば、企画展を開催していない時は、鑑賞者は敷地内で観るものがなく、そのまま帰宅する人も多くいました。庭園美術館は重要文化財なのに、それはとてももったいないことだな、と。そこで、もう少し敷地内全体を『美術館』として機能させ、新しいタイプの美術スペースを目指すことはできないか、と今年度から本格的に動き始めるところでした」(妹島)。"
なるほど。そして以下は私がぼっちタイムに回遊して感じた庭園の心地よさと、土地のエネルギーが具現化した存在としての植物の力強さです。ご覧ください。
以下は、うっかりササゲ的な何かか気根かな? と認識しちゃいつつ、寄って見みればその実、枯れ松葉が枝に引っかかっているものと知れる奇異な姿。巨木、老木も多く、養生や調査中と管理もしっかり行き届いた庭園にあって、こうした自然の成り行きを残した姿にグッときます。
こんな具合でひとり植物に夢中になっているなか、日頃いけ込みに伺うサロンの方が仕事の空き時間で、と声をかけてくださりしばしぼっち解消。園内の賑わいを改めて感じつつ、お裾分けいただいたピッツァを頬張りました。
庭園は日々、その姿を変えています。
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