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もしかしたら天職かもしれないーー文字起こしの仕事

私はこの4年、ずっとライティングの仕事に専念してきました。当然これからもライター1本でやっていくのだと思っていたのですが、実は2~3カ月前から、ライターの仕事と平行して別の仕事を受注するようになりました。

それは、文字起こしです。音声データの内容を、一字一句文字に起こす仕事です。

これまで、ライターの仕事でも文字起こしをすることは度々ありました。大抵は文字起こしから記事化するまでを請け負うのですが、そのような案件ばかりが続いた時期もあり、文字起こしには割と慣れていました。

ただ、ライターとしてもっと成長したいと思っていた私には、文字起こしはあくまでライティングに付随してくる作業という認識しかなかったんですよね。

でも、文字起こし自体は私にとって非常に楽しい作業でした。何度も音声を聞き直しながら、ひたすら文字を入力していくーー本当に地味な仕事です。でも、私にはこのように黙々と作業を行うことが性に合っているようで、まったく苦に感じないのです。

今年に入って、恥ずかしながら五十肩とテニス肘を発症してしまい、それがきっかけでライターの仕事をしばらくお休みすることになってしまいました。

ポッカリ空いた時間、ふとツイッターで文字起こしの仕事をしている方のつぶやきを目にしました。その方は、文字起こしの仕事だけで十分暮らしていけるほどの収入を得ているとのこと。

これだけ音声入力が発達した現在でも文字起こし専業の人がいて、十分な収入があるということを知り、驚きました。そして、文字起こしの仕事に生きがいを感じているというその人の言葉に影響され、私ももっと本格的に文字起こしの仕事をしたいと思うようになったんです。

そこで、すぐに文字起こしのテキストを購入! 思い立ったら即行動が私のモットーです。

そのときはまだ腕が痛くてパソコン入力はできなかったのですが、テキストを読み込み、文字起こしの仕事をしている人のブログをチェックして、あちこちから情報収集をしました。

腕が回復してくるとともに、文字起こしの練習を始め、文字起こし会社のトライアルを受けました。結果は、無事採用! そこから文字起こし業が本格的にスタートしました。

今は文字起こし会社2社と契約をしているのですが、クラウドソーシングでも積極的に仕事探しをしています。現在、ライターの仕事は契約しているクライアント様からの受注に絞っており、新規のご依頼は受けていません。今は文字起こしが楽しくて、文字起こしの仕事をたくさんしたいのです。

文字起こしをしていると時間のたつのを忘れます。音声を通して、知らない世界を垣間見れたり、有名人のインタビューを聞けたりするのも楽しいです。仕事なのに、こんなに楽しくていいのだろうか。もしかしたら文字起こしは私の天職かもしれない……。

そんなことを思っているここ最近です。

それではまた!

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