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学内音楽プロダクション 大音ラボ のこと


大音ラボ

大阪音楽大学内に設置した音楽制作プロダクションです。私がプロデューサーを務めています。
ここで映像制作会社やTV局等から音楽制作依頼を受け、学生を作家として起用し様々な楽曲を世に送り出しています。

学生に印税を分配するシステムも構築しています。

また卒業生、在学生を教員を奏者として起用し、多くの映画、テレビドラマの楽曲のレコーディングも行っています。スタジオミュージシャンってやつですね。

worksと学生の活躍

沢山作ってきましたねえ。
大音ラボで音楽プロデュースした、huluオリジナルドラマ「速水早苗は一足遅い」では、現在作編曲家として活躍中のマキシコーマさんに作曲を担当してもらいました。

その後、マキシコーマさんはチャングンソクさんに楽曲提供した事で一躍脚光を浴びる事になります。

それからテレビアニメ「マナリアフレンズ」の楽曲制作も学生選抜チームに参加してもらって行いました。

このアニメに参加した学生はゲーム会社(カプコン、スクエアエニックス、コーエーテクモゲームス等)に進んだり、作編曲家として立派に独り立ちしていきました。

例えば馬瀬みさきさん。プリキュアの作曲で有名になり、アニメ「大雪海のカイナ」という劇場公開映画の音楽も担当しています。とっても嬉しいです。

それから狐野智之さん。
Netflixアニメ「ロマンティック・キラー」等で活躍しています。着実に作編曲家の道を歩んでいて素晴らしい。
彼は人間としてのキャラクターも、まあとてもユニークで一緒に飲んでいて楽しいです。超独特なんです。

そんなプロフェッショナル達の虎の穴、大音ラボのホームページはこちらです。
過去に楽曲制作を行なったCM worksなどもご覧いただけます。 

設立のきっかけ

大阪音楽大学からクリエイター育成を標榜するミュージッククリエーション専攻の立ち上げを相談された私は、専攻立ち上げと同時に学んだ事を即実践できる場所を用意する事が必要不可欠と考え、制作プロダクションの設立を大学に提案したのです。それが始まりです。新専攻立ち上げ構想と同時だった訳です。
我ながら先見の明を感じます。

何故、必要不可欠と考えたかその理由ですが、やっぱり教室で学んでるだけでは、音楽を作るという緊張感を維持できないんです。
それは教える立場の私もそうだし、教えられる学生自身もです。
授業になっちゃうんです。当たり前ですが。
授業じゃダメなんです。

依頼主が居て、お金が動いていて、下手をすると誰かが責任を取る事になり、
そして締切があるという、胃に負担がかかる、ストレスがある状況というのが
人を急激に成長させるには必要なんです。

学生の活躍を見ていると、この考えは間違ってないんだろうなって思います。

現在進行中案件

色々と進めているのですが、二つほど紹介します。

・ぷく女子

2023年10月8日 緑地公園野外音楽堂で開催される『PUKUFES(ぷくフェス)』のために集まったユニット「ぷく女子」の為に、クリエーションの学生からなる音楽ユニット、コットンずが楽曲制作中です。


・モクシー大阪本町 フロアライブ

9月中旬土曜日にモクシー大阪本町(とってもお洒落なホテルです)にてライブイベントを企画中です。

出演は
夕方と猫

Kalura

二組とも大好きなんです。見てくれ。聴いてくれ。
この2つのイベント詳細改めて、このnoteに書きますね。

最後に

大音ラボは設置してあっと言う間に沢山の人が訪れてくれるようになり、大きくなっていきました。大きくはなったのですが、組織内透明度は高く隅々まで目が行き届いていて、とても健全な音楽の遊び場となっています。

音楽教育の次のステップがここに見え隠れしています。
また書きます。
ここから色々な未来が始まっていくと思います。

では。またこのnoteでお目にかかりましょう。

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