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さようなら、イケてなかった我が青春〜円東寺でお焚き上げ〜

切ないイベントレポートの前に、まずはこのイベントの概要から。

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さようなら、イケてなかった我が青春〜円東寺でお焚き上げ〜


【イベント概要】
輝かしくもなければ、甘酸っぱくもないあなたの青春時代の苦々しいエピソードを成仏させませんか?
流山市にある円東寺さん協力のもと、あなたの苦々しい思い出をお焚き上げします。
学生の頃に爽やかな恋愛をしたり、部活に燃えたり、たくさんの友人と時を忘れて遊んだり…という、いわゆる「青春」を充分に謳歌できなかった人が、青春っぽいものに過剰に反応し激しく感情を揺さぶられてしまうことを「青春コンプレックス」というそうです。

■服のまま海とかではしゃいでみたかった
■みんなで花火をやり「ちょ、こっち向けんなよー」とかやってみたかった
■気軽に友人とマックやミスドでだべってみたかった
■放課後に異性と自転車で二人乗りしてみたかった
■羨ましいor異世界過ぎて青春ドラマが見れない
■カルピスのCMを見ると何故か鬱々とする
■シーブリーズを使ってみたかった

など…

我こそは青春コンプレックスをこじらせているという方、イケてない青春時代の思い出や、憧れの青春について話し合い、そのいじらしい想いを成仏させましょう。披露できないほどこじらせて自分の人生の足枷にもなっている青春の苦々しいエピソードも、紙に書き封をして円東寺の和尚にお焚き上げしてもらいましょう。
当日は、過去に友人の結婚式に一度も呼ばれたことのないイケてない界のツワモノがその場を仕切りますので、皆さん、安心してご参加下さい!

※くれぐれも、「三角関係になって2人の男(女)を傷つけてしまった」、「部活でレギュラーを争っていて自分が選ばれてしまいライバルに申し訳なかった」なんていう青春謳歌エピソードは持ち込まぬようお気をつけください。

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こんな告知文を投稿してから約3週間。

「参加者は今のところ誰もいないが、もしかしたら参加ボタンを公に押せないだけで会場は参加者で溢れているかもしれない…」

そんな思いを胸に小雨の中エネルギーに満ち溢れた瞳で流山市のシェアオフィスTristへ向かった。

扉を開けた瞬間、いたのは共同主催者である尾崎氏一人だった。
二人ともすぐに悟った。
今日の参加者は以上だと。
そしてお焚き上げすべきなのは「イケてなかった青春」ではなく「イケてなかった今日というこの日」だと。

反省会を始めようとTristの小洒落たデスクに視線を落とすと、キラリと光る何かが目に飛び込んできた。
干からびた米だ。
干からびているのに光っている。
それが青春なのかもしれない。

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誰も来なかったので書くことがないから無理やりまとめようとしてみたが無理があった。

円東寺の懐の深い和尚に心からの感謝を込めて今日という日を心の中でお焚き上げます。
※私は本気でお焚き上げしたい青春があるので後日個人的に円東寺へ伺う予定です!

今回参加したかったのにどうしても参加できなかった不特定多数の皆さん、安心してください、次回も懲りずに開催しますよ。

誰も集まっていないことを不憫に思った優しい姉が飛び入り参加し写真を撮ってくれました。
近くで撮れば賑わっているように偽装できるものをわざわざ遠巻きで撮ってくれました。
ありのままを伝えるべきだというジャーナリズム精神が急に芽生えたのかもしれません。
誠実で優しい姉です。

※わが胸に抱かれていた我が子も切なく優しい表情を浮かべていました。

#イベレポ #イベントレポート #流山市 #黒歴史 #フリーペーパー #ママの大事なノート

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