長引く咳 検査と薬について
新型コロナ感染症や風邪は治ったのに、痰を伴わない咳だけが長い間続いたり、電話の時やプレゼンの時に急に咳き込んだりすることはありませんか?
またそうした症状が、せき止めなどの薬を飲んでも効かず、2~3週間続くことはありませんか?
新型コロナ感染症や風邪の後、気管の過敏性が増して、冷たい空気を吸ったり、話したり、食事をした後や寝る前など、咳が長引く場合があります。一度咳き込むと、なかなか咳が止まらないといった症状が続く場合もあります。感染後咳嗽(かんせんごがいそう)は適切な処方薬(咳止め 吸入薬 痰きり アレルギー薬 漢方薬等)を使うことで症状が軽減したり消失します。
長引く咳には様々な原因があります。当院では、過去の病歴や現在の服薬歴、家族歴等をお聞きしその方にあった検査や処方を行なっています。
また長引く咳は咳喘息の可能性もあります。喘息というと、息を吸うとゼーゼーというような呼吸困難が、多くの場合にみられますが、咳喘息には、そのような症状はありません。原因自体は不明で、最近非常に増えている病気の一つです。診断はレントゲン写真や血液検査では、困難なことが多いのが特徴です。特有な所見がないために、治療によって診断が出来る場合が多いです。咳喘息は、約30%は喘息に移行するといわれております。
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