流れ星(スピッツ)
「アレクサ、スピッツ 流れ星 流して。」
今日は心が少し擦れていて、
感動的な話や言葉が、心に届かないような状態だったけど、そんなとき、スピッツの流れ星が聴きたくなった。
イントロのギターが流れると、僕の記憶も同時に再生される。
2016年、大学3年生の冬。
仲の良い友達がいて、恋をしていた。
大学が終わった後、一人暮らしの友達の家で鍋パーティーをして、お酒を飲んで、意味もない話をしたり、深夜に静かな町を自転車で走って全能感を味わった。後輩の子とデートにも出かけた。軽音楽部でバンド活動にも打ち込んだ。
夏の残暑が過ぎ去った、10月。夜、バンドの練習が終わって、駅のホームに立ち、帰りの電車を待っていると、イヤホンから「流れ星」のイントロが流れた。流れ星は見えないけど、夜空を見たくなって、空を見上げた。
当時、充実感の裏に、寂しさや孤独感があって、その気持ちと「流れ星」の寂しさ・切なさを表すメロディーが自分の気持ちとリンクしたんだと思う。
その当時の気持ちは、「流れ星」を聴いた今でも、しっかりと思い出すことができる。
そして、この曲を聴き終わった後、すこしだけ心が温かくなっている。
「流れ星」スピッツ